今度カバと戦ってみようと思います。
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突然どうしたと言うんだ。
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いやね、俺は愛されマスコットキャラの地位と同時に百獣の王のタイトルも狙っているわけなんですよ。しかし、いきなり百獣の王ライオンとのタイトルマッチが許されるわけもなく…。まずは他の動物との戦いに勝利して経験を積む必要があるのだ。
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そこでカバというわけか。だが何故カバなんだ?
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カバっていっつもお腹空かせて泣いてるイメージあるし弱そうだと思って…。
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それはアンパ〇マンの世界のカ〇オ君の話だろうが。
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というわけで、今回はそんなカバと戦う前に相手のことをしっかりとリサーチしていきたいと思う。
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ってわけで、今回はカバの生態などに関する雑学をご紹介します。
カバとは一体どんな生き物?
それでは、早速カバについてリサーチしていきましょう!
まずはカバの基本的な生態についてです。
カバは偶蹄目カバ科カバ属に分類される生き物で、
主にサハラ砂漠以南のアフリカ大陸に生息しています。
体長3.5 – 4メートル、体重はオスで1600~3200kg、
メスで1400kgもあり、陸上ではゾウに次ぐ重さの生き物として知られています。
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この時点で圧倒的なフィジカルの差がありそうだが…。
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いやいや、相手の鈍重さを逆手に取ってスピード勝負に持ち込むのだ!
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(お前も鈍重じゃないのか…。)
カバは10~20頭くらいの群れを作って生活をしており、
乾季になると100~150頭の群れに膨れ上がることもあるんだとか。
主に植物を食べる草食動物で、
昼間は主に水中で生活していますが、
夜になると草を食べに陸上に上がって来るようです。
草本・根・木の葉などが主な主食で、
1日あたり40kgほどもの量を食べるんだとか。
ただし、この量は体重に対しての食事量の比率が他の草食動物よりは少なく、
これは昼間に温度変化の少ない水中でほとんど動かずに生活しているため、
エネルギー消費が少ないからではないかと言われています。
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大きい体に反して省エネな生き物なのね。
カバの汗はピンク色!?
カバと言うと、ピンク色の汗をかくというお話を
聞いたことがあると言う方も多いのではないでしょうか?
これは事実で、カバは「血の汗」とも呼ばれている
ピンク色の汗をかくんだそうです。
しかし、カバの汗がピンク色なのにはちゃんと理由があるんだそうです。
実はカバという生き物は表皮が非常に薄いく出来ていて、
この表皮が乾燥してしまうと裂けてしまうことがあるんだとか。
そうしたことが起こらないように、
このピンク色の汗を出すことによって肌を保護しているんだそうです。
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案外デリケートな生き物なんだな。
ピンク色の汗はアルカリ性で、
赤い色素によって紫外線を通しにくくする効果もあり、
さらに細菌の繁殖を抑える働きもあります。
そのため、カバは外傷を負った状態で泥や水の中に入っても
傷口が化膿したりすることを防ぐことが出来ます。
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肌を保護する以外にもいろんな効果があるんだな。
また、余談ではありますが、
カバには人間のように体温調節のために汗を出すための汗線がありません。
そのため、ピンク色の汗は正確には汗ではないんだとか。
カバは実は最強生物の一角
カバと聞くと、何だかユーモラスな見た目をしていて動きも鈍そうだし、
温厚そうな生き物というイメージがある方も多いと思います。
しかし、実はカバというのは獰猛な面もあり、
その身体能力・攻撃能力もかなり高く、
最強動物の一角に名を連ねるほどなんだとか。
カバは縄張り意識が非常に強い生き物で、
さらに神経質な性格をしているので
自分の縄張りに踏み入った者には積極的に攻撃します。
加えて、カバには強力な武器があります。
それは何と言っても口の中に潜む巨大な犬歯。
なんとこの犬歯は大きさは40cmにものぼるそうです。
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ところで40cmってどのくらいの大きさ?
