昨日家の近くでヤモリを発見したよ。
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へー。ヤモリはよく分からんけど縁起が良い生き物って言われてるらしいぞ。良かったな。
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…いや、あれはヤモリだったんだろうか…?それともイモリ…?あるいはタ〇リ…?よくよく考えると何がヤモリで何がイモリなのか、判断する方法とか全然知らなかったわ…。あいつは一体何モリだったんだろうか…?
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じゃあ今回はやることもないし、ヤモリとイモリの違いについて調べてみようぜ。
ヤモリやイモリと言うと、
日本では古くから親しまれている生き物ですよね。
住んでいる地域によっては、
よく見かけるという方もいるのではないでしょうか。
しかし、このヤモリとイモリ、
意外とどっちがヤモリでどっちがイモリなのか?
判別方法が分からないという方も多いのではないでしょうか?
ということで、今回はヤモリとイモリの違いについて
ご紹介していきたいと思います。
ヤモリとは一体どういう生き物か?
まずはヤモリとはどんな生き物なのかを見ていきましょう。
ヤモリとは正式にはニホンヤモリという名前で、
爬虫綱有鱗目ヤモリ科ヤモリ属に分類トカゲの仲間です。
主な分布地域は
・中国東部
・日本
・朝鮮半島
となっているようです。
大きさはおよそ10~14cmほど。
灰色や褐色の体をしていて、斑模様をしています。
また、環境に合わせて体の色を変化させることが出来ます。
主に人間の家の周りなどに住んでいることが多く、
各種昆虫やクモなどを食べて生活しています。
ちなみに夜行性で、昼間は壁の隙間などで体を休めていることが多いようです。
また、ヤモリはトカゲの仲間なので、
トカゲの仲間らしくピンチの際は尻尾を切って
逃げることが可能です。
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いわゆるトカゲの尻尾切りってやつね。
しかも切り離された尻尾はその後10分くらいは
くねくねと動いたり跳ねたりと元気に動きます。
(ちょっと怖いですね。)
切った尻尾はその後ちゃんと生えてくるようです。
臆病で大人しい性格なので、驚かされたりすると
前述のように尻尾を切って逃げたり、
壁の隙間などの狭い場所に入り込むようです。
また、冬になると壁の隙間などで冬眠して冬を越します。
ヤモリは家を守る「家守」が語源!?
ヤモリはなんでヤモリという名前なのか?
と言うと、その理由は「家を守る」という意味の
「家守」から来ていると言われています。
ヤモリは前述の通り、昆虫など蜘蛛などを食べますので、
人間にとって害虫を食べてくれる存在です。
加えて、前述の通り大人しくて臆病な性格なので、
人間にとって害がありません。
人間にとって有害な害虫から家を守る!
ということで家守なんだそうです。
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でも蜘蛛実は人間にとっては益虫なんだぞ。
ヤモリは縁起の良い生き物だった
前述の通り、害虫から人間のお家を守ってくれるヤモリは
縁起の良い生き物として信じられていたそうです。
特に白い色のヤモリは金運アップの力があるとも
信じられていたようです。
また
・白いヤモリが出てくる夢を見ると金運上昇
・複数のヤモリが出てくる夢を見ると人間関係が良くなる
というお話もあるそうです。
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これからは白いヤモリの画像を目に焼き付けてから寝ることにします。
イモリとはどんな生き物か?
