皆さんはビールって好きですか?
ビールはお酒の代名詞とも言えるような存在で、
飲み会の時なども「とりあえずビール」って感じで
よく飲まれていますよね。
そんなビールですが、よくよく見てみると
・何で瓶ビールは633mlなんて中途半端な量なんだろう
・瓶ビールの栓って一体誰が考えたんだろうか?
などなど、実は素朴な疑問の宝庫だったりもします。
ということで、今回は瓶ビールについての雑学についてご紹介していきたいと思います!
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暇な人は、それこそビール片手に見てもらえればな~と思います。
瓶ビールの量は何故633mlと中途半端なのか?
皆さんは大瓶の瓶ビールってどのくらいの量なのかご存知でしょうか?
ご存知の方も多いかもしれませんが、
これは実は633mlという非常に中途半端な量となっております。
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中途半端な数字過ぎて非常にモヤッとしますな…。
もっとキチッとした量にすればいいのに、
何故こんな中途半端な量なのか…?
実はこれは過去の酒税法の制定の時に決まった数字なんだそうです。
ビールの大瓶の容量が633mlという非常に中途半端な量になったのは、
昭和15年(1940年)の酒税法の制定が発端なんだそうです。
1940年3月に、日本では新たな酒税法が制定されました。
それまでの法律だと
・ビールの生産量に応じて課せられる「ビール税」
・物品の出荷される量に応じて課せられる「物品税」
という二つの税法がビールには適用されていたのですが、
1940年の法改正によってこれらは一本化され
・ビールの出荷される数量に応じて課される「ビール税」
に統一されたんだそうです。
しかし、当時各メーカーで使われていたビール瓶を調べてみたところ、
これがなんと容量がバラバラで統一性が無かったんだそうです。
これでは会社によってビール一本当たりの税金が違うことになってしまい、
税金の徴収が非常に複雑になってしまいます。
ちなみに、その当時使われていた瓶の容量は、
一番大きいもので643ml、一番小さいもので633mlだったそうです。
そこで、じゃあ一番小さい瓶の容量を基準にすれば、
規格が統一されることによって税の徴収もスムーズになり、
これまで通り大きい瓶を使っていても問題が起こらないのでいいのでは?
ということで、ビールの大瓶は633mlという容量が定着したんだそうです。
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新しくキチッとした分量の瓶を作ると言うのもまた大変だからな~。中途半端な量でもとりあえずはそれで決めてしまった方が、皆混乱せずに済んだってことなのかな?
瓶ビールの王冠とギザギザ
あまり気にしたことがあると言う方は少ないと思いますが、
瓶ビールの栓になっているあの金属に蓋に関する雑学です。
あの金属の蓋…いわゆる王冠は、正式にはスカートという名称で、
メーカーや銘柄を問わず、全てのスカートはギザギザが21個付いています。
明治時代の中頃までは、
ビール瓶の栓はコルク栓が主流だったそうです。
しかし、このコルク栓は当時コルク抜きなどの道具が無かったこともあって、
開栓するだけでも一苦労するという代物でした。
また、コルク栓の蓋はビール瓶を製造する過程でも、
1分間に2個くらいしか打栓することが出来ず、
生産性も良くなかったそうです。
そこで、イギリスのウイリアム・ペインターさん
という方が開発したのがこの王冠型の栓です。
この王冠型の打栓はコルク栓に比べて圧倒的に生産性もよく、
なんと1分間に1000個も打栓出来たんだそうです。
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もはや勝負になっていない…。
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これが出てしまってはもはやコルク栓の意味ってないな。
また、王冠のギザギザを21個にしたのは、
それが開栓する際に一番抜きにくい形だからなんだとか。
そんな王冠型栓が日本にやって来たのは、
明治33年の頃の話だったんだそうです。
瓶ビールは缶ビールより美味しい?
「瓶ビールの方が缶ビールよりも美味い!」
…あなたはこんなお話を耳にしたことはないでしょうか?
瓶ビールも缶ビールも同じビールなのに、
何故味に違いが出るなんてことが起こるのでしょうか?
というか、その話は本当なのでしょうか?
次はこの噂の真相についてお話していきたいと思います。
まず、基本的には瓶ビールと缶ビールは
入れられている容器が違うというだけで、
中の量や成分などは全く一緒です!
