どうも皆さんこんにちわ。
大抵のものは美味しく食べられるなべざらしです。
突然ですが、皆さんはお魚は養殖物と天然物、
どちらがお好きでしょうか?
…多分世間的なイメージ的にも、
声を大にして「養殖物が好き!」と言う方は
中々いないのではないかと思います。
しかし、漠然と天然物の方が養殖物よりも良い!
というイメージを持ってはいるけど、
具体定期に何が良いのかは分からない…
という方も多いのではないかと思います。
ちなみに俺もよく分かってません。
というわけで、今回は養殖とは何なのか?
養殖物と天然物は一体どういう違いがあるのかなどなど、
養殖と天然に関する雑学をご紹介していきたいと思います。
養殖の意味とは?
では、まずは養殖の意味について調べて行きたいと思います。
養殖というのは皆さんのイメージ通りですが、
魚などの生物を人工的に飼育することを言います。
この養殖というのは、
食べるために育てるというのももちろんありますが、
その他にも
・貝の真珠など、副生成物を目的に育成する
・人間によって崩れた海の生態系のバランスを整える
などの目的でも行われるようです。
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ただ食べるためにだけに養殖するってわけじゃないんだな。
しかし、養殖を行うには対象となる生き物の生態系を熟知している必要があり、
安定した養殖が行えるようになるまではけっこう時間がかかります。
意外と養殖と言うのは大変なんですね。
養殖の歴史
養殖というと、やはり技術が進歩した現代になってから
盛んに行われるようになったというイメージがあると思いますが、
実はかなり昔から養殖の文化は存在していたようです。
例えば、コイの養殖は3000年前の中国から始まったとされており、
春秋戦国時代には越王の臣下である范蠡という方が、
世界初となる養殖についてのまとめた文献の「養魚経」を作ったと言われています。
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そんな昔から養殖って行われてたのか。
また、古代ローマでは牡蠣の養殖が行われており、
資産家の方々の投資先の一つとして
魚の養殖場の経営などがあったんだとか。
この養殖場には淡水で出来た池もあれば、
海から海水を引き込んで作った海水の池もあったそうです。
古代ローマの資産家の方々は、この養殖場を使って
パーティで振舞われるにヘダイやヒメジなどの高級魚を育てていたそうです。
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自分たちで育てた高級魚をパーティで食べると言うのは、ただ食べるのよりも格段に美味しく感じるかもね~。
その他にも、中世のヨーロッパでは
カワカマスやウナギ、コイの養殖が盛んだったようです。
養殖と完全養殖の違いとは?
「完全養殖」という言葉を聞いたことがあると言う方もいると思いますが、
普通の養殖とこの完全養殖は何が違うのでしょうか?
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たしかに養殖と完全養殖の違いって言われてみれば全然分からんな。
完全養殖と言うのは、簡単に言えば
生物の誕生から産卵までを全て養殖場の中だけで回しているということ。
養殖場で生まれた魚が養殖場で育ち、
養殖場で産卵をして出荷される。
そしてまた養殖場で生まれる…ということですね。
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完全養殖というのは一つの世界を作ってしまうということに等しいのかもしれませんな。
対して、普通の養殖というのは
野生から捕まえた魚を養殖場で育成するというものです。
実は、養殖というのは野生にいる稚魚などを捕まえて育成している場合が多く、
まだまだ多くの種の魚を完全養殖で育てることは難しいのが現状のようです。
また、養殖は天然の稚魚を捕まえて育てている関係上、
天然資源が減ってしまうという点が問題にもなっています。
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もっと完全養殖の技術が発達して、なるべく天然の稚魚を捕まえずに済むようになるといいね。
養殖に関する問題点とは?
魚の安定供給も可能になる養殖ですが、
実は様々な問題点があることも事実です。
例えばどんな問題点があるのかを挙げてみると…
過剰生産の可能性:
養殖もやはりビジネスなので、特定の種類の魚が利益が高いとなると、
その種類の魚が集中的に養殖される可能性もあります。
そうなると供給が過剰になって逆に値下げしないと売れなくなってしまい、
価格の暴落を招いてしまう可能性もあります。
水質の汚染:
餌の与え過ぎや過密養殖によって、その周辺の水質が汚染されてしまう可能性もあります。
外来種の逃亡による生態系のバランス崩壊:
養殖用として他の地域から持ち込まれた魚が逃げ出し、
野生化してしまうと言うのはよくあることで、
これによって生態系に変化が生じてしまう可能性もあります。
などなど。
養殖は便利ではありますがメリットだけではなく、
これから解決していかなくてはいけない問題も多いのが現状のようです。
完全養殖に成功している魚は?
現在の所、完全養殖に成功している魚は
・ナマズ
・サケ
・コイ
・マダイ
・トラフグ
・エビ
などなどがあります。
また、近年では難しいとされていた
クロマグロやウナギの完全養殖にも成功しており、
今後も様々な種類の魚の完全養殖が可能になるのではないかと
期待がされています。
天然と養殖だと何が違うの?
では、今回の本題である養殖の魚と天然の魚は、
一体どんな違いがあるのか?
分析していきたいと思います。
養殖物と天然物は、別にどちらかが完全に勝っていて、
どちらかが完全に劣っていると言うわけではありません。
双方メリットデメリットがあるようです。
養殖物と天然物、それぞれの特徴を挙げると…
養殖物:
・安定して栄養価の高い餌を食べて育つので、年中通して脂が乗っている
・天然物よりも成長が早い種類もある
天然物:
・養殖物に比べて運動量が多いので、身が締まっている
・季節や産地によって味にバラつきがある
というのが大きい所ではないかと思います。
味に関しては脂がたっぷり乗っているのがいいか、
それとも適度に締まっているのがいいかの好みの違いもあるので、
一概に優劣をつけるのは難しいところですね。
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養殖=天然よりは味が劣るってイメージがあったけど、一長一短なわけか。
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どちらにも良さがあるので、好みによって食べ分けるのが良さそうだな~。
また、「養殖物は薬などを使ったりしていて、何を食べているのか分からないから怖い…」
というイメージによる不安感を持っている方も多いと思います。
しかし、これに関しては「じゃあ天然物は大丈夫なのか?」と言われれば、
天然物の魚だって生きて行く過程で何を食べてるのか分かったもんじゃありませんので、
どちらが安全なのか?というのは優劣をつけにくい部分だと思います。
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たしかに、天然物は天然物で、知らず知らずのうちに人間にとって有害な物を口にしている可能性もあるからな。
![なべざらし](https://nabenabeblog.net/wp/wp-content/uploads/2018/08/90f80471d9f2632a5d72253a10468423.png)
ある意味食べる物がちゃんと管理されている養殖物の方が安全な可能性があるかもしれないね。
養殖と天然まとめ:養殖技術のこれからの発展に期待
俺自身も、養殖物と天然物の味の違いなんて分かりはしないのですが、
漠然と天然物の方が美味しいんだろうな~と思っていました。
しかし、実際はどちらにも良さがあると知って、
養殖も捨てたものではないんだなと感じました。
これからも養殖の技術が進歩して、
色んな魚が完全養殖になったり、
より安全性の高い魚になったりと改良されていくと嬉しい。
これからの養殖技術の進歩に期待しています!
![なべざらし](https://nabenabeblog.net/wp/wp-content/uploads/2018/08/90f80471d9f2632a5d72253a10468423.png)
それでは、今回はこれにて終わりです。お休みなさ~い。