では、次はイモリについて詳しく見てみましょう。
俺達がイモリと呼んでいる生き物は、
正式にはアカハライモリという生き物だそうです。
イモリは有尾目イモリ科イモリ属に分類される両生類の一種。
両生類ということはカエルやサンショウウオなどの仲間ということですね。
分布は日本の本州、四国、九州とその周囲で、
日本の固有の生き物なんだそうです。
大きさは10cm前後でヤモリよりも若干小さく、
背中側は黒-茶褐色、腹は赤地に黒の斑点模様となっています。
ちなみにイモリはなんとフグと同じ
「テトロドトキシン」という毒を持っていて、
お腹の赤黒の斑点模様は
「俺は毒を持っているぞ!」
というアピールのためなんだとか。
外敵に襲われた際はなんと体を倒して
赤い腹を見せつけると言う習性があるようです。
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まず逃げた方がいいんじゃねーのか…。
イモリの大きな特徴として、毒以外にも高い再生能力があります。
イモリの再生能力はかなり高く、例えば尻尾を切ったとしても
ヤモリはなんと完全に骨まで含めて尻尾が再生するそうです。
(トカゲなどは尻尾を切っても骨は再生出来ません。)
また、尻尾だけではなく各足などを切断されても完全に指先まで再生が可能!
まるでナ〇ック星人のようですね。
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ただナ〇ック星人のモデルとなってるのはイモリではなくナメクジです。
イモリは主に田んぼや池、川などの淡水中に住み、
主に昆虫やミミズなどを食べて生活しています。
そして冬になると水路の落ち葉や石の下などで
冬眠して冬を越すようです。
イモリは井戸を守るから「井守」!?
ヤモリとイモリの違いの一つに住む場所が家屋周辺か?
それとも水辺なのか?というポイントがあります。
イモリは水辺周辺で昆虫などを食べるので、
「水がある所=井戸(あるいは田んぼ)」を守るという意味で
「井守=イモリ」という名前になったんだとか。
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見た目もけっこう似ている両者だけど、名前の由来も大体同じような感じなんだな~。
イモリの黒焼きは惚れ薬だった!?
そんなイモリですが、昔の日本ではなんと
このイモリの黒焼きは惚れ薬として使われていたんだとか。
竹筒のしきりを挟んで両側にオスとメスをそれぞれ
一匹ずつを分けて入れて焼く…という作り方で、
しきりの向こうの相手に恋焦がれて
心臓まで真っ黒に焼けると言われていたんだとか。
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いや、単純に焼かれて真っ黒になってるわけですけどね。
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ていうか毒がある生き物だし食ってもいいんでしょうか?
中国の方ではイモリではなくヤモリの黒焼きが作られていたそうですが、
日本ではイモリの黒焼きになったというのは、
中国とはまた異なった文化なのかもしれませんね。
ちなみに、イモリの黒焼きを食べての死亡例は確認されていないそうです。
ヤモリとイモリの違いをまとめてみよう
ここまででヤモリとイモリの生態についてご紹介してきましたが、
ここまでの範囲でもけっこう両者には違う点があることが
お分かりいただけたのではないかと思います。
ということで、ここで一度両者の違いについてまとめてみましょう。
両者の違いを挙げてみると
・ヤモリや家屋周辺に住み、イモリは水辺に住む
・ヤモリは爬虫類だけど、イモリは両生類
・ヤモリは毒を持っていないけど、イモリは持っている
・ヤモリはお腹が赤くないけど、イモリは赤い
・ヤモリはイモリに比べて色が薄い
・ヤモリはピンチですぐ逃げるが、イモリは腹を見せつける
ざっとこんなもんでしょうか?
けっこう違うポイントは多いんですね。
ヤモリとイモリを見分ける際には、お腹の色などを確認すると
パッと見でも判別が可能かもしれませんね。
ヤモリとイモリまとめ:どちらも人間に利益のある生き物でした
イモリには実は毒があるというのはけっこう意外な事実でしたが、
調べていてやはり興味深かったのはヤモリとイモリそれぞれの名前の由来でした。
家を守るから「家守=ヤモリ」、
井戸や田んぼを守るから「井守=イモリ」
というのを見ると、何だか一気に親近感が湧いてきます。
両者共人間に親しまれてきた生き物なんだな~。
別に邪険に扱っていたわけではありませんが、
これからはヤモリやイモリを見たら一層手厚く扱おうと思います。
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俺も人間に親しまれるような生き物になれるよう精進したいですね。まあ明日から本気出すとして今日はもう寝ますが。