なべざらし

プロのスポーツ選手ってかっこいいよね。

さぼすけ

そうだな。

なべざらし

俺も何かのプロ選手になって格好良さの頂点を極めたいんだけど、野球とかボクシングとかサッカーみたいなメジャーなスポーツでプロになっても埋もれてしまいそうなのが問題だ…。

さぼすけ

そもそもプロになれるのかが問題なわけだけどな。

なべざらし

そこで、マイナーそうなスポーツならスター選手になることも可能なんじゃないかと思ったわけだよ。そこで目をつけたのがカバディだ。

さぼすけ

ということで、今回は謎のスポーツであるカバディについてのご紹介をしていくぞ。

 

どうもこんにちわ、将来の夢はプロスポーツ選手のなべざらしです。

 

あなたは「カバディ」というスポーツを耳にしたことがありますか?

もしかしたら、どんなスポーツかは知らないけど名前くらいなら聞いたことがある…

という人も実はけっこういるんじゃないでしょうか?

 

マイナーそうなスポーツなら俺でもプロになって活躍出来るのでは!?

と思って色々調べていた結果目に止まったのがこのカバディでした。

 

で、色々調べてみたんですが、

これがまたけっこう変わったスポーツだったので

ぜひ皆さんに紹介していきたいと思います。

 

カバディのルールとは?

カバディについて

では、早速カバディがどんなスポーツなのか?

そのルールについてご紹介していきましょう。

 

カバディというのは簡単に言うと

 

  • 攻撃側と防御側に分かれる
  • 攻撃側は自分達の中から一人を選ぶ
  • 選ばれた一人は守備側の選手にタッチして、自分のコートに戻ってくれば得点
  • 守備側は自陣に逃げようとする相手の選手を捕まえれば逆に1点手に入る
  • 最終的に得点の多い方のチームが勝ち

 

といった感じのスポーツになります。

 

何だかイメージとしては鬼ごっこみたいな感じかもしれませんね。

 

ちなみに1チームは10~12名で、コートに入るのは7名。

攻撃側が選出する守備側をタッチして返ってくる役の人はレイダー、

守備側の7名の選手をアンティと呼びます。

 

レイダーにタッチされたアンティと、

アンティに捕まったレイダーはアウトという扱いになり、

コート外に出なくてはなりません。

しかし、味方が得点すると復帰することが出来ます。

 

前半後半に分かれており、女子は15分2セット、

男子は20分2セットで勝敗を競います。

 

カバディを連呼しなくてはならない

 

カバディというスポーツの最たる特徴(?)は、

やはり攻撃側のレイダーがプレイ中ずっと

 

「カバディカバディカバディカバディカバディカバディ…」

 

と、カバディを連呼しなくてはならないというルールがあることです。

 

このカバディを連呼する行為をキャントと言うそうで、

息継ぎをすることなくカバディを連呼しなくてはならず、

 

  • キャントが途中で途切れてしまう
  • ちゃんとカバディと言えてない。または不明瞭
  • 明らかな息継ぎをしている

 

などの行為が見られた場合はレイダーはアウトになってしまうんだそうです。

 

一体何故カバディを連呼しなくてはいけないのか分かりませんが、

カバディ連呼しつつ走り回らなくてはいけないので

カバディはけっこう肺活量とかが必要になるスポーツと言えそうですね。

 

なべざらし

常にカバディ連呼しながら走り回るのってかなり疲れそうだよね。カバディ舐めてたわ。

さぼすけ

より高度になった鬼ごっこと言った感じなのかもしれんな。

 

ぶっちゃけ皆こっそり息継ぎしてる

 

カバディを途切れること無く連呼しつつ

言わなければいけないカバディというスポーツ。

もはやカバディがゲシュタルト崩壊しそうな感じですね。

 

しかし、やはりカバディ連呼しながらプレーをするのはキツイ!

…ということで、結局途中でこっそり息継ぎしている人はけっこう多いようです。

 

  • 「カバディカバディカバディカバディカバディ…」←理想
  • 「カバディカバディカバディ、カバディカバディ…」←現実

 

こんな感じですかね。

 

キャントの成否を判定するのはカメラ判定とかではなく、

結局人間の審判なので、細かい息継ぎなどはさすがに確認することが出来ません。

 

なので、キャントの判定はかなりグレーな感じと考えてもいいかもしれません。

 

なべざらし

よく思うんだけど、野球でも何でも、いい加減審判を機械にしてしまった方がいいんじゃないかな?人間がやるとどうしても判断ミスがあったり、個人の主観によって判定が変わったりしてしまうこともあるだろうし。

さぼすけ

珍しくまともなこと言ってるな。カバディも常にレイダーの口元をカメラで見ておいて、呼吸したような動きをしてないか見ないといけないかもな。

 

大きい声で連呼しなくてもいい

おおごえでさけぶ

ついでに言うと、このキャントは別にみんなに聞こえるような

大きな声で言わなくてはならないというルールがあるわけでもありません。

 

そのため、小さな声でカバディ連呼していても大丈夫です。

 

カバディ=カバディを連呼するスポーツと知った上で、

初めてカバディの試合を見ると「誰もカバディって言ってなくね?」

と困惑する人もいるかもしれませんが、あんまり聞こえないくらいの

小さな声でちゃんと連呼してますよ。…多分。

 

なべざらし

小さな声でカバディ連呼するのは不明瞭の中に入らないんだろうか…。

さぼすけ

カバディのルールけっこうガバガバだな。

 

カバディの歴史

 

カバディ連呼しながらの鬼ごっことも言えるスポーツであるカバディですが、

このカバディというスポーツは一体何故生まれたのでしょうか?

