フッフッフッフッフッ…さぼすけ君、ブービー賞って知ってるかね? ニヤニヤ
何ニヤついてんだ?知らね。
ブービー賞って言うのはねぇ、大会とかでビリの人がもらえる賞なんですよ!つまりついにあらゆるジャンルで最下位を独走する俺の時代が来たってことなんだな~これが!
ビリで賞取って嬉しいか?
やかましい!もうこの際賞がもらえるんだったら何でもいい!手段は選んでられんのだよ!
ということで、今回はブービー賞についての雑学を紹介していくぞ。
世は競争社会、ちょっと目をやるとそこかしこで
四六時中何らかの大会とかイベントが開催されており、
人々はいつも優劣を競い合っていると言っても過言ではありません。
この記事を読んでいるあなたも、今までに何度かは
何らかの大会に出場したことがあるのではないでしょうか?
学校の運動会とか部活動の大会とか!
そして、そうした大会などでは、
基本的に優勝などの優秀な成績を残した者たちだけが表彰され、
他の人たちは悔し涙を流すことに…。
特に俺の場合は冒頭の小芝居でも話した通り、
あらゆるジャンルで最下位を独走中!
賞をもらうのなんて夢のまた夢なわけで、
その結果争いを嫌うアザラシになったわけですな!
そもそも争いが好きなアザラシってあんまいなさそうだけどな。
しかし、世の中にはブービー賞という、
最下位の人がもらえる賞があることを最近知りました!
ついに俺が日の目を見る時代が来た!
…と思ったのですが、実はそう上手く行かないもんなのでした…。
ブービー賞とは何なのか?
では、早速ブービー賞についてのお話をしていきましょう!
ブービー賞というのは何度も言いましたが、
何かの大会などで最下位の人がもらえる賞のこと!
基本的に優勝者などに贈られる商品というのは
豪華なものの場合が多いですが、
このブービー賞の場合はジョークが効いた
取るに足らないような商品の場合が多いんだとか。
大した物もらえないらしいけどそれでもいいか?
何でもいいから賞と賞品がほしい!
ブービー賞のブービーって何?
「ブービー賞のブービーってそもそも何やねん?」
と思う方もいると思います。
このブービーというのは、
スペイン語で「まぬけ」という意味を表す
「bobo」が変化したもので「booby」と書くそうです。
まぬけって意味らしいけどそれでも構わんのか?
その程度で動じる俺ではない。
無駄に男らしいな。
日本ではブービー賞も豪華
海外では大したものがもらえないブービー賞ですが、
日本ではけっこう弱者救済の精神が強いため、
ブービー賞の賞品でもけっこう豪華な場合が多いんだとか!
場合によっては優勝に匹敵するくらいの
豪華な景品が用意されていることもあるそうです!
うおおおおお!!!よっしゃあああああああああ!!!勝ったあああああああああ!!!!!
いや負けてるんだけどな。
わざとブービー賞を狙う人も…
日本ではブービー賞の賞品も豪華!
…となると弊害も起きます。
それは、「わざと最下位取って豪華な賞品をもらおう!」
という不届き者が現れることです。
ブービー賞目当てで手の抜き合いみたいなのが始まると、
見ている側としても直視に堪えない…という事態になり、
大会そのものが茶番になってしまうこともあります。
そのため、そうした事態を避ける意味でも、
最近はブービー賞は最下位ではなく、
下から2番目の人に贈られるようになったんだとか…。
ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
儚い夢だったな。
手を抜いて最下位を取ろうとするなんて許されるか!?こっちは全身全霊でやってナチュラルに最下位取ってんだぞ!!?
まああれだよ、下から2番目が取れるくらいの実力まで自分を鍛えればいいだけだ。何とかなりそうじゃないか?
それが出来たらそもそもブービー賞という存在に希望を見出したりしない…。
下から2番目がブービー賞というのは日本独自の文化
海外ではブービー賞というのは
変わらず取るに足らない賞品を用意しているので、
率先してブービー賞を狙おう!という方はあまりいません。
率先してブービー賞を狙おうという人への対策として
ブービー賞が下から2番目の人に贈られる…というのは、
言ってしまえば日本独自の文化と言えます。
なまじ弱者救済をしようとして、
そのせいで手抜きをしようという人が現れ、
「じゃあ下から2番目の人がブービー賞な!」
というのも何か変な話ですよね。
そもそも最下位を取ったわけじゃない人が最下位の人を差し置いてまぬけ扱いされるというのはどうなんだろうな。
変に気を使いすぎた事によって色々歪んでしまうとは…。そもそも最下位なんて賞と粗品がもらえるだけで十分救済されてるんだから変に賞品を豪華にする必要なんてないんだよな。最下位の賞品を豪華にしようという発想を捨ててほしい。そして俺に賞と粗品をくれ。
行き過ぎた気遣いで逆にトラブルが発生してしまうというのは何だか色んな分野でよくありそうだな。皆も気をつけよう!
ブービー賞以外にはどんな賞があるのか?
最下位を取った人、あるいは下から2番目を取った人がもらえるというブービー賞は、
言ってしまえばけっこう変わった賞であると言えますよね。
こうした変わった賞は他にもあるのか?
ということでちょっと調べてみました。
ゴールデンラズベリー賞
ゴールデンラズベリー賞とは、アメリカの映画界にある賞の一つです。
アメリカで映画に関する賞といえば
真っ先にに思い浮かぶのがアカデミー賞ですよね。
アカデミー賞は優れた映画などに贈られる賞ですが、
このゴールデンラズベリー賞は逆に
- つまらない作品
- くだらない作品
などに贈られる賞。
言ってしまえば映画版ブービー賞って感じです。
ただし、ただ単に評価が低い映画に贈られるというわけではなく、
強烈なカリスマ性があったり異色性が強い作品など、
一般ウケはしないんだけど「惜しいな~」という作品に贈られることもある賞です。
飛び賞
大会などでは、1~3位などの上位に入った人は
もちろん表彰もされるし、賞品をもらうことが出来ます。
また、最下位、あるいは下から2番目の人にはブービー賞があります。
では、最上位でも最下位でもない、中途半端な人たちは?
ブービー賞のように最下位をあえて狙うようなこともせず、
頑張ったのに何ももらえないというのはそれこそ可愛そうですよね。
ということで、そんな時に活躍するのが飛び賞というものです。
飛び賞というのは、例えば10位や20位などのキリの良い数字の順位の人、
4の倍数の順位の人など、大会独自で決めたルールに合った順位の人に贈られる賞です。
これなら中途半端な順位をとってしまった人も
賞を手に入れるチャンスが生まれますね!
イグノーベル賞
これはけっこう聞いたことがあるという方も多いと思います。
ノーベル賞は物理学や化学、経済などの分野で
優秀な功績を収めた人に贈られる賞です。
ではこのイグノーベル賞はというと
- 世間を笑わせた
- 世間を考えさせた
- 誰も真似できない、真似すべきではない
こうした事柄に対して贈られる賞です。
誰も真似しないようなことをするっていうのは、簡単そうに聞こえるけど案外難しそうだよね。
世の中広いから自分がやったことを真似出来る人も多分たくさんいるだろうし、誰にも真似出来ないようなこと、真似するべきではないことっていうのは自分自身が危険な目に遭う可能性もありそうだしな。
アザラシが鍋を被るというのは中々真似出来なかったりはしないかな…。
まとめ:ちゃんと本気で勝負しろよ!
最下位がもらえるブービー賞。
けど、日本では弱者への気遣いによって
結果的に弱者に優しくない結果になるという
本末転倒みたいなことになっているのが残念…。
わざと手を抜いてブービー賞を掻っ攫おうなんて許されん!
そういうやつがいるから俺みたいな真の弱者が賞をもらえなくなるわけだ!
皆も勝負事の時はちゃんと全力を出しましょうね!
下から2番目制だとブービー賞取れなさそうだしふて寝します。