なべざらし

うう… グッタリ

さぼすけ

どうしたいつも以上にグッタリして?

なべざらし

今日はシャチの軍勢に捕まって『水球やろうぜwwwお前ボールなwww』ってされたわ…。こんなプリチーな生き物をボール代わりにするとか奴らどういう精神構造してんだ…。

なべざらし

いつか奴らの鼻っ柱をへし折ってやりたいが、今日は満身創痍だから勘弁してやるぜ…。 ゴロリ

さぼすけ

そういえば、何で『鼻っ柱を折る』っていう言い方をするんだろうな?その他にも色々『鼻』に関する言葉ってあるけど、何でそんな言葉が生まれたんだろう。

なべざらし

確かに!気になるから調べてみよう!

さぼすけ

(雑学の話をすればすぐ元気になるから扱いやすいな。)

 

 

どうも、なべざらしです。

 

体の一部を元にした慣用句やことわざって、
結構たくさんあるように思いますが、

よくよく考えると何でそんな言葉が出来たのか
不思議な物もありますよね。

 

そして、中には「お前そんな意味だったのか…」という
意外性の高いものもいるのが言葉の雑学の面白いところです。

 

とうわけで、今回は体の一部を使った言葉の中から、
「鼻」に関するものをいくつかご紹介していきたいと思います。

 

 

鼻に関する言葉について

鼻を折る

最初は冒頭でも話題に上った「鼻を折る」について、
意味やその由来を見ていきましょう。

 

まずは鼻を折るという言葉のいみですが、これは

・相手の自信や高慢をくじくこと

という意味があるそうです。

 

なべざらし

つまり調子こいてるシャチをギャフンと言わせると言う意味だな!

さぼすけ

別にシャチ限定の意味ではないけどな。

 

 

しかし、何故鼻っ柱をへし折ることが
相手の自信をくじくことにつながるのでしょうか?

 

これは、「天狗になる」という言葉と関連があります。

 

たまに「あいつは天狗になっている」なんて言葉を聞くことがありますが、
これは簡単に言うと自信過剰になっている、良い気になっている、
調子に乗っているという意味を表しています。

 

そして、天狗と言えば最大の特徴は長い鼻です。

 

天狗の象徴、つまりは調子こきのシンボルである鼻をベキィッ!と折ることは、
それすなわち相手の自信を打ち崩すことにつながります。

 

そのため、「鼻を折る」は相手の自信や高慢をくじくという意味なんですね。

 

鼻につく

続いては「鼻につく」についてご紹介します。

 

この鼻につくという言葉は結構俺達の日常や
本などでも出てくることも多いので、
聞き覚えがあると言う方も多いと思います。

 

この鼻につくという言葉は

・うっとうしい様子
・気に入らない様子

という意味でよく使われます。

 

例えば、事ある毎に自分の自慢話を聞かせてくるような相手は、
まさに「鼻につく」と言ってもいいでしょう。

 

なべざらし

シャチのやつもいつもフィジカル自慢してきて非常に鼻につきますわ。

 

ちなみにこの鼻につくという言葉は、
元はと言えば気に入らないとかうっとうしいという意味ではなく、
臭いが鼻に残って離れない様子を表した言葉なんだそうです。

 

なべざらし

嫌な気分って言うのはけっこう尾を引きやすいから、それが嫌な臭いが残り続けるのと混同されて同じように使われるようになったのかもね。

 

鼻が高い

 

次は「鼻が高い」についてです。

 

こちらもよく使われる言葉ですよね。

例えば、「立派な息子を持ってお母さんも鼻が高いわ!」とか、
「息子の作文が表彰され、鼻が高い」などなど。

 

この鼻が高いという言葉は

・誇らしげに思う事
・得意げになる事

という意味を持った言葉です。

 

また、「鼻高々」という派生もあり、
こちらは高いが連続しているので
さらに得意げになっているという意味ですね。

 

なべざらし

つまりこいつも調子に乗ってるという事か…。

 

鼻が高い=得意になるという意味の元になったのは、
先ほども現れた天狗です。

 

天狗は感情の起伏が激しく、
自信に満ちていて増上慢(ぞうじょうまん)な性格とされています。
(増上慢とは思い上がりが激しいこと)

 

その天狗の最大の特徴は先ほどもいったように長い鼻です。
そのため、得意になる事を「鼻が高い」と言うようになりました。

 

なべざらし

俺も本当は秘めたるパワーを解き放てばシャチ如き一撃で動物病院送りにすることが可能なんだけど、心優しい上にプリティーな見た目のイメージを崩さないためにあえてやらないだけなんだ。シャチは俺がジェントルマンな性格なのに感謝して一生を過ごしてほしい。

さぼすけ

増上慢なやつだな。

 

 

 

鼻息を仰ぐ

 

次はちょっと日常では聞くことがあんまりない慣用句をご紹介します。
その名も「鼻息を仰ぐ」です。

 

なべざらし

はないきを仰ぐ???

さぼすけ

これは『びそく』と読むらしいぞ。

 

 

この鼻息を仰ぐと言うのは、

・相手の機嫌や意向をうかがう様子

という意味があるそうです。

 

何故鼻息を仰ぐ、つまりうかがうことが
相手の機嫌や意向をうかがうことにつながるのか、
ハッキリとした由来は分かりません…。

 

なべざらし

もしかしたら、昔の人は相手の鼻息の強さとかで機嫌を察知する能力があったのか…?

 

ちなみに、同じ意味の四字熟語である「仰人鼻息」というのもあります。

 

鼻毛を読む

次は、またまたあまり聞きなれない慣用句、
「鼻毛を読む」のご紹介です。

 

なべざらし

やべぇ…全然意味の予想がつかないんですけど…。

さぼすけ

鼻毛を読むってなんだよ(笑)どんな状況何だかさっぱり想像つかんわ。

 

 

この鼻毛を読む、どういう意味なのか皆目見当がつかないという方は
決して俺だけではないと思います。

 

では、一体どんな意味なのかと言うと…

・女性が自分に溺れている男性の心を見抜き、思うままに弄ぶ様子

 

なべざらし

こんなの分かるわけねえじゃねえかあああああああああ!!全然鼻毛関係ねえじゃんんんんんんん!!?

 

 

しかし、調べてみると、鼻毛というのは

・女性にうつつを抜かす様子
・間抜けな様子

などを表すという意味も込められているんだとか。
そういう所からこの意味は来ているんでしょうね。

 

さぼすけ

日本語難しすぎてワロタ。

 

 

鼻であしらう

 

次は「鼻であしらう」という言葉についてご紹介します。

鼻であしらうというのは

・相手の言葉にとりあおうとせず、冷淡に扱う
・適当に相手をする
・いい加減な返事をする

と言った意味の言葉です。

 

相手を小馬鹿にしたような笑い方のことを「鼻で笑う」と表現したりもします。
鼻であしらうの鼻もこうした相手を小馬鹿にする意味があるのでしょう。

 

なべざらし

貴様ごとき鼻息だけで十分だぜ!って感じの意味かもしれないな。

さぼすけ

ファイナル〇ァンダジーのテ〇ポーンを思い出すな。

 

 

得手に鼻突く

 

次にご紹介するのは「得手に鼻突く」という慣用句。
こちらもあんまり馴染みが無い言葉ではないかと思います。

 

この得手に鼻突くというのはどういう意味かと言いますと、
得意なことだからと言って適当にやろうとして足元をすくわれてしまう…
という意味の言葉です。

 

「得手」というのは得意なことを表していて、
「鼻」は先ほどの「鼻であしらう」と同じで小馬鹿にする、
適当で雑に扱うと言った意味で使われています。

 

得意なことだからと言って適当にやって失敗するのは、
何だか普通の失敗よりも自分の精神的な未熟さが露になっているようで
余計に恥ずかしい思いをしてしまいますよね。

 

そうならないように、得意な事でも常に全力でやるようにしたいものです。

 

なべざらし

俺も得意な泳ぎを鼻で突いてよく溺れます。

さぼすけ

河童の川流れ的な感じだな。

 

鼻に関する言葉まとめ:どんだけたくさんあるんだよ…

 

今回は鼻に関する慣用句などをご紹介しましたが、
これは数ある鼻言葉?の中のほんの一握りに過ぎません。

 

鼻に関する慣用句や諺はまだまだたくさんあるので、
もし興味があると言う方は是非調べてみてください。

 

鼻に関して調べていて一番笑ったのは、
やはり「鼻毛を読む」でしたね。
まさかあんな意味があるとは思いませんでした(笑)

 

笑ったと同時に、日本語って
つくづく予想外の意味が込められてるなーとしみじみ実感。
ニホンゴムズカシイデース…。

 

これからも、機会を見てこうした体に関する慣用句や諺を紹介していきたいと思います。

 

それでは寝ます!