グオオオオ スピピピピー ZZZZZZ…ヌオオオヤメロー…
どんないびきかいて寝てるんだ…。ほれ起きんかい。
あ~ごめん。初夢って何で一富士二鷹三茄子なんだろ?とか考えて色々妄想してたらいつの間にか寝ちゃってたわ。初夢のおめでたいトリオが富士山と鷹と茄子って一体誰が定めた法なんだろうな?気になって夜も眠れないんだが。
つい今しがた爆睡してたじゃねーか。
しかも結局複数のシャチに囲まれて『何か面白いことやれよwww』って無茶ぶりされる夢見たし…こうなったら徹底的に初夢に関しての雑学を暴露してやるしかねーな!
かなり無理矢理な導入ありがとう!
あなたは初夢で富士山や鷹や茄子が出て来たってことありますか?
どうもなべざらしです。
年の初めに夢に見ると縁起が良いとい言われている
富士山・鷹・茄子ですが、子供の頃に初めてそれを耳にした時は
「一体どんな組み合わせなんだ…?」
と疑問に思ったことをよく覚えています。
というか今でも疑問に思っています。
富士山や鷹は何となく大きいとか強そうだし、
縁起が良さそうな気もしますが、
茄子は一体どういう理由でこのラインナップに名を連ねているんだ…。
というか、一体どこの誰がこの三つが縁起が良いと定めたんだ!?
考えれば考えるほど謎は深まるばかりなので、
今回はそんな初夢についての謎について調べてみました。
というわけで、今回は初夢に関しての雑学についてご紹介していきます。
初夢っていつまでに見る夢のことなの?
まずは一富士二鷹三茄子の謎に迫る前に、
基本的な疑問から調べてみたいと思います。
皆さんの中にも「実は知らなかった」という方がいるかもしれませんが、
そもそも初夢っていつからいつまでのタイミングに見る夢なのか?
という点についてです。
初夢というのはまさか本当に元旦の日、
あるいは大晦日から元旦にかけての夜に見る夢のことなのでしょうか?
もしそうだとしたら、その超限られたタイミングで
富士山か鷹か茄子を夢に見るのってかなりシビアなのではないか?
俺と同じことを考えたことがあるという方も少なくないのではないかと思います。
結論を言いますと、現代では
元旦から1月3日までの間に見る夢を
初夢とする傾向にあるようです。
さすがにチャンスが一夜のみというわけではありませんが、
それでもたった3日の内に富士山・鷹・茄子のいずれかが出演する
夢を見ると言うのは中々にハードルが高いように思えます…。
初夢の歴史:いつから始まった風習なのか?
次は初夢の歴史についてご紹介していきます。
そもそも初夢という文化は一体いつから始まったのか?と言いますと、
詳しい時期は不明ですが、中国から初夢の文化が日本に渡ってきて、
鎌倉時代の頃には既に普及していたと考えられています。
(鎌倉時代の文献「山家集」に初夢に関する記述があります。)
昔は夢というのは神様が見せているものという風に考えられており、
非常に重要な意味を持っているとされていました。
そのため、一年の始まりである最初の夢を基準に、
その年の吉凶を占うという意味で
初夢の文化が広がっていったのだと考えられています。
つまり、年の初めにシャチの大群に追われる夢とかを見てしまうと、その年はかなりヤバいということか…。
どんだけシャチに苦手意識があるんだ…。
次に、何故その初夢に「富士山と鷹と茄子を見ると縁起がいい」
という概念が加わったのかについてですが、
この理由に関しては諸説あるそうです。
一つ目の説は、「徳川家康が好きな物」という説です。
一富士二鷹三茄子の考えが生まれたのは江戸時代になってからと言われています。
そして、江戸時代と言えばこの徳川家康です。
徳川家康は
・富士山
・鷹狩り
・初物の茄子
を好んだそうなので、それにあやかって
初夢で富士山・鷹・茄子を見ると縁起がいい!
