~買い物中にて~
サボすけ様、お荷物をお持ちいたします!
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?いきなりどうしたんだ?まあありがとう。
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ワクワク
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えええええええええ?いやいやいやいやちょっとちょっとそりゃないんじゃないのサボすけちゃんよおおおおおお???
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誰がサボすけちゃんだよ…。ていうか一体何の話だ?
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普通こういうサービスをしてもらったらチップとか払うもんなんじゃないの?じゃなきゃサボすけの得体の知れない荷物なんて運ぶわけないんだが???
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(また面倒臭いこと言い始めやがった。)ていうか、そもそもチップって一体なんで払うようになったんだろうな?
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たしかに言われてみれば。
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ということで、今回はチップについての雑学を調べてみようぜ。
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OK!
どうも、いつかは海外とか行ってみたいなべざらしです。
海外のドラマとかを見てると、何かしらのサービスを受けた時に、
そのサービスマンに対してお金をちょっと渡す風習、
いわゆる「チップ」というのがありますよね。
日本では馴染みのない習慣なので、
「これまでの人生でチップを払ったことはない!」
という方も多いのではないかと思います。
(俺も実際払ったことはありません)
ちょっとしたサービスを受けるのにも
お金を払わなくてはいけないのはお金がかかることだなぁと思う反面、
チップがもらえるならお仕事頑張るのかもしれない…なんて考えたりしますが、
そもそもこのチップという習慣は何故生まれたのか?気になりますよね。
というわけで、今回はこのチップの謎について迫っていきたいと思います。
チップの相場などもご紹介していくので、
海外旅行などを考えてる方は是非読んでみてください!
チップを払う意味は?
まずはチップの意味について調べてみましょう。
チップの意味を調べているとよく出てくるのが
・規定料金とは別に渡すお金
・サービスを受けたことに対しての心づけ
というものです。
ちなみに、この心づけというのは日本にも同じ考え方があって、
お世話になった方などに感謝の気持ちを表す意味で渡す少額のお金というものです。
ただ、日本の心づけを払うタイミングは結婚式の時やお葬式の時など、
人生において重要な行事の時くらいのもので、
海外のように様々な場面で払うということはあまりないようです。
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せっかくサボすけの荷物を運んでやったのに、ポテトチップしかもらえなかったんですが…。芋で現物支給とかいつの時代だよ。 パリパリ
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しっかり食ってるじゃねーか。
チップの歴史:一体どこから始まった習慣なのか?
では、そんなチップは一体いつから始まったのか?
その歴史について見ていきましょう。
チップの始まりに関しての説の一つが、
ヨーロッパの床屋さんが始まりと言うものです。
なんと、昔のイギリスの床屋さんは単に散髪するだけではなく、
外科医の役割もあったんだそうです。
これも雑学ですが、床屋さんとなると決まって目にする
青と赤と白がグルグル回っているアレは
・動脈
・静脈
・包帯
を意味していたんだとか。
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床屋さんのシンボルマークであるあれにはそんな意味があったのか…。
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チップのことを調べてたのに、全然関係ない雑学も増えてしまったな。
床屋さんは散髪だけではなく、
悪い血を抜き取る血抜きも行っていたそうです。
しかしこの血抜きのサービスは料金が定まっておらず、
お客さんが出せるだけの料金を箱に入れるという料金形態でした。
そしてこの箱には
「To insure promptness(迅速さを保証するために)」
と書かれていたそうです。
そしてそこからそれぞれの単語の頭文字を取って
「TIP(チップ)」になった…という説があるようです。
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スピーディな仕事をしてもらいたければ、お金をちょうだいということね。
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俺もチップくれたら通常の3倍のスピードで動くかもしれん。
また、その一方で上記の説は嘘で、フランス語やドイツ語でチップは
「お酒を飲むためのお金」という意味で使われており、
何か感謝した時に「まあこれで美味い酒でも飲んでくれ」
という感じで渡していたのが発祥だという説もあります。
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子供の頃親戚が『これでアイスでも食べなさい』って言って1000円くらいくれたのと同じような感覚かな?
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それは別に何もしてないのにお金もらってるだけだから単なる小遣いだろ。
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どうでもいいけど、10本近くもアイス食べたら確実にお腹壊すよね。
どちらの説が本当かは定かではありませんが、
こうした習慣がやがてレストランやホテルなど各業界に広がっていき、
チップを払う習慣が出来たんだと言われています。
アメリカではチップを給料の内に入れて計算している!?
チップの習慣はヨーロッパから始まりましが、
昔のウェイターやウェイトレスの方々は、
このチップの収入に頼った生活を送っていたため、
収入が不安定だったそうです。
そこで、1943年にイギリスでは最低賃金に関する規定が作られ、
1955年にフランスでサービスチャージの導入が決められました。
そのため、現在のヨーロッパ圏では収入をチップに依存することが少なくなったため、
チップ制度はあまり厳密なものではないそうです。
しかし、このチップ制度が根強く残っているのがアメリカです。
アメリカでは「仕事中にもらうチップもその人の給料のうち」という考え方だそうで、
ホテル等のチップをもらう機会がある職業の給料は予め低くされているんだとか。
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てっきりチップってちゃんとした給料をもらった上でさらに良いサービスをしたらもらえるボーナス的なものなのかと思ってたけど、アメリカではサービスどころかもらえなきゃ困るっていう感じなのか…。
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何だか収入がチップの量に左右されるってのは怖いな。
アメリカの方々にとっては、チップを払ってもらえないというのは
そのまま生活に直結する問題になってしまうと言えます。
アメリカに旅行に行った際は、チップを渡すのを忘れずに!
チップはどれくらい払えばいいのか?
チップが人々の生活に直結しているアメリカですが、
ではチップというのはどれくらい払えばいいのでしょうか?
これはサービス毎に金額に違いがありますので、
それぞれについてご紹介していきたいと思います。
飲食店の場合:
まずは飲食店でのチップの料金についてです。
一口に飲食店と言ってもチップの値段は微妙に違いがあり
・一般的なレストラン→税抜き料金の15~20%
・ビュッフェ→税抜き料金の10~20%
・ファストフード→不要(レジ付近にチップを入れる箱はあります)
・カウンターバー→1杯につき1ドルほど
というのが相場です。
基本的に、高級なレストランなどの場合は
チップもちょっと高めになる傾向があります。
タクシーの場合:
続いてはタクシーを利用した際のチップです。
旅行などでは移動にタクシーを使うことも多いと思います。
タクシーのチップの相場はおよそ料金の15~20%と言われています。
重い荷物をトランクに積み込むのを運転手さんに手伝ってもらった時や、
ちょっとお店に寄り道などをして、5分以上待たせてしまった時
などは
20%のチップを支払ってあげるようにしましょう。
また、タクシーの場合は「お釣り=チップ」と捉えられる場合もありますので注意!
なるべく正確に料金を支払う方がトラブルを回避出来ます。
現地のツアーガイドの場合:
次は現地人のツアーガイドさんに払うチップ額です。
ツアーガイドさんに支払うチップは、料金の10%ほどが相場です。
ツアーの終わりにガイドさんにチップを渡すのが一般的な流れですが、
大人数のツアーの場合などはどさくさに紛れて
チップを払わずに去る観光客の方もいるそうな…。
前述の通り、アメリカではチップは貴重な収入源ですので、
誤魔化さずにしっかりと支払っていきましょうね!
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なべざらしとの約束な!
ヘアメイクやエステなどの場合:
次はヘアメイクやエステ、マッサージやネイルなどのサロンを利用した場合のチップです。
こちらのチップ額は料金の20%ほどが相場となっているそうです。
どのサービスにも言えますが、
利用する際はあらかじめチップの額を計算に入れた上で
計画的に利用することにしましょう。
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考えなしにサービスを利用してると、チップで思いのほかお金を使ってお金が無い!ってことになってしまいかねないな。
ホテルの方々へのチップは?
最後はホテル関係の方々にお支払いするチップの相場についてです。
こちらは一つの施設でも複数のサービスがあり、
それぞれチップの相場も違いますので別に分けました。
旅行する時はホテルを使う場合がほとんどだと思いますので、
しっかりと覚えておきましょうね!
清掃員さんへのチップ:
まずは清掃員さんへのチップ額です。
これは、部屋の広さやグレードなどに応じて
大体1~5ドルが適正と言われています。
スイートなどのグレードが高いお部屋の場合は
5ドル用意してあげると良いでしょう。
また、清掃員さんへのチップは
チェックアウトの日にまとめて支払うという方もいますが、
その場合その日清掃のシフトだった方の総取りになってしまうので、
平等ではなくなってしまいます。
清掃員さんへのチップは毎日置いておきましょう。
ドアマンへのチップ:
次はホテルの出入り口にいるドアマンへのチップです。
「ドアの開け閉めをしてるだけの人にもチップが必要なんか…」
と感じる方もいるかもしれませんが、
基本的にドアを開け閉めしてもらう度にチップを払う必要はさすがにありません。
チェックアウトして送り出してもらう際に、
ドアマンにタクシーを拾うのを手伝ってもらった時などは、
1~2ドルほどのチップを支払いましょう。
ベルボーイへのチップ:
次はお客さんの荷物を運んでくれるベルボーイへのチップです。
ベルボーイへのチップの相場は荷物一つにつき2~5ドル。
重い荷物の場合は5ドル払うのが妥当です。
また、荷物が少ない場合でも、チップの総額が
5ドル以上になるように支払うのが良いとされています。
コンシェルジュへのチップ:
次はコンシェルジュへのチップ額です。
コンシェルジュというのは簡単に言えば相談役のようなもので、
例えば「この辺に美味しいレストランない?」など、
お客様の相談に乗って調べ物をしたり手配をしたりする係の人です。
コンシェルジュへのチップは相談事一つにつき5ドルが相場で、
難しい相談の場合は20ドルくらいになることもあります。
様々な問題に対応してくれる方なので、
確かにこのくらいはかかっても不思議ではないかもしれません。
ルームサービスへのチップ:
最後はルームサービスへのチップ額についてです。
ルームサービスへのチップの相場は、
頼んだサービスの料金の10~20%ほどというのが定番です。
忘れずにお支払いするようにしましょう。
チップについてのまとめ:チップはボーナスではないんだなぁ…。
チップについて調べていて一番衝撃だったのは、
やっぱり「チップ込みの給料設定になっている」ということ。
先にも言いましたが、俺はてっきり
チップはボーナス的なものだと思っていました。
なので、日本では当たり前のようなサービスを受けるにもお金がかかるなんて、
海外はけっこうお金に厳しいんだなぁ…と思っていましたが、
実際はもらえないと生活に支障をきたすから払って当然ということなんですね。
もしアメリカに行く時は、しっかりとチップを払うようにしたいと思います。
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そんじゃ、アメリカ旅行のイメトレをしながら寝ます。