なべざらし

最近はボールペンやシャーペンが注目されがちだけど、鉛筆だって負けちゃいない!

さぼすけ

へー、鉛筆のどこが凄いんだ?

なべざらし

だいたい50キロくらいの線をひけるらしい。

さぼすけ

マジで!? 鉛筆凄すぎじゃないか!?

 

皆さんは鉛筆を使った時はありますか?

 

「今ではシャーペンとかボールペンを使ってるけど、子供の頃は鉛筆使ってたな~」って人はけっこう多いんじゃないでしょうか?逆に「鉛筆なんざ使ったことねぇ!」って人は少ないのではないかと思います。

 

俺も昔、遊びで何本もの鉛筆を犠牲にした経験があります。今では反省。

 

そんなわけで、今回は鉛筆の寿命など、鉛筆に関する豆知識をご紹介します。

鉛筆の寿命

 

なべざらし

鉛筆って最後まで使い切った記憶がないな。

さぼすけ

たしかに、半分くらいで新しいのを使ってたよ。

 

木と黒鉛を使ったシンプルな構造の鉛筆。長年の間、人々に愛用されてきました。

 

鉛筆は書いても書いても無くならないイメージがあります。

俺の場合は「勉強で無くなった」というよりも、鉛筆削りで遊んだ結果無駄に消費してしまったというほうが正しいのですが。なんてやつだ。

 

鉛筆が少しでも短くなってくると買い換える、または新しい物を使う人も多いと思います。

きっと鉛筆の寿命を知るとびっくりしますよ。

 

鉛筆は50km書くことが出来る

鉛筆を使う

日本の標準的な鉛筆の長さは17・2cmあります。

 

この鉛筆を使って、ひたすら機械に円を書いてもらうように実験したところ…。

なんと50kmの線が引けることが判明したのです!

 

マラソンよりも長いのか…。一体どうなってるんでしょうかね。

 

人間が頑張って鉛筆を使い続けても、7時間ほどかかってしまったというデータもあります。

 

いくらなんでもコストパフォーマンス良すぎだろ!

 

 

 

鉛筆の歴史

 

鉛筆の元となったモノが使われ始めたのは、今から450年ほど前のことでした。

イギリスにある「ボローデール山」で「黒鉛」が見つかり、それを木や布で挟んで紙にこすりつけると文字が書けることがわかりました。それが鉛筆の「始まり」と言われているそうです。

 

しかし、その黒鉛を掘りつくしてしまい「鉛筆らしきもの」が使えなくなってしまいました。その後、残された黒鉛の粉を使ってどうにか「鉛筆」を作れないかと試行錯誤した結果、

粘土と黒鉛の粉を混ぜて焼くことで、黒鉛の粉をひと塊にすることに成功しました。これが正に現在でもつかわれている「鉛筆」なんですね。現在でもこのときの同じ手法で鉛筆の芯が作られているそうです。

こうした努力のおかげで、私たちは鉛筆を使うことができているんですね。

 

なべざらし

鉛筆にこんな歴史があったなんて…。身近過ぎて考えたことも無かったな~。

さぼすけ

今でも画家の方々には愛用されているし、いつまでも残り続けて欲しいよな。

 

鉛筆の材料について

 

次は鉛筆の材料が気になったので調べてみました。

 

鉛筆に使われる木は、主に北アメリカのカリフォルニア州にある「インセンスシダー(ヒノキ科)」というものが使われているそうです。大体30メートルもある木とのことで、相当な大きさなことが分かります。電柱約2本分くらい…?

