うわあああ 沙悟浄怖えええよおおおお!
鍋なんか被ってどうしたんだ?何に怯えているんだ?
西遊記の沙悟浄がヤバイ。河童じゃなくて気色悪い妖怪だっただけじゃなく、三蔵法師を過去に9回も食べて元々は天界のエリートだったらしい。
一度に説明すると訳が分からないな。
突然ですが、世界の有名な物語の中に
「西遊記」
と呼ばれるものがありますよね。
何をいまさら!
と言うレベルで、世界的にも有名な物語です。
むしろ、有名すぎるので
今更俺がドヤ顔で解説するのも、なんだか恥ずかしいですね。
ほんとすみません。
元々は16世紀の中国で流行した伝奇小説が
ベースになっています。
それが少しだけアレンジされて
日本に伝わっているんですね。
基本的には、
白馬に乗った三蔵法師と一緒に
・サル
・ブタ
・カッパ
達が、仏教の経典をインドから持ち帰るために
長年の間、一緒に旅をする物語です。
旅の途中で妖怪に襲われたり、
竜や神様に出会ったりと
波乱万丈な旅になるのですが、
そこに詳しく触れてしまうと
今回のテーマから外れるのでやめておきます。
※というか、俺にそこまでの知識がありません。
少しだけ前置きが長くなってしまいましたが、
実は、あの西遊記に出ていた
「カッパ」
は、実は河童ではなく違う生き物だったんですね。
「なんだって!? カッパじゃないのか!?」
「一体ヤツの正体は何なんだ…」
というわけで、今回はいつもと違い、
少しだけミステリアスなテーマになります。
河童ではなく妖怪だった?
俺が小さい頃からワクワクしながら見ていