今日は米を炊くのを忘れてしまった…。そしてカップ麺の買い置きもない。何故なら昨日三食カップ麺で済ませて大量消費したから。あるのはスパゲッティの乾麺と野菜の切れっぱとウィンナーとか…。あとケチャップ。
そう!こういう時に活躍するのが手軽に作れるナポリタンなのである!今回はそんなナポリタンについての雑学について紹介していきます。
(俺の出番が全くなかった…。)
どうも、スパゲッティの中ではナポリタンが一番好きななべざらしです。
ナポリタンは日本の国民食!
喫茶店などでも定番のメニューですし、
ナポリタンを愛好している方も多いハズ!
しかしそんなナポリタン、
日本で生まれたというお話はよく聞きますが、
一体どんな経緯で生まれたのか?詳しい事は知らない!
という方も多いのではないでしょうか?
今回はそんなナポリタンの起源を含め、
ナポリタンに関する雑学を紹介していきます。
ナポリタンとはどんな料理?
まずは基本情報として、
ナポリタンとはどういう料理なのか
おさらいしておきましょう。
ナポリタンとはスパゲッティに
・ベーコン
・タマネギ
・ピーマン
・マッシュルーム
などの具材を加え、トマトケチャップを絡めて炒めたパスタです。
ベーコンの部分はハムやウインナーソーセージなど、
臨機応変に変わることがあります。。
そしてお好みではありますが、タバスコや粉チーズをかけて食べるというものです。
ちなみに、俺はナポリタンにたっぷりと粉チーズをかけて食べるのがたまらなく好きです。
やっぱりナポリタンに粉チーズは欠かせないよな。
山のように、あるいは雪原のようにチーズをかけて食べましょう。
ナポリタンの発祥は日本のどこ?
ナポリタンというと必ず話題に上るのが、
「ナポリタンは日本発祥のパスタだ!」ということ。
では、ナポリタンを開発したのは一体どこの誰なのでしょうか?
ナポリタンの起源については実は様々な説がありますが、
よく知られている説を挙げると横浜山下町にある
ホテルニューグランドの2代目総料理長である入江茂忠さんが
最初に考案したと…というものがあります。
また、第一次世界大戦の時代に日本が地中海に艦隊を派遣した際、
イタリアに寄港したことがきっかけでトマトベースのパスタを知り、
それが起源となってナポリタンは開発されたのだ!…という説もあります。
他にも、戦前の頃から既に日本に渡ってきていたフランス料理に、
スパゲッティ・ナポリタンは存在していたという説もあるんだとか。
これが本当ならナポリタンの発祥は日本じゃなくてフランス…?になっちゃうのか?日本発祥であると言ってくれ…。
ナポリタンの発祥に関しては、実に様々な説があり、
どれが本当なのか実はよく分からないというのが現状のようです。
まあなにが発祥だったとしても、ナポリタンが美味しい事には変わりがないからいいのだ!
今回はとりあえず、最有力と言われるホテルニューグランドの2代目総料理長・入江茂忠さんが作った説を元に話を進めて行こうと思います。
ナポリタンの歴史:アメリカ軍の食事がヒントになった?
ナポリタンの起源には諸説ありますが、今回は前述の通り
ホテルニューグランドの2代目総料理長の
入江茂忠さんが作ったと言う説を前提にお話をしていきます。
このホテルニューグランドは戦後マッカーサー率いるGHQに接収され、
その後7年間の間アメリカ軍によって使用されていたそうです。
そして、そこでアメリカ軍の兵士が食べていた食事が
ナポリタン誕生のヒントになったというお話があります。
当時のアメリカ軍ではスパゲティをトマトケチャップで和えたものが、
一般的な食事として兵士達に支給されていたそうです。
しかし、そのケチャップをあえたスパゲッティには具が入っておらず、
当初それを見た入江さんは「芸のない食べ物だな…」と感じたそうです。
たしかにただケチャップぶっかけただけのスパゲッティは何か味気無さそうだな…。
俺は料理するのが面倒臭い時とか、パスタソースがなくてパスタしかない時とかによく醤油ぶっかけただけのパスタ食うけどな。
そして1952年になるとホテルニューグランドの接収は解除され、
入江さんは2代目総料理長に就任します。
アメリカ軍は去りましたが、ニューグランドの倉庫には
スパゲティーの乾麺と瓶詰のケチャップが大量に残っていたそうです。
そこで入江さんはこれを活かして
ニューグランドの再スタートを切ろうと思い、
ナポリタンの開発を始めた…と言われています。
アメリカ軍に置いてけぼりを食らった乾麺やケチャップ達も、ナポリタンの開発という歴史的な偉業の礎になったのなら満足したかもしれませんな。
ナポリタンの面が太い理由は?