 

カバディというのは、インドやパキスタン、バングラデシュなどの

南アジア諸国で数千年に渡って親しまれてきたスポーツです。

 

その起源にはその昔、武器を持つことなくテクニックだけで、

数人で獣を狩るという狩猟方法があったというお話があります。

 

また、インドの二大叙事詩である「マハーバーラタ」という戦記には、

主人公の息子が7人の敵に囲まれた際、一人で突破しようと試みるというお話もあり、

そこから今日のカバディのルールは出来たんだそうです。

 

なべざらし

いくら数がいたとは言え、徒手空拳で獣を狩るってのはかなり難しいのでは…?

さぼすけ

獣がお前だったら余裕で行けそうな気もするがな。

 

ガンジーも大好きだったカバディ

 

実はカバディはあのガンジーも大好きなスポーツだったそうです。

 

またその他にも、ノーベル文学賞を受賞したタゴール氏やネルー首相などにも愛され、

その応援の元にカバディの全面的な組織作りが進んだんだとか。

 

カバディはその後、1980年に第一回アジアカバディ選手権大会が開催され、

1990年に北京で開催されたアジアオリンピックでは正式種目にもなりました。

 

カバディは現在ではインドやパキスタン以外にも、

日本や中国、韓国、イタリア、アメリカ、ドイツなどなど、

様々な国で行われています。

 

なべざらし

ガンジーもカバディカバディ言いながらプレーしてたんだろうか…。

 

カバディがテーマの漫画もある

 

こちらはカバディの歴史とはちょっと違うお話です。

 

実は日本はカバディ界ではけっこうな強豪国なのです!

あなたはご存知でしたか!?ていうか俺も知りませんでしたが。

 

そんな日本ではカバディを題材にした漫画もあります。

 

小学館が発行している裏サンデーでは、

男子高校生達が部活動でカバディに打ち込む姿を描いた漫画、

「灼熱カバディ」が連載中です。

 

スポーツ万能だけど過去の経験からスポーツを遠ざけていた

主人公「宵越竜哉(よいごしたつや)」が、

カバディ部との出会いによってチームスポーツの良さを再認識し、

カバディにのめり込んでいくというお話です。

 

カバディは俺たちが知らない水面下で実は盛んに行われていたんですな。

 

なべざらし

カバディってどういうスポーツなのか気になるという人は、この灼熱カバディを皮切りにカバディの世界に触れてみるというのもいいんじゃないでしょうか!?

さぼすけ

以上、灼熱カバディのダイマでした。

 

カバディの見どころはどこ?

体育館

ここまでカバディのルールなどについてご紹介してきましたので、

次はカバディの見どころについて触れていきたいと思います。

 

激しいぶつかり合い!

 

カバディはただカバディ連呼しながらの鬼ごっこにあらず!

実はけっこう体と体のぶつかり合いが激しいスポーツなんだそうです。

 

というのも、守備側のレイダーに対する当たりが非常に激しい!

 

ただ単に捕まえるという感じではなく、

タックルで押し倒すというのも日常茶飯事。

 

時には同時に複数の方向からタックルが飛んでくることもあるそうで、

実はけっこう激しいスポーツなんだそうです。

 

そのため、けっこうケガをする場合も多いらしく、

マウスピースやヘッドギアをつけて試合に臨む人もいるんだとか。

 

また、激しいのは守備側の動きだけではありません。

レイダーの動きも同じです。

 

というのも、レイダーが守備側の選手にタッチする際は、

手でのタッチはもちろん足でのタッチも許されています。

 

足でのタッチと言うと、もはや「蹴り」のことになります。

 

相手にダメージを与えるのが目的となっているような蹴りはダメですが、

やはり試合が白熱してくるとそうも言ってられなくなり、

強い蹴りになってしまうこともしばしばです。

 

カバディというのはなりふり構わず必死で捕まえようとする守備側と、

同じくなりふり構わず逃げようとするレイダーによる激しい体のぶつかり合い!

鬼ごっこという表現では生易しすぎる格闘技とも言えるスポーツのようです。

 

なべざらし

鍋を装備してプレーするのはありですかね。

さぼすけ

俺は全身に針を装備して攻撃的な防御をしていこうと思う。

 

緻密な連携プレー

 

カバディは激しいスポーツと言いましたが、

その一方で緻密な連携プレーが勝利の鍵となっているスポーツでもあります。

 

というのも、守備側の守備のパターンやフォーメーションがけっこう多彩です。

 

一人をあえて囮に使って他のメンバーでレイダーを仕留めるという方法もあれば、

手をつないで道を塞ぐように立ちはだかって捕らえるなどなど、様々な守備パターンが存在します。

 

守備側がどんなフォーメーションでレイダーを捕らえるのか?

その駆け引きもまた、カバディの魅力の一つと言えるでしょう!

 

なべざらし

元々複数人で獣を狩るということから生まれたスポーツだし、やはり守備側のテクニックや作戦などが醍醐味ということですな。

 

まとめ:カバディけっこう楽しそうじゃない?

 

カバディというのは名前は聞いたことあるけど

どんなスポーツなのか分からん!って感じでしたが、

色々調べてみるとけっこう頭も体も使いそうなスポーツだなと思いました。

 

ただ、何故カバディ連呼しなくてはいけないのかは謎のままですが…。

 

なべざらし

カバディの選手になろうと思ったけど、そもそも俺が陸上で鬼ごっことか最高に不利だから無理だったわ。

さぼすけ

そりゃそうだ。

なべざらし

ということで、今回はこれでお終い!飯でも食いに行こっと。