ねえねえ、サボすけって毎年お墓参り行ってる?
一応ちゃんと毎年行ってるぞ。
俺も行ってるんだけど、ふとお墓参りって何で行くんだろう?って最近思っちゃったんだよね…。このままだと俺は疑問を抱えたままお墓参りに行くことも忘れ、そしてそれが原因でご先祖様に祟られ、その八つ当たりでサボすけを祟るかもしれない…。
何でこっちに飛び火してくるんだよ…。じゃあそんなお前に良い解決法を教えてやろう。
なになに?
今日はお墓参りについて調べてその雑学を発表するんだあああああ!!!!
よおおおおおおおおし流れるような導入きましたあああああああ!!!
子供の頃は意味もあんまり分からないまま親と一緒に行ってたお墓参り。
そして大人になった今でも、よく分からんけど習慣で行ってるお墓参り。
しかしよくよく考えると、
お墓参りというのはそもそも何が起源なのか?
どういうルールがあるのか?
というのはあんまり自分で理解していない気がします。
これではご先祖様へのリスペクトが足りない
罰当たりなアザラシになってしまうかもしれません。
ということで気になったので、
今回はお墓参りの起源やルールなどなど、
お墓参りの雑学をご紹介していきたいと思います。
墓参りの起源や意味は?
まずはお墓参りとは一体何が始まりとなったのか?
また、どういう意味がある行事なのか?
という点についてお話していきたいと思います。
お墓参りの起源となったのは、お釈迦様の弟子の一人である
目蓮という方のお話ではないかと言われています。
目連さんは修行によって神通力を使いこなせるようになったそうです。
そして、亡くなってしまったお母さんの姿を探して世界中を旅して回ります。
長い旅の末に目連はようやくお母さんの姿を発見するのですが、
そのお母さんは餓鬼道という世界に落ち、飢えと渇きに苦しむ毎日を送っていました。
目蓮は修行によって得た神通力を使って
お母さんを助けようとしますが、
これも失敗に終わってしまいます。
途方に暮れてしまった目蓮は、お師匠様であるお釈迦様に
どうすればいいのかアドバイスを求めました。
するとお釈迦様は
お前のお母さんが今餓鬼道にいるのは、生前裕福だったのに、
飢えで苦しむ人々に見向きもせず、施しをしなかったのが原因だ。
と言いました。
そして、7月15日に辛い修行から帰ってきた僧たちに
食べ物や寝具を施すように言いました。
このアドバイスが功を奏し、目連のお母さんは無事に成仏したそうです。
この亡くなった先祖のために何かをするというエピソードが、
後にご先祖様に感謝をするという形になって今日のお墓参りになったんだとか。
墓参りで水をかけるのは何故?
お墓参りを行った際、ご先祖様のお墓にお水をかけますよね。
しかし、あれには一体どういう意味があるのでしょうか?
俺はてっきり「暑いから水をかけて冷やしてあげるのかな?」
と思っていましたが、実は違うそうです。
では何故お墓に水をかけるのか?その理由をご紹介します。
お墓に水をかけるのには二つの説があるようです。
一つは仏教のお話に関係した説です。
仏教の宗派などにもよりますが、仏教では人は死んだ後に、
6つの世界を回っていくと言われてます。
その6とはそれぞれ
・地獄界(じごくかい)
・餓鬼界(がきかい)
・畜生界(ちくしょうかい)
・修羅界(しゅらかい)
・人界(じんかい)
・天界(てんかい)
のという名前がついております。
この中で餓鬼界という世界にはなんと水がないんだそうです。
そのため、ご先祖様は喉が渇いて辛いだろうということで、
お墓にかける水をかけてあげるんだとか。
また、もう一つの説は餓鬼界に関係なく、
人は魂になった後でも喉は乾くからという説です。
もしこうした説が本当なら、
お墓にはたっぷりと水をかけてあげた方が
ご先祖様には喜ばれるのかもしれませんね。
また、その他にも
・水をお墓にかけるのがご先祖様の魂を呼ぶ合図だから説
・お墓の汚れを清めるため説
などがあります。
魂になっても人間水が無いと生きていけないってことか~。
既に亡くなってるのに生きていけないとはこれいかに。
逆にお墓に水をかけてはいけないという説もある!?
お墓参りの時にお墓に水をかける理由についてご紹介しましたが、
逆にお墓参りの時にお墓に水をかけてはいけない!
という考えをお持ちの方もいるそうです。
その理由としては、水をかけるというのは
「相手を侮辱する」という意味がある行為だから、
ご先祖様に水をかけるなんて言語道断!…というもの。
そうした考えの方々は、濡れたタオルでお墓を拭いてあげるんだとか。
あなたのお家は水をかける派?それともかけない派?
思ったんだけどお墓に口みたいな部分を作って、そこに水を入れるようにするのはどう?そうすればお墓に水をぶっかけて失礼な感じにならず、ご先祖様にお水を飲ませてます感が出るんじゃないかな?
口の部分だけついてる墓石ってのもちょっと怖いだろ…。
墓参りはいつ頃行けばいい?
お墓参りと言うと一般的なのはお盆かと思いますが、
それ以外でもお墓参りをするタイミングはあります。
例えば
・故人の命日
・お彼岸(春分・秋分の日を中心とした1週間)
・年末年始
などなど。
年末年始などは親戚一同が集まるので、
そのタイミングで墓参りを行うというご家庭もあるようです。
また、お墓参りというのは基本的に
「この日は行っちゃダメ!」という日はありません。
そのため、近くにお墓があると言う方は、
気が向いた時などに行っても問題はないそうです。
しかし果たしてお墓参りをしたいな~っていう気分になる日が来るのか…疑問ではある。
ご先祖様へのリスペクトが足りないぞ。
墓参りに適している時間は?