ナポリタンといえば、他のパスタに比べて
面が太くて柔らかいというのも特徴ですよね。
しかし、何故ナポリタンは
他のパスタと同じような麺にしなかったのでしょうか?
これも、入江さんが作った
ナポリタンに関するエピソードに記録があります。
入江さんはアメリカ軍の食べていた
ケチャップであえたスパゲッティに具材を追加したりと改良を重ね、
しっかりとした料理としてナポリタンを仕上げていきました。
しかし、このナポリタンを品評会に出したところ、
ある不満の声が上がりました。
というのも当時の日本には歯応えが残るようにパスタを茹でるという、
いわゆる「アルデンテ」の習慣がなかったため、
食感に違和感を感じる方が多かったそうです。
やっぱり食文化っていうのは国々でけっこう違うからな~。
本場のやり方をそのまま持ってきたからって、すぐに受け入れてもらえるわけではないってことだね。
入江さんそうした問題を解決するために、
日本人の嗜好に合わせて麺を太くやわらかくしようと考えます。
そして、7割ほど茹でたスパゲッティを冷蔵庫に一晩置き、
うどんのような食感にするという調理法を編み出しました。
これが、ナポリタンの麺が太い理由であるとされています。
ちなみに、日本の小説家である浅田次郎という方は、
「パリわずらい 江戸わずらい」というエッセイ集で
「ナポリタンの麺はアルデンテなどであってはならない」
「昨日茹で上げて一晩冷蔵庫に眠っていたようなブヨブヨの麺が好ましい」
と語っています。
ナポリタンを愛好する方は多くいますが、
やはりナポリタンの麺は太くて柔らかくないといけない!
というこだわりを持つ人も多いのでしょうね。
俺もナポリタンの麺は太くて柔らかいやつの方が好きだな!
ナポリタンについての海外の反応
日本では庶民に広く親しまれ、皆に愛されているナポリタン。
しかし、このナポリタンについてパスタの本場である
イタリアの方などはどう思っているのでしょうか?
ナポリタンに対しての海外の反応を見てみると
・イタリアじゃケチャップをパスタにかける人はいない…。
・ケチャップはあかんやろ!
・トマトソースじゃダメなのか?
・食べてみたら美味しかった。
・独自進化しすぎだろーーーーー!!!
・パスタにケチャップなんてかけたら家族に勘当されてしまう。
・かなり美味そう!今度食べてみたい。
・日本の友人の家で食べたことあるけど、美味しかったよ。
などなど、様々な声を聞くことが出来ます。
傾向をまとめてみると
・パスタにケチャップを使うとかありえないだろ…。
・でも実際に食べてみると美味かった。
という意見が多いようです。
ナポリタンは美味いんだけど、やはり日本で出来たものだから本場の人たちからすれば常識外れな感じなのかな~。
俺達が海外の寿司のカリフォルニアロールとかを見て『こんな寿司見たことねえよ…。』ってなるのと同じような感覚なのかもしれないな。
ナポリタンまとめ:発祥に複数の説があるのはちょっと意外だった
ナポリタンについて別に詳しいわけではありませんでしたが、
ぼんやりと「日本人が作った物」というのだけは耳にしたことがありました。
なので、正確な記録があるのかと思っていましたが、
割とナポリタンの誕生には様々な説があるというのがちょっと意外でした。
また、海外の反応も見てみると面白く、
「パスタにケチャップはイタリアではありえない行為なのか!?」
とショックを受ける反面、「食べてみると美味しかった」
という声を聞いてホッとしたりもしました。
そんな日本で独自進化したとされるナポリタン。
これからも末永く食べ続けていきたいと思います。
お腹減ったからナポリタンでも作るか…。
お前冒頭でもナポリタン食っただろうが。