北極と南極って、同じ地球の端っこにあるよね。
そうですな。
どっちもめちゃくちゃ寒いっていうイメージあるけど、基本的に北極と南極ってただ北と南に分かれてるってだけで同じような場所なのかな?
分からないことは俺に聞くのではなく、調べて皆さんにご紹介するのがこのサイトだ!!
そんなことくらい分かっとるわい!!
ということで、今回は北極と南極の違いについての雑学をご紹介していきます。
北極と南極の違いは何?
それでは、早速南極と北極の違いについて
ご紹介していきたいと思います。
北極と南極の違いは、以下の点が挙げられます。
陸があるかないか:
まずは陸地があるかないか?という点です。
南極は南極大陸なのに対し、北極は正しくは北極海。
つまり北極は海なんですね。
「北極にも大きな陸みたいなのあるけどあれは何なの?」
と思う人もいるかもしれませんが、
あれは氷の塊なので陸ではないんだそうです。
星の回りの向きも逆:
皆さんもご存知の通りですが、
北極というのは地球の北半球の果てにあり、
南極と言うのは南半球の果てにありますよね。
両者は真逆の位置に存在するのですが、
地球の回転方向というのは当然
北半球と南半球で別々…なんてことはありません。
そのため、北極と南極では、
夜に見える星の回りはおろか、
太陽や月の回り方も真逆になっています。
北極では上を向くと星々は反時計回りに動いていますが、
南半球の南極では逆に時計回りに動きます。
季節も真逆:
地球は23,4度くらいの傾きを維持したまま自転をし、
太陽の回りを公転しています。
その関係で、南極に光が当たっている時には北極には光が当たらず、
逆に北極に光が当たっている時には南極には光が当たらず…
という感じで太陽の光が当たるタイミングも違います。
そのため、例えば北極が夏の時期の時は、
南極は冬の時期…という感じで
季節も真逆なんだそうです。
基地があるかないか:
前述の通り、南極というのは大陸ですが、
北極というのは海です。
そのため、南極大陸には様々な国が調査のための基地を建てることが出来ますが、
北極には基地を建てることが出来ません。
北極と南極どっちが寒いの?
北極と南極というと、皆さん真っ先に思い浮かぶイメージが
「めちゃくちゃ寒い」という事ではないかと思います。
どちらも氷に閉ざされた場所なので、
やはり寒さというのは両者を語る上で欠かせませんよね。
しかし、ここでちょっと疑問なのが、
この北極と南極、「どっちが寒いんだ!?」ということ。
この項目ではそこに触れていきたいと思います。
実はこの北極と南極の寒さ比べ、
より寒いのはどちらか?と言うと…
「南極!!」
なんだそうです。
北極の方が北って感じで寒いんじゃないの?思った方も多いんじゃないでしょうか?
ちなみに俺も北極の方が寒いのかなと思ってました。
ちなみに南極と北極の平均気温や最低気温を見てみると
南極の平均気温:-30~-60度
南極の最低気温:-93度
北極の平均気温:-20~-30度
北極の最低気温:-45度
という具合になっています。
南極の方がかなり気温が低いという事が分かりますね。
何故南極の方が寒いのか?
北極と南極、同じ最果てに位置する場所なのに、
何故南極の方がこうも寒いのでしょうか?
その理由は
・陸地と海の違い
・標高の違い
・海の水深の違い
・海流の違い
という4つの原因が考えられます。
それぞれ一つずつ解説していきたいと思います。
陸地と海の違い:
まずはこの陸地と海の違いについてです。
結論を言うと、北極は寒さの元となる氷が
南極よりも溶けやすいので、
その分気温が高くなってしまいます。
前述の通り、北極というのは海で、
南極と言うのは大陸となっています。
北極というのは寒さの元となる氷が
海に浮いている状態ですので、
太陽の光を氷がもろに受けてしまうことになります。
そうなると氷はやはり溶けやすくなってしまうので、
結果的に気温も高くなってしまうということになります。
しかし、その一方南極の場合は氷で覆われた陸地となっています。
南極の氷というのは表面に見える物だけではなく、
海に隠れている部分にも存在しますので、
その部分の氷は北極と違って太陽光を直接浴びずに済みます。
そのため、氷も北極よりも溶けにくく、
その分寒さを維持することが出来るのです。
標高の違い:
続いては標高の違いです。
皆さんもご存知のことと思いますが、
高い山の上などは気温が低くなっていますよね?
つまり標高が高い場所というのは寒いんです。
そこで北極と南極を比べてみると、
北極は海なので海抜0mと言っても過言ではありません。
つまり標高は非常に低いという事になります。
しかし、南極というのは大陸なので、
当然海である北極よりも標高は高くなります。
ちなみに南極の標高は平均でなんと
2000mもの高さになるんだとか。
かなり標高が高いですね!
また、南極で一番高いビンソンマシフ山は
標高4892mとこれまたかなりの高さで、
富士山よりもさらに1000mほども高くなっています。
このように、北極と南極では標高の高さに
天と地の差(天と海の差?)があります。
したがって、南極の方が寒くなりやすいということです。
海の水深の違い:
3つ目は海の水深の深さの違いです。
これは単純な話ですが、
そもそも水と言うのは熱しにくく冷めにくい、
温度変化が緩やかな液体です。
そのため、水深が深ければ深いほど
より温度は変化しにくくなりますので、
水深が深い方が太陽の熱で
温まりにくいということになります。
そして、実は北極の海よりも
南極周辺の海の方が水深が深いのです。
そのため、これも南極の方が寒いことの
理由の一つではないかと考えられます。
海流の違い:
最後は北極と南極、
それぞれの周辺の海流の違いです。
実は南極周辺の海流というのは、
南極の周りをグルグルと回っているだけなんです。
つまり、ずっと冷たい海流が
回っているだけということになります。
しかし、北極の海流と言うのは、
イギリスから暖かい海流も流れ込んできます。
そのため、海水の温度も北極と南極とでは、
北極の方が暖かいため寒さで劣るということですね。
細かく両方の環境を見てみると、けっこう色んな違いが見えてくるもんだね。
北極と南極それぞれに棲んでいる生き物とは?
では、最後に北極と南極、
それぞれに住んでいる生き物をご紹介していきたいと思います。
まずは北極に生息する生き物ですが、
代表的なところを挙げると
・ホッキョクグマ
・イッカク
・アゴヒゲアザラシ
・セイウチ
・タテゴトアザラシ
・ワモンアザラシ
などなどが存在します。
特にホッキョクグマは名前からして北極って感じなので、
北極を代表する生き物と言っても過言ではありません。
また、タテゴトアザラシは
北方に住んでいるアザラシの仲間の中では
最大の繁殖グループを持つ種で、
赤ちゃんは白いフワフワの毛を持っていて可愛らしいです。
その他、イッカクなども長さ3mにもなる
立派な角(実は歯)を持っていて見ごたえ抜群です。
この他にも、北極には様々な種類の生き物が生息しています。
なんかちょっとアザラシ多めじゃないか?
気のせいです。
次は南極に住んでいる生き物についてご紹介します。
南極に住む生き物の例を挙げると
・皇帝ペンギン
・ヒョウアザラシ
・キングペンギン
・ミナミゾウアザラシ
・シャチ
・ナンキョクオットセイ
などがいます。
南極の生き物と言ったら何と言ってもペンギンですよね。
皇帝ペンギンだったりキングペンギンだったり、
やたら偉そうな名前のペンギンたちですが、
派閥争いとか起こるんでしょうか…。
俺も始皇帝アザラシという名前に改名してとりあえずアザラシ界のトップに君臨することから始めようかな。
また、俺たちアザラシの仲間は南極にもいます。
特にミナミゾウアザラシはアザラシ族の中でも
最大級の巨体を誇っていて、
なんと北極に住むセイウチよりもデカイんだとか。
ちなみにミナミゾウアザラシは何と水深1500mまで潜ることができ、2時間も潜り続けることが可能なんだぞ!デカいだけではないのだ!
その他、我々アザラシの天敵となるシャチもいます…。
ちなみに、シャチは南極だけではなく北極にも存在します。
地球の北の端から南の端まで網羅するシャチは
本当に海の最強生物と言えるかもしれません…。
北極と南極まとめ:南極の方が寒かったのは意外でした
北極と南極は共に地球の端っこに位置する場所ではありますが、
その実南極の方が30度くらいも寒いと言うのは意外でした。
てっきり北極の方が寒いか、あるいは同じ位かと思ってました…。
しかし色んな条件を見て行くと、
確かに南極の方が寒い要素が多いと言うのも分かり、
今回は非常に勉強になった気がします。
南極に行く時は、北極に行く時以上に
防寒対策をしていかなくてはいけませんね!
(そもそも北極の寒さも未経験ですが。)
また、北極にも南極にも
我らがアザラシ族の仲間がいるそうで、
いつか機会があれば会いに行ってみたいと思います。
それでは、今回はこれでお終いです。お休み!