また、鉛筆を作りすぎて木が無くなるのでは?と思うかもしれませんが、実際には1年で植えられる木の量は90万平方メートルに対し、伐採される量はその半分以下である40万平方メートルだそうです。

 

自然環境が壊されないように、その辺は考えられて伐採されているんですね。同じ自然に生きるアザラシとしても安心しました。

 

次に鉛筆に使われる「芯」の部分はどこから来ているのでしょうか。

この芯は主に中国やドイツのものが使われているそうです。鉛筆の芯に使われる「粘土」の部分もドイツが原産国となっているみたいですね。ドイツの粘土は日本の粘土と違って不純物を含まないなどの理由から、鉛筆の芯には最適とされています。

 

さぼすけ

いろんな国が協力しあって鉛筆が生れているんだな。

なべざらし

粘土にも向き不向きがあるなんて。

ボールペンについて

 

ボールペンの種類

ボールペンは1943年にハンガリーに住む「ラディスチオ・ピロ」という人物によって開発されてから、されてから現在の至るまで、多くの人に愛用されています。

その後、国産のボールペンが作られたのですがなかなかうまくいかずに、結局1950年代に入ってようやく国内に普及し始めたと言います。

 

なべざらし

鉛筆みたいに削らなくてもいい、線の細さが均一などのメリットが人々に支持され始めたそうだよ。

 

ボールペンのインクには「ゲルインク」と呼ばれる水性顔料を使ったものと「油性染料」で作られたものが存在します。

水性顔料は発色が良く書きやすいです。油性染料は長持ちするけど、古くなるとインクが固くなって書きにくくなるというデメリットがあります。

 

あまり知られていませんが、ボールペンに製造年月が書かれているのはそのためですね。

 

また、最近では色鮮やかでなめらかな油性のボールペンの開発されています。

 

ボールペンってどれくらい書けるの?

 

ボールペンがどれくらい書けるのかは、種類によって違いますがボールペンメーカーのゼブラのHPを参考にすると、100m~5000mと大きく差があります。

 

でも5キロも走るって相当ですよね…。

 

流石に鉛筆ほど長持ちはしませんが、ボールペンは正式な場などでは必須なので、たくさん書けるのは嬉しいことです。

メーカーに感謝!

 

ボールペンの寿命について

 

では、ボールペンのインクの寿命はどれくらいなのでしょうか。JISによる正式な定義によると、製造日より15か月間経過しても問題なく書けること、とされているようです。

だいたい1年と3か月ほどで買い替えになるんですね。また、油性のインクは寿命が長いため5年ほどは問題なく使える場合が多いんだとか。もう技術力が凄すぎて何も言えない…(笑)

 

また、このことからボールペンを買うときはパッケージに書かれている「ロット記号」を確認したほうが、少しでも長持ちするものを見つけることができそうです。

 

なべざらし

なんか宝探しみたいで面白いね。

さぼすけ

トンボ製のボールペンは、なんと24か月も保証してくれるそうだぞ。ここまで来ると安心して消費者も使うことができそうだな。

 

結論:鉛筆を捨ててごめんなさい

 

小学生くらいの頃は、鉛筆を半分くらい使ったら新しいのに取り替えてたなー。

なんというか、あの新しい鉛筆を削る感覚とかが楽しかったんだよね。無意味に折ってしまったりとか。子供アザラシって残酷だな…。

 

さぼすけ

それはお前だけだろ!

 

そう考えると結構申し訳ないことをした可能性がありますね。いや、大分申し訳ないな。

 

今の時代鉛筆に触れる機会も少なくなってしまいましたが、もし使う場面になったらよく観察してみようと思います。

 

今回のまとめは、

・鉛筆は50kmの線を書くことが出来る

・人間が7時間くらい書き続けてようやく無くなる

・ボールペンは最大で5kmの線を書くことが出来る

といった感じになりました。

 

最後に鉛筆が六角形になっている理由をご紹介します。

 

鉛筆を書く時に、人は親指、人差し指、中指の3本の指を使って書きますよね。

3本の指で支えるので、3の倍数になっていたほうが「持ちやすい」とのことから、六角形になりました。

鉛筆すごすぎだろ!

 

ちなみに色鉛筆は逆に「芯が折れやすいから、なるべき均等に圧力がかかるように」という意味を込めて、丸い形にされているそうです。

 

なべざらし

ちなみに俺の友達であるアシカも、その気になれば筆を使うことはできます。首を自由時代に動かせるって羨ましいな!