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学校で使った物差し(30cm)よりもちょっと長いくらい。
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そんなデカい歯生えてるのかよ…怖すぎ。
さらに、カバの顎の力はなんと1tもあるんだとか。
1tの力で40cmもある犬歯がぶっ刺さったらと思うと鳥肌ものですね。
実際、カバはこの犬歯を使って
ワニを真っ二つにした例もあるそうです。
また、ワニ以外にも百獣の王ライオンに対しても攻撃を仕掛け、
ライオンを撃退したり殺傷したりすることも多いようです。
そのため、ライオンにとってもカバは危険な相手で、
おいそれとは手を出せないんだとか。
どれくらい手を出せないのかと言うと、
1933~1966年までのクルーガー地区での
肉食動物による他の動物の捕殺に関する調査では、
何と全部で4万6181件の捕殺があった中で
ライオンがカバを捕殺したのはたったの6件しかなかったようです。
また、カバの恐ろしさは顎の力と強力な歯だけではありません。
実はカバは鈍重そうな見た目をしていますが、
意外と足が速いことでも知られています。
そのスピードは時速40kmほどにもなるそうです。
ウサイン・ボルト選手よりも若干速いくらいなので、
常人では逃げることは中々難しいかもしれません。
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どうやらスピード勝負でも分が悪そうだぞ?
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安心しろ。もう諦めてる。
このように、カバは実は非常に危険な生物。
実際アフリカでは野生動物による人間の死亡事故の件数のトップは
ライオンではなくこのカバによるものなんだとか。
もしアフリカなどに行った際にカバを見かけても、
絶対に近寄らないようにしましょう。
もしかしたら真っ二つにされてしまうかもしれません。
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俺もカバさんには近寄らないようにします。勝てる訳なかった。
カバの縄張り争いの最大防衛回数は12年連続!?
前述の通り、カバは非常に縄張り意識が強くて
縄張りに侵入するものには容赦なしです。
そしてこの容赦のなさは、他の生き物だけじゃなく
同種に対しても同様のようです。
カバのオスは優れた個体が縄張りを主張する権利を持ち、
他のオスは姿勢を低くした服従のポーズでその縄張りにお邪魔させてもらうか、
そのオスを倒して自分が新たな王座に君臨するかという仕組みになっています。
カバのオス同士の縄張り争いというのは、
先ほどもお話した大きな犬歯を使った激しい争いとなり、
時には同種同士の喧嘩で命を落としてしまったり、
重傷を負ってしまうことも少なくありません。
そんなカバの縄張り争いですが、
記録によるとなんと12年にも渡って同じ個体が
縄張りを守り続け、王座に君臨していたという記録があるそうです。
ちなみにカバの寿命というのはおよそ30年ほどと言われています。
つまりこのオスは人生(カバ生?)の大半を王者として過ごしたという事になります。
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王者として君臨し続けるって言うのは一体どういう気分だったのか?俺も一度でいいから何かの王者になってみたい。
カバのあくびは実は威嚇
カバと言うと、大きく口を開けて
あくびのような仕草をしていることがよくありますよね。
恐らくああいう動作もカバ=温厚な生き物という
イメージ作りの手助けになったのかもしれませんが、
実はあの動作はあくびではなく敵に対する威嚇なんだそうです。
カバの最大の武器は前述の通り40cmにもなる巨大な犬歯。
その犬歯を相手に見せつけることによって
相手を威嚇しているんだとか。
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ちなみになべざらし族は鍋を地面にガンガンと打ち付けることによって外敵を威嚇します。嘘です。
また、この大きく口を開けるモーションは、
交尾の時期ではオスがメスを誘うための
アプリーチにもなるんだそうです。
カバまとめ:最強生物の一角なので極力関わらない方が無難
ユーモラスな見た目で動きも鈍そう、そして温厚そうに見えるカバですが、
実際この3つの要素の中で当たっているのはユーモラスな見た目だけで、
動きは意外と速いし性格もけっこう獰猛。
しかもワニも一撃で真っ二つにする噛みつき攻撃を有するなど、
イメージに反して非常に危険な生物であることが判明しました。
人は見た目で判断してはいけないと言いますが、
動物も見た目では想像できないような生態をしていることが良くありますよね。
皆さんも万が一アフリカに旅行などに行った際は、
カバにだけは無暗に近寄らないようにしましょう。
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俺より弱い生物に会いに行く…。ということで今回は寝ます。