次は、お墓参りに適している時間についてご紹介します。
調べてみると、お墓参りの風習では
夕方や夜にいくのは良くないというのもあるそうです。
その理由としては
・暗くなると転んでケガをしたりするから(すげー真っ当な意見)
・暗いと良く見えないので、お墓の掃除も雑になるから
・夜は悪い霊、いわゆる魑魅魍魎がお墓を漂っているから
などの意見が見られます。
確かに暗くなってからお墓参りに行って転んでケガなんかをしてしまったら、
ご先祖様も「うちの子孫は大丈夫なのか…?」と心配になるかもしれませんね。
かと言って、真昼時などに行くとお盆は暑さで大変そうです。
そう考えると、お墓参りは午前中に行くのが適しているかもしれません。
墓参りに適している花はどれ?
お墓参りと言えばかかせないのがお供えの花。
しかし、このお供えの花というのは特定の花じゃなくてはいけないとか、
逆に特定の花は使っちゃいけないとか、何かルールがあるのでしょうか?
気になるのでちょっと見てみましょう。
基本的にお供えの花は自由:
実はお墓参りのお供えの花に関しては、
特に「こうしなくてはいけない!」という
ルールは存在しないそうです。
そのため、故人が好きだったお花を供えるという風にしてもいいんだとか。
故人に好きな花があったなら、やっぱりそれを供えてあげるのが一番いいような気がするな。
なるべく華やかな方が良いらしい:
基本的にはルールはなく自由なお供えの花ですが、
それでも「こうした方が良い」という傾向はあります。
例えば、用意する花は華やかな物の方が良く、
3色or5色で構成するようにするのがいいのだそうです。
例えば
・3色→白・黄色・紫
・5色→白・赤・黄色・ピンク・紫
という構成などがオススメです。
何だかお供えの花って地味な感じでまとめるのかと思ったけど、逆に華やかな方がいいんだ~。意外だな~。
これは、地味な感じにするよりも華やかにお墓を彩ってあげようっていう考え方からこうした傾向が生まれたらしいぞ。
たしかに変に自粛ムードみたいなのでしめっぽく地味にするよりだったら、派手で明るくしてあげた方がご先祖様も嬉しいのかもな。
一部マナー違反となる花もある:
基本的には供える花は何でも良いのですが、
一部マナー違反と言われるようなお花もあるそうです。
そのお花とはどんなものかというと
・毒がある花
・トゲがある花
・強い匂い放つ花
の3つ。
何故ダメなのかという理由としては、
毒やトゲがあると管理する人が危ないからというのと、
強い匂いは害虫などを呼び寄せてしまうからとのこと。
お花を選ぶ際はこの点には注意しましょう。
とりあえず迷ったらこのお花を使っておこう!:
・「お供えの花にはルールはないって言われても、逆に困る…。」
・「一体どんな花を使えば良いんだろう…。」
という方もいるのではないかと思います。
そんな方のために、オススメの花をいくつかご紹介していきたいと思います。
まずは菊です。
効くはお墓参りの定番ともいえる花で、
大輪菊や小菊、スプレー菊など様々な種類があります。
菊には邪気を祓う力があると言われているので、
お墓参りのお供えには持って来い!
また、長持ちもするためというのもポイントで、
一年中安定して手に入るというのも便利ですね!
次はヒャクニチソウです。
ヒャクニチソウはその名の通り、
100日ほど花が楽しめることから名が付いたとのこと。
切り花にしても花持ちが良く、色も豊富で、
一重咲や八重咲など花の咲き方にもバリエーションがあります。
この一種類だけでも色んな色や形が楽しめます。
初夏から晩秋までの長い期間出回っているの、
お墓参りのあるお盆などに手に入れやすいのも特徴です。
次はグラジオラスです。
グラジオラスは花にボリューム感があり、
色も豊富なので豪華な感じがするのが特徴。
そのためお供え用の花として高い人気があります。
花持ちも良いので、ご先祖様も長く楽しめることでしょう。
最後はトルコキキョウをご紹介します。
トルコキキョウは花持ちがよく、
2~3週間は楽しむことが出来ます。
また、花もボリューム感のある豪華さがあるので、
お供えの花に適しています。
これでもうお供えの花に悩む必要なないな!
サボテンはトゲがあるからダメか…。
お供えの花は造花でもいいの?
お墓が近くにあって、いつでもお墓参りが出来るという方は、
花がある程度枯れたりしてしまったらちょっと寄って取り換えるということも出来ます。
しかし、そうでない方の場合は花が傷んだり枯れてしまっても、
次のお墓参りまでそのまま放ったらかし…ということになってしまいます。
それはちょっと心苦しいので、枯れない造花を供えるのはダメなのか?
と言うと、実はこれもOK!造花を供えても問題はありません。
ただ、造花を供える際の注意点としては、
風で飛んでいかないようにすること。
造花というのは見た目よりも軽いので、
風に煽られて飛んで行ってしまう場合もあります。
そのため、強風でも飛ばないように重りを付けたり、
簡単に抜けないような工夫をすることが大切です。
お墓参りまとめ:意外と自由な感じがする行事だな~と思った
お墓参りというのはご先祖様に対して失礼のないように、
行く時期とか使っていい花の種類とかがガチガチに決まっているような、
何となくそんな印象をもっていました。
しかし、調べてみると割といつ行っても良いし、
どんな花を使ってもいいと、自由な感じがするな~というのが印象的でした。
お墓参りについての疑問も晴れたし、
これからも今まで通りお墓参りを継続していけそうです。
それでは、次のお墓参りまで寝ます。
どんだけ寝るつもりなんだ。