という風に考えられるようになったという説もあります。
二つ目の説は「駿河国の高い物の順番」という説。
駿河国というのもまた、徳川家康に縁の深い場所ですので、
これも徳川家康にあやかったものと捉えることが出来ます。
ちなみに、駿河国の高い物ランキングは
・富士山
・愛鷹山
・初物の茄子の値段
ということで一富士二鷹三茄子なんだとか。
トップ3に名を連ねるとか初物の茄子どんだけ高価なんだよ。
もしかしたら昔のヨーロッパ辺りでいう香辛料とかに匹敵する高級食材だったのかもしれんぞ。
また、三つ目の説は富士信仰で有名な神社である駒込富士神社に由来するという説。
この駒込富士神社は富士山を信仰している神社で、
近くには鷹匠屋敷があり、駒込茄子が特産品だったから
一富士二鷹三茄子という順位が広まっていった…とか。
「駒込は一富士二鷹三茄子」というフレーズが川柳でも詠まれていたそうです。
色んな説があって一体どれが本当何だか分からんな。
でも、時の権力者にあやかって~っていう考え方はけっこうそれっぽいよな。
初夢の一富士二鷹三茄子それぞれの持つ意味とは?
初夢で富士山か鷹か茄子を見ると縁起が良いってのは聞いたことあるけど、
実際にどんなご利益があるのかは聞いたことない…。
と言う方も案外少なくないのではないでしょうか?
かく言う俺もその一人です。
というわけで、それぞれどんな意味を持つのかをご紹介していきます。
富士山
まずはトップバッターを飾る富士山について。
富士山の形を見ると、下の方に広がっていく形をしているのが分かりますよね?
昔から日本では「末広がりは繁栄の象徴」とされています。
富士山のこの下に広がっている形も末広がりと見ることが出来るので、
その部分をとって繁栄する前兆という意味を持っていると言われています。
また、その他にも「富士→ふじ→ぶじ→無事」で無病息災などの意味があったり、
日本一高い山なので立身出世の象徴とも考えられているようです。
富士山一つとっても色んなご利益があるんだなぁ。こりゃ富士山の夢見るまで寝続けるしかねえな。
鷹
次は鷹についてです。
鷹は上に昇っていくことから運気上昇の証と捉えられていたようです。
また、自由に飛び回る姿から可能性の広がりや行動力の表れとも考えられています。
俺も鷹みたいに飛び回ることが出来たらな~。行動力MAXになれるんだけどな~。
俺も羽があったら行動範囲が格段にアップするんだけどな~。
茄子
最後は茄子の意味についてです。
茄子という野菜は毛などが無い野菜ですよね。
それが転じて「毛がない→けがない→ケガない」となり、
こちらも無病息災の意味を持っているそうです。
もはやダジャレだな。
また、茄子は「成す・成し遂げる」という風にも捉えることができ、
物事の成功や蓄財、子孫繁栄などの予兆とも考えられているそうです。
なんでトップ3に茄子がいるんだろう?って思ってたけど、こう言われるとちょっと納得してしまうな。
初夢の実は縁起物は三つよりも続きがあった!
また、ここで衝撃の事実ですが、実は初夢の縁起物は
一富士二鷹三茄子の続きにあたる四番目と五番目と六番目があるそうです。
それぞれが一体何者かと言うと
・四扇(しおうぎ)
・五煙草(ごたばこ)
・六座頭(ろくざとう)
とのこと。
この三つは先の一富士二鷹三茄子にそれぞれ対応した意味があり
・四扇=末広がりの形なので繁栄
・五煙草=煙は上に上がっていくので運気上昇
・六座頭=座頭は剃髪した盲目の琵琶法師のこと。毛が無いのでケガない。
という効果があるそうです。
いや~良かった!富士山と鷹と茄子の三つだけだと限定的過ぎて上手く夢に出てくれるか心配だったけど、確率が倍に増えたのはでかい!
扇とか座頭も多分夢に見ることはほぼ無さそうな気がするけどな。煙草は日常で見かけることもあるから分からんけど。
初夢まとめ:調べてみると結構納得の理由が多い
始めは
「一富士二鷹三茄子なんて誰が決めたんだ…どうしてそうなったんだ」
と疑問でいっぱいでしたが、
その理由も調べてみると時の権力者である
徳川家康にあやかったものという説があったり、
けっこう納得のいく歴史的背景があるんだな~と感心してしまいました。
また、それぞれの縁起物が持つ意味も
日本人特有のダジャレっぽさはあるけど、
結構面白かったと思います。
次の初夢シーズンは必ず1から6まで網羅した夢を見るぞ!そのために今からトレーニングしておきます。 ZZZ