そのため、
「そもそも入ってる物が違うから味に優劣がある」
ということは考えられません。
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まあ瓶と缶でそもそも中身が違います!ってことになったら、皆どっちか美味しい方ばっかりを買うことになっちゃうだろうしね~。
次に「缶ビールは金属の缶に入ってるから、そのせいで鉄臭く感じる!」
という意見もよく見られるので、これについても触れていきましょう。
たしかにビールを金属の缶の中に入れていると、
その金属の匂いがビールに移ってしまって、
風味などに影響が出てくるのでは?というのはもっともな意見です。
しかし、これはビールメーカー各社ももちろん織り込み済みで、
そうした匂い移りがないように、実は缶ビールの内側には
特殊な樹脂によってコーティングがなされています。
そのため、ビールと金属が直接触れ合うことはないので、
鉄臭いというのは本来ならばあり得ません。
…ただ、やはり金属質な缶の見た目や質感によって、
鉄臭いという錯覚が生じてしまい、
そのせいで味が劣っているように感じるという可能性は
やはり否定出来ないかもしれませんね。
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いわゆるプラシーボ効果というやつですな。
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味ってのは舌だけで感じてるわけではなく、味覚や視覚、嗅覚などの情報を総合したものっていう研究もあるしな~。
中身も全く同じだし、「缶ビール=鉄臭い」というのも気のせい…。
では、一体瓶ビールと缶ビールでは何が違うのか!?
と言うと、その違いはどうやら注ぎ口の大きさにあるのでは?
と言われているようです。
例えば瓶の場合はその注ぎ口は細くなっていますよね?
つまりそれは、ビールをグラスに注ぐ際に
少量ずつビールが出てくるという事なので、
ビールの炭酸も抜けにくい!
そのため、強めの炭酸が効いた味を楽しむことが出来ると言われています。
だから「瓶=美味しい」という意見が出たんでしょうね。
その一方で、缶ビールは瓶に比べて
注ぎ口からビールが勢いよく出てきやすい構造で、
そのため炭酸が抜けやすいんだとか。
真偽のほどは定かではありませんが、
瓶ビールが缶ビールよりも美味しく感じるのは、
こうした理由があるからだと言われています。
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つまり瓶ビールをラッパ飲みすれば一番強い炭酸を味わうことが出来るから最強ってことなのかな?
瓶ビールを開栓せずに出すと違法になる?
続いては、居酒屋とビールについての雑学です。
居酒屋で瓶ビールや缶ビールを注文すると、
店員さんがあらかじめ開栓した状態で持ってきてくれますよね。
人によっては、瓶ビールの栓を自分でポンッ!と抜くあの瞬間が好きだから、
出来れば自分でやらせてほしいな~なんて思う人もいるかもしれません。
しかし、居酒屋がビールを開栓した状態で持ってくるのは、
仕方ない都合があります。
というのも、開栓していないビールをお客さんに提供してしまうと、
なんと違法になってしまいしょっ引かれる可能性があるからです。
開栓していないビールを売るというのは、
お客さんにそのまま持ち帰られる可能性があるということ。
つまりは酒屋さんと同じような状態になってしまう場合があるということです。
そして、酒屋さんのようにお酒を売って
お客さんが持ち帰るという販売形態を取るには、
「酒類販売免許」という免許が必要なのです。
その飲食店が種類販売免許を持っているのなら大丈夫ですが、
持っていない場合はそうした事態が起こると摘発の対象になってしまいます。
そのため、飲食店ではビールはあくまで
店内で飲んでもらうようにということで、
栓を抜いた状態で提供するんだそうです。
ちなみに、例えば牛丼チェーンとして有名な
吉野家の持ち帰りメニューを見てみても、
ソフトドリンクはあってもアルコール類はありません。
これは酒類販売免許が無いからということですね。
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別に店員さんがサービスとして栓を抜いてあげてるわけではないんだな。
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でもこれってしっかりと店員さんにその旨を伝えておかないとトラブルとかが起きそうだよね。
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飲食店を経営している方は、しっかりと部下にビールの栓を抜いて提供すること、またその必要性を教育する必要があるな。
生ビールと瓶ビールは全く同じ
ビール界では、樽からサーバーで
直接ジョッキに注いだものを「生ビール」と呼んでいますよね。
「生ナントカ」って聞くと、
なんとなく普通の物よりも美味しいのでは?
という印象を抱くのは俺だけではないと思います。
しかし、実は生ビールと瓶ビールは全く違いがないそうです。
ただ樽から注がれたら生ビール、
瓶から注いだら瓶ビールというだけで、
内容物の違いなどは一切ないんだとか。
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俺の『生ナントカは美味しい』という幻想が崩れ去った…。
瓶ビールまとめ:味の違いは迷信みたいなもんだったのかな…
今回は瓶ビールについての雑学をまとめてみました。
瓶ビールが中途半端な理由と言うのは
実はちょっと前から気になってはいたんですが、
昔の法改正の頃の名残だったというのは意外でした。
また、ビールの容器と味の違いについては
前々から諸説あることは聞いてはいましたが、
別に内容物の違いはないと聞いて
「ま~そりゃそうだよな」
と妙に納得してしまったり肩透かしを食った感じになったり…。
何にせよ、ビールは俺達現代人のめでたい席で活躍したり、
嫌なことを忘れたい時のお供になってくれるありがたい飲み物です。
これからも各メーカーさんには、
美味しいビールを作り続けてほしいですね。
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それじゃ、今日の所はこれにてお終いです。
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また何かの記事でお会いしましょう。