なべざらし

さて、今回は皆さんお待ちかね。大人気の体の部位に関することわざ・慣用句をご紹介するコーナーです!

さぼすけ

このコーナー人気あんの?

なべざらし

いや多分ないと思う…。ノリで大人気とか言ってみただけです。

さぼすけ

単にお前が気になったから調べてるだけって感じだろ。

なべざらし

そです。ていうかこのサイトに乗ってる雑学って全部そんな感じなんだよね。まあ細けーことは気にしなさんな!今回は『歯』についてのことわざとかをご紹介していきますぞ!

さぼすけ

暇過ぎて死にそうって人は非常食感覚で御覧ください。

 

 

歯に関する言葉について

歯を食いしばる

 

まず最初は「歯を食いしばる」という言葉から
ご紹介していきたいと思います。

 

歯を食いしばるという表現はけっこう耳にする機会も多いので、
なんとな~く意味などにもイメージがつくという方も多いのではないかと思います。

 

この歯を食いしばるという言葉はどんな意味なのかと言うと、
「痛みや苦しみ、悲しみや怒りなど、つらい状態を我慢すること」
という意味の言葉なんだそうです。まあ概ねイメージ通りですね。

 

なべざらし

あんまり歯を食いしばるような経験はしたくないなべざらしです。

さぼすけ

お前はもうちょっとそういう経験した方がいいんじゃないか?

 

 

歯に衣着せぬ

 

次は「歯に衣着せぬ」という言葉についてです。

 

歯に衣着せぬという言葉はよく、
良い意味でも悪い意味でもストレートに
意見を言う人などに対して使われたりしますよね。

 

そんな歯に衣着せぬの意味は
「相手の感情などを気にかけず、思ったままの意見を言うこと」
という意味です。普段使う場合と同じような感じですね。

 

歯に衣着せぬという言葉とはそのまんまの意味で捉えると
「歯に服などを着せない」ということになります。

 

しかし、誰だって歯に服を着せたりなんてしませんので、
この「衣」というのは言い方の工夫などのことだと考えるのが妥当でしょう。

 

俺たちは会話をする際、目上の人には気を使って喋ったり、
相手の気持ちを考えると率直な意見が言いづらい…
ということを考えてしまうこともよくありますよね。

 

歯に衣着せぬという言葉は、
そうした言い方の配慮をしないということでしょうね。

 

なべざらし

歯に衣を着せぬような物言いが出来たなら、きっとストレスのない人生を送れるかもしれませんな。

さぼすけ

でも、案外周りとの衝突も多くて逆にストレス増えるかもな。

 

 

歯止めをかける

 

続いては「歯止めをかける」という言葉についてです。

 

この歯止めをかけるという言葉の意味は
「物事が進行しないように食い止めること」
というものです。

 

けっこう聞く表現なので
意味が簡単に想像出来たという方も多いと思います。

 

この歯止めをかけるという言葉の由来は、
我々の口の中に生えている歯ではなくて、
「歯車」のことです。

 

歯車の回転を止めるために歯止めをかませる…
というのが転じて物事の進行を止める
という意味になったと言われています。

 

なべざらし

自分の食欲に歯止めをかけたい俺ですが、所詮本能に忠実な獣なので無理です。

 

 

歯が立たない

 

次は「歯が立たない」という表現について
ご紹介していきたいと思います。

 

歯が立たないというのは皆さんもご存知の通り

・物事が自分の力量を超えて難しいこと
・相手が強くてかなわない様子

という意味の言葉です。

 

歯というのは動物にとっては武器にあたるものですよね。

 

この歯が立つということは、
相手に自分の武器が通用する=勝てる!
ということになります。

 

しかし、逆に自分の武器が通用しないような相手には勝つことは出来ません。

 

そのため、歯が立たない=かなわない!
という意味になったのではないかと考えられています。

 

なべざらし

歯が立たなかった時のために、歯よりも強力な武器を用意しておこうと思います。

さぼすけ

お前の武器はどこまで行っても鍋だ。

 

 

歯の根が合わない

 

次は「歯の根が合わない」という言葉について
解説していきたいと思います。

 

この歯の根が合わないというのは、
あまり聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか。

 

この言葉の意味を解説すると
「怖さや寒さで歯がカチカチ鳴るくらい震えてる様子」
という意味なんだそうです。

 

なべざらし

ドラ○ンボールで言うならフ○ーザ編の時のベ○ータみたいな感じだな。

 

歯が浮く

 

「歯が浮く」という言葉、
たまに耳にすることがありますが、
どういう意味なんでしょうか?

 

ということで、気になったので調べてみました。

 

歯が浮くという言葉は
「気取った言動に対して不快な気分になること」
だそうです。

 

ようはキザなセリフとかを聞いて
嫌な気分になることという意味ですね。

 

ちなみに、この歯が浮くという表現の元は、
酸っぱい物などを食べた時の
歯が浮き上がるような不快感が元なんだとか。

 

なべざらし

歯が浮くようなセリフを言ったりする人は、自分で恥ずかしく感じたりはしないんだろうか…。

さぼすけ

恥ずかしくないから言えるんじゃねえかな。

 

 

奥歯に剣

 

次は「奥歯に剣」という言葉についてです。

 

あんまり聞いたことはないな~
という方も多そうな言葉ですよね。
実際俺もあんま聞いたことありません。

 

この奥歯に剣という言葉の意味とは
「敵意を持っていてもそれを表に出さないこと」
なんだそうです。

 

剣というのは敵意を示しており、
奥歯というのは奥にあって見えないので、
敵意を隠しているということでしょうか。

 

社会で生きていると、憎い相手とも
上手く付き合っていかなくてはいけない時も
けっこう多いものですよね。

 

そう考えると、俺たちは常日頃から
少なからず奥歯に剣を隠して
生活しているということなんでしょうかね。

 

なべざらし

奥歯に剣は奥歯に武器を仕込んでるとかそういう意味ではないので間違えないようにしましょう。

 

歯牙にもかけない

 

続いては「歯牙にもかけない」
という言葉についてご紹介していきます。

 

この歯牙にもかけないという言葉は

・相手にしない
・問題視しない
・意に介さない

といった意味のある言葉なんだそうです。

 

似ている言葉に「眼中にない」というのもありますね。
(こちらの表現の方がメジャーだと思いますが。)

 

なべざらし

一度シャチにこっちからバトルを仕掛けてみたことがありますが、歯牙にもかけないとはまさにあんな感じだったかもしれません…。

 

 

切歯扼腕

 

次は歯を使った四文字熟語である
「切歯扼腕(せっしやくわん)」について
ご紹介していきます。

 

あんまり聞いたことないな~
という方も多そうなこの切歯扼腕ですが、
一体どんな意味の言葉なのかというと

・歯ぎしりをしたり腕を握りしめたりすること
・すごく残念がったり、怒ったりしている様子

という意味の言葉なんだそうです。

 

歯ぎしりをするくらい怒っているというのは
現実では中々見ることがないとは思います…。
もしそういう人を見たら近寄らないに越したことはありませんね。

 

なべざらし

こないだなべざらしに大事に冷蔵庫で冷やしておいたケーキを食われた時はまさに切歯扼腕状態でした。

 

歯亡びて舌存す

 

次もあんまり聞くことのなさそうな
歯に関することわざを一つ。
「歯亡びて舌存す(はほろびてしたそんす)」です。

 

このことわざの意味は
「歯のように硬いものよりも舌のように柔らかいものの方が長く残る」
というものなんだそうです。

 

確かに硬いものというのは叩き壊すことが出来ますが、
柔らかいものというのは叩き壊すことは出来ませんので、
柔らかいものの方が結局頑丈と言えるのかもしれませんね。

 

なべざらし

ジ○ジョの第5部に出てくるスパ○ス・ガールも、『柔らかいということはダイヤモンドより壊れない』と言ってましたな。

さぼすけ

実際、ダイヤモンドは摩擦に強いというだけでぶっ叩けば壊れるらしい。

 

 

歯に関する言葉まとめ:案外色んな表現に使われている歯

 

歯というものは物を食べるための物、
あるいは動物にとっては武器です。

 

しかし、いざことわざや慣用句になると、
実に様々な感情表現に使われたりと、
一気に意味の幅が広くなるのが面白いですね。

 

歯に関することわざや慣用句、
四字熟語はまだまだたくさんありますので、
もし気になった方は調べてみてください。

 

なべざらし

またこういう体の部位に関することわざコーナーは度々開催していきたいと思います!