長い人生の中、一度くらいは
動物園に行ったことがあるという方は少なくないと思います。

 

あるいは、動物園の近くに住んでいるという方は
けっこう頻繁に行ったりしているかもしれません。

 

動物園にはラインオやゾウなど、
様々な生き物がいて楽しいですよね。

 

そして、動物園で見られる生き物と言えば、
長~い首を持つキリンも有名どころだと思います。

 

キリンは何だか草をモシャモシャ食べてて、
けっこうのんびりした生き物というイメージがあります。

 

しかし、実はキリンの生態をよくよく調べてみると、
けっこう驚きの事実がたくさん浮上してきて、
ついつい誰かに言いふらしたくなってしまいます。

 

なべざらし

ってことで、今回はそんなキリンの雑学についてご紹介していきたいと思います。

 

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キリンはどんな生き物?その生態とは?

まずはキリンとは一体どんな生物なのか?
詳しい分類や生態などについて見てみましょう。

 

キリンは偶蹄目キリン科キリン属に分類される動物で、
現状存在する生き物の中で最も背が高いと言われています。

 

生息域は主にアフリカ中部より南のサバンナや、
木がまばらに生えている疎林(そりん)に住んでいるようです。

 

基本的に平均6頭くらいの群れで暮らしていて、主に

・木の葉
・若芽
・小枝
・果実

などを食べる草食動物です。

 

ちなみに、オスは首を伸ばして高い所の葉っぱを食べ、
メスは首をひねって低い所の葉っぱを食べるという風に、
食べる所を住み分けする習性があるようです。

 

同じ種族同士で喧嘩しないための知恵なのかもしれませんね。

 

また、草や葉っぱに含まれる水分だけでも生きていくことが可能で、
水を飲む必要があまりないのも特徴。

 

食べ物が新鮮な場合はなんと数カ月も水を飲まなくても大丈夫なんだそうです。

 

そのため、他のサバンナで暮らしている生き物のように、
乾季になっても水を求めて大移動するということがないんだそうな。

 

なべざらし

数カ月も水を飲まずに生きてられるなんてすごい生き物なんだな…。

さぼすけ

俺も断水には自信があるぞ。

 

 

ちなみにキリンはなんと時速50~60kmの速さで走ることが可能!
しかし足が長いためトップスピードになるまでけっこう時間がかかるそうです。

 

なべざらし

ちなみに100m金メダリストとして知られるウサイン・ボルト選手は最も加速が乗った状態でも37~38kmだそうです。

さぼすけ

つまりキリンに追いかけられて逃げ切ることが出来る人類は存在しない…。恐ろしいこっちゃ。

 

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キリンの鳴き声は牛そっくり!?

あなたはキリンが鳴く瞬間を見たことがありますか?

 

現在では動画サイトなどで見ることが出来るかもしれませんが、
生で見たことがあるという方は中々いないかもしれません。
キリンは滅多に鳴くことがないからです。

 

ちなみに、キリンの鳴き声は牛に近く、
「モー」という鳴き声だそうです。

 

なべざらし

キリンって鳴き声がいまいち想像出来ないような見た目してるけど、まさかモーと鳴くとは…。意外だった。

さぼすけ

てっきりもっとかん高い感じの鳴き声だと思ってたわ。

なべざらし

『キー!』とか『リーン!』とか?

さぼすけ

いや、馬みたいな『ヒヒーン!』系統かなと。

 

ただし前述の通りキリンは滅多に鳴き声を出すことはなく、
動物園の飼育員さんですら本当にごくたまにしか聞くことが出来ないそうです。

 

キリンの首の骨はなんと人間の首の骨と同じ数!?

 

キリンと言えば最大の特徴は何と言ってもあの長い首。
高い所の草木を食べるために進化したものという説が有名ですよね。

 

しかし、実はあの長い首を支えている骨の数はたったの7個!
これは人間の首の骨の数と同じだそうです。

 

キリンの首はそれだけで2mほどの長さがあり、
重さはなんと200~250kgほどもあります。

 

そんな大きなものをたった7個の骨で支えていると言うのには驚きですね。

 

さぼすけ

あんな長い首を支えてるんだから、きっと一個一個がめちゃくちゃ太くて強靭な骨なんだろうな…。

なべざらし

首の重さのけっこうな割合が骨の重量だったりして。

 

キリンは超高血圧!

 

キリンは5mもの巨体を誇っています。

 

そのため、全身に血を巡らせるにはかなりの血圧が必要になるため、
非常に高血圧な生き物なんだそうです。

 

参考程度に人間の血圧と比較してみると

 

・人間の血圧の平均値:最高120mmhg、最低80mmhg
・キリンの血圧の平均値:最高260mmhg、最低160mmhg

 

何と最低値でも人間の最高値を大きく超え、
最高値に至っては人間の2倍以上という高さ!

 

まあそもそもの体の大きさが人間の倍じゃ済まないくらいなので、
このくらい高いのは仕方ないのかもしれません。

 

また、血流の話についてもう一つ雑学ですが、
キリンの後頭部には「ワンダーネット」いう毛細血管が張り巡らされており、

これが急激な血圧変化も吸収してくれる役割を持っているため、
キリンは頭を急に上下させても立ち眩みなどを起こさないそうです。

 

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キリンの寿命

キリン2

次はキリンの寿命について見ていきましょう。

 

キリンの寿命は動物園などで飼育されている個体で
およそ25~30年ほどと言われています。

 

これはゾウやカバなどの他の草食動物に比べると
ちょっと短いくらいの長さです。
(ゾウは50~60年、カバは30~40年)

 

また、野生の環境の場合はこの半分くらいになると言われています。
肉食動物に狩られてしまうというのも原因だと思いますが…。

 

キリンの舌はかなり長い!

 

キリンについての雑学として有名なのが
「舌の長さ」です。

 

キリンの舌は実はかなり長く、なんと40~50cm、
特に長い場合は60cmもある個体もいるそうです。

 

何故こんな長さなのかと言うと、
はやり高い所の草木をより食べやすくするためと言われています。

 

なべざらし

首が長いだけでもかなり高い所の葉っぱを食べれるだろうに…。意外と食いしん坊なんだな~。

 

 

キリンの睡眠時間はめちゃくちゃ短い

 

キリンは睡眠にも驚きの秘密が隠されています。

 

キリンの一日の睡眠時間はなんと驚きの20分!!

しかも立ったまま寝るとのこと。
これにはナポレオンも驚きです。

 

キリンは過酷なサバンナで暮らしているので、
いつライオンなどの肉食獣に襲われるか分かりません。
また、幼い子供が襲われてしまう危険性もあります。

 

そのため、おちおちゆっくり寝てもいられないので、
このように超短時間睡眠なようです。

 

なべざらし

でも睡眠時間が少なく済むっていいよね。ド〇ゴンボールの魔人ブ〇も一瞬で寝て起きて『5秒くらい寝たかな~?』って言ってたけど、寝る時間が少ないと一日に色んなことして遊べるし羨ましい。

さぼすけ

キリンは別に遊ぶために睡眠時間短いわけじゃないけどな。

 

 

キリンの蹴りはライオンすら屠る!?

キリンは草食動物ですので、前述の通り
ライオンなどの肉食動物に襲われることもあります。

 

が、しかし!キリンは決して楽に狩れる美味しい獲物なんかではありません!
キリンを狩るというのは百獣の王であるライオンにとっても命がけの戦いになります。

 

というのも、
キリンは最大で2tにも迫る圧倒的な重量を持ち、
さらにその巨体で50kmの速さを出すことが可能な
強靭な脚力を持っています。

 

その重量とパワーから繰り出される蹴りはまさに必殺の一撃!

 

一発でライオンの骨を砕き、
数mも吹っ飛ばして絶命に追いやる威力を秘めています。

 

また、重さを活かした踏みつけも驚異の一言です。

 

数頭で狩りに臨むライオンを一頭で撃退することもあり、
キリンはライオンにとっても決して楽な相手ではないのです。

 

ちなみに、人間がキリンに近づいた際に後ろ蹴りを食らって
命を落とすと言う事件も発生していますので、
サバンナでキリンを見かけても「キリンさんだ~!」と
安易に近づいていくのは危険なのでやめましょう!

 

なべざらし

まあそんな機会はそうそうないとは思うけどね…。

さぼすけ

それにしても、ライオン数頭で挑んでも負ける時があるとか、やはり大きさ=強さってのはけっこう覆しようのない法則なのかもしれないな…。

 

 

キリン同士喧嘩することもある

 

キリンというと、何だか温厚そうな見た目で
いつもはのんびり草とか食べてるイメージがありますよね。

 

しかし、キリンのオスは群れの中での
優劣を決めるために喧嘩をすることもあります。

 

この時の喧嘩の仕方と言うのは長い首を鞭のようにしならせて、
相手の体に頭突きをかますというもの。

 

この習性を「ネッキング」というそうです。

 

このネッキングですが、見てみると
「バコッ!!」というけっこう激しい音がします。
かなりの威力がありそうです。

 

ただ、相手にケガを負わせたりするくらい
激しい喧嘩をすることはしないようです。

 

あくまで力比べであり、
相手を倒すのが目的ではないということですね。

 

基本的にオス同士の優劣と言うのは身長の高さで決まるようですが、
まだ身長に大きな差がない若いオス同士はこのネッキングで優劣を競うんだそうです。

 

なべざらし

ちなみになべざらし一族も、ジャンケンして勝った方が相手の頭を鍋で防がれる前にピコハンで叩くという儀式をして優劣を競い合うことがあります。

さぼすけ

絶対嘘だろ。

 

 

また、キリン同士ではケガなく終わるネッキングですが、
たまたま人間がネッキングを食らって大ケガを負ったという例もありますので、
やはり無暗に近づくのは危険と言えます。やめましょう。

 

キリンの交尾は9割がオス同士!?

 

このネッキングのお話には続きがあります。

 

オス同士が喧嘩する際、喧嘩の興奮が性的な興奮に変わってしまい、
そのままオス同士で交尾してしまうことが多いそうです。

 

そのため、キリンの行う交尾は9割がオス同士だと言われています。

 

さぼすけ

なんだそれは、たまげたなぁ…。

 

キリンは意外と種類が豊富

 

我々にとってキリンとは、
黄色い体にまだら模様があって首が長いあの生物のこと。
あまり種類は無いように思います。

 

しかし、実際はキリンは体表や足の模様など細かな違いによって種類が分けられ、
なんと10種類ほどもいるんだとか。

 

それぞれの種類の名前を挙げていくと

・マサイキリン
・アミメキリン
・ウガンダキリン
・ナイジェリアキリン
・コルドファンキリン
・ヌビアキリン
・アンゴラキリン
・ケープキリン
・キタローデシアキリン
・キタローデシア

このうち、俺達が動物園などでよく見るのは
マサイキリンとアミメキリンの2種類です。

 

なべざらし

どれもあんまり変わらないように見えるぞ…。

 

キリンはペットに出来るのか?

動物園などで飼育されているのを見ることが出来るキリンですが、
我々が個人でペットとして飼うことは可能なのでしょうか?

 

実は、各都道府県知事からの許可を得たり、
キリンを飼育可能な設備を整え点検を受けるなどの条件はありますが、
法律上は個人での飼育が可能なんだそうです。

 

ただし、キリンの値段は一頭350~1300万円ほどかかり、
月々の餌代は10万円ほどかかります。

 

その他にも、キリンが生活出来るほどのスペースや施設の用意が必要なので、
莫大なお金がかかるというのが問題です。

 

なべざらし

よほどブルジョワな人じゃなければキリンと日々戯れる日々は送れないということか…。

 

キリンと麒麟の関係

キリンというともう一つ思い浮かぶのが、
キリンビールなどにも出てくるあの生き物「麒麟(きりん)」です。

 

ちなみに麒麟は中国の伝承にある伝説上の生物で

・あらゆる動物を産んだ獣の長
・鹿に似た見た目で龍の顔、馬の蹄、牛の尾を持ち、体には鱗が生えている
・頭には角が生えているが肉に覆われていて刺さったりしない
・非常に大人しい性格
・植物や虫を踏むのも嫌がるくらい殺生を嫌う
・1000年生きる
・足跡は正確な円の形になる
・曲がる時は直角に曲がる
・罠などにはかからない

などの特徴があると言われています。

 

また、王様が善政を敷く時に現れる神聖な生き物と考えられていたとか。

 

なべざらし

ということは俺も麒麟から生まれたんだろうか…。

さぼすけ

それにしても直角に曲がるってすごい習性だな。

 

 

キリンと麒麟、二人とも同じ読み方で
同じ四つ足歩行の生物ですが、
何か関係はあるのでしょうか?

 

実はこのキリンと麒麟にはちょっとしたお話があり、
中国の文献ではベンガルから来た遣いの方が、
明の永楽帝に対してこのキリンを麒麟として献上したんだとか。

 

ちなみにキリンはオスでおよそ4,7~5,3m、
メスの場合は3,9~4,5mほどの高さ。

 

対して麒麟は伝承ではおよそ5mくらいの背丈だと言われています。
背格好はけっこう似てるので、案外

「マジ!?うおおおおおリアル麒麟でけえええええ!!!」

と永楽帝も信じたのではないでしょうか。

 

キリンまとめ:大きな体は雑学の宝庫だった

 

これまでキリンについて詳しく調べるような機会はありませんでしたが、
いざ調べてみると睡眠時間がめちゃくちゃ短かったり、
意外と戦闘力が高かったりと興味深い情報が満載でした。

 

それと同時に、

「キリン=けっこうのんびりした生き物」

というイメージが変わり、

意外と危険な生き物なのでは…、
とも思えてきました。

 

まあ今にして思えば、
そもそも人間の3倍くらいの大きさがあって、

体重も10倍以上あるんだから
人間にとって脅威的な生き物であることは当然な気がします。

 

これからは動物園などでキリンを見る時は、
のんびりした可愛い生き物というよりも、
強くてカッコいい生き物に見えてきそうです。

 

なべざらし

今度時間があったら、改めて動物園に生キリンを見に行ってみようかと思います。