最近はパン食とかも広く普及してきているけど、やはり日本人の食事と言えば米!ご飯だと思うんです。そして、そんな日本のお米の中でも代表的なのが、やはりコシヒカリとあきたこまちではないかと思います。
でも、いざ米の品種同士ってどういう違いがあるのか?って聞かれると、イマイチよく分からんよな。
ということで、今回はそんなコシヒカリとあきたこまちの違いや歴史なんかについてご紹介していきたいと思います。
コシヒカリの特徴
では、まずはコシヒカリとはどんな米なのか?
その特徴についてご紹介していきます。
コシヒカリは1956年に福井県で開発されたお米で、
漢字で書くと「越光」と書き、
これは北陸地方を意味する「越国」が由来です。
コシヒカリは昔から高い人気を誇っており、
日本一の米として王座に君臨し続けています。
その証拠に、なんと日本の米の作付け面積のうち
3分の1以上がコシヒカリなんだとか。
日本はコシヒカリに占拠されている!
美味いからいいのだ。
そんな日本一の米であるコシヒカリは、
なんとアメリカなどの海外でも栽培されているそうです。
海外にまでその版図を広げているだとぉ!?
まだに日本を代表する米だな~。
コシヒカリと言うと、
やはり新潟県の名物というイメージが強いと思いますが、
前述の通りその生まれは福井県なんだそうです。
しかし、何故新潟県の名物となったのかと言うと、
コシヒカリは倒伏や収穫時期に問題があって
福井県では上手く栽培出来なかったのが原因です。
新潟県の環境はコシヒカリに合っていたので
福井県に先んじて栽培に成功しました。
そのため新潟名物になったわけですね。
コシヒカリの味の特徴は?
そんなコシヒカリの味の特徴はというと、
旨味の強さと粘り気が売りです。
また、炊き上がった時の色つやの良さや香りも良く、
トータルバランスが非常に高いお米です。
やはりトップに立つ者と言うのは一芸に秀でてるだけではなく、総合的に高い能力が求められるということなんだろうか…。
コシヒカリの強い旨味を活かすには、
薄味なおかずよりもガッツリした濃いおかずを
用意するのが良いと言われています。
つまり肉だな!
肉を食い、米を食い、肉を食い、米を食う!肉と米だけで食事は成り立つのだあああああああ!!!
野菜も食わないと体には良くないけどな。
あきたこまちの特徴
それでは、次はあきたこまちの特徴について
ご紹介していきたいと思います。
あきたこまちは1984年に秋田県で作られたお米で、
前述のコシヒカリと奥羽292号という品種を掛け合わせて生まれた品種です。
ちなみに名前の由来は、世界三大美人にとして有名な
平安時代の歌人「小野小町」にちなんで名づけられました。
小野小町は秋田県の湯沢市小野で生まれたんだって。
秋田県と言えば、秋田美人で有名な県でもあるし、県の特徴である秋田美人と日本を代表する美人の小野小町を引っ掛けて、日本を代表する米にしたいという考えだったのかもな。
あきたこまちは作られた当初、
当時のお米界のツートップとして君臨していた
ササニシキやコシヒカリを上回る評価を得たことで有名で、
一気に秋田県内に普及していきました。
今では秋田県内でのお米の作付面積のなんと80%を占めており、
名実ともに秋田県を代表するお米となっております。
ちなみに、あきたこまちは秋田県が品種改良によって開発したお米ですが、
その大元を辿ると福井県の交配種子を用いて作られた品種だそうです。
そのため品種登録がされておらず、
知的財産としての裏付けがないので近隣の東北地方の県はもちろんのこと、
関東・中国地方・四国・九州などなど、日本全国で栽培されています。
そのため、日本のお米の作付け面積ランキングでは
毎年のようにトップ5に食い込んでいるようです。
高校野球で言うなら甲子園の常連でいつも上位の優勝候補。名門校って感じかな。
あきたこまちの味の特徴は?
そんなあきたこまちの味は
一体どんな特徴があるのでしょうか?
見ていきましょう。
あきたこまちは親であるコシヒカリと同じく
味と香りがよく、また、他のお米の品種よりも水分が多めなので、
モチモチとした食感が特徴です。
また、水分が多めですがコシはコシヒカリよりも強くないのも特徴で、
その分おにぎりに向いているんだとか。
おにぎりに向き、豊富な水分量による粘りのお陰で
時間が経過してもなおおいしく食べられるというのが強みです。
さらに、玄米や発芽玄米の状態で食べる際にも、
通常の玄米などと違ってパサパサしにくいので、
美味しくただくことが出来ます。
玄米は体にとても良いと言われているので、そんな玄米の状態でも美味しく食べられるという事は、言い換えれば健康志向な米であるとも言えるね。
あきたこまちの玄米を食って、強靭な肉体を作り上げよう。
萌え米の発祥となったあきたこまち
あきたこまちは美味しいお米として有名ですが、
有名なのは味の話だけではありません。
あきたこまちを語る上で欠かせない(?)のが、
「萌え米(もえまい)」という新ジャンルを開拓した逸話です。
ちなみに、萌え米というのは簡単に言うと米袋のパッケージに美少女キャラクターが描かれている米の事です。
萌え米のエピソードとして有名なのは、
やはり秋田県羽後町の萌え米発売についてのお話でしょう。
2009年当時、羽後町では「うご夏の夢市・かがり火天国」
というイベントを開催しており、そのイベントの企画の一つに
「かがり美少女イラストコンテスト」というものがありました。
そのイラストコンテストにはゲストとして
有名なイラストレーターである西又葵さんが招かれていたのですが、
この西又葵さんが羽後町の食文化を気に入り、
何か手伝えることはないかと思ったのが今回のお話のきっかけです。
JA羽後は西又葵さんに協力してもらい、
美少女キャラが描かれた米袋を作成。
当初は「こんな米袋で大丈夫だろうか?」と不安の声もあったそうですが、
ネットで予約注文を開始したところ、1日で1000件以上もの注文が舞い込み、
最終的に売り上げは8倍にも上り、注文が殺到し過ぎて受付中止にまでなったんだとか。
また、単純にパッケージ目的の方だけではなく、
リピーターになってあきたこまちを継続的に
購入してくれる方も増えたそうです。
こうしたこともあって、その後羽後町以外の各地でも
萌え米を製作する動きは広がっていったんだとか。
売上8倍とか界〇拳じゃないんだからさ…。萌えの破壊力恐るべし。
新しいものは既存のもの同士の合体で出来ると言うけど、萌え米も米文化と燃え文化の融合によって誕生した新しい商品ってことだな。
しかもどっちも日本の名物というのがいいね。
コシヒカリとあきたこまちまとめ:美味い米は日本の誇り!
コシヒカリとあきたこまちは
日本を代表する米の銘柄ではありますが、
あまり意識して食べ比べたりしたことはなかったので
味の違いとかはよく分かっていませんでした。
しかし、改め調べてみると、確かにコシヒカリは濃い味がしていて、
あきたこまちは粘り気のある感じだったかな~?と、ちょっと納得。
まあどっちも美味いという事実の前では
味の細かな違いなど些細なこと!
日本の米は美味いのだ!
コシヒカリは海外でも栽培されているとのことですが、
日本の食卓を支えている他のお米達も、
世界に認められて広がっていけばいいな~と思います。
それでは、今回はこれで終わりです。俺も飯食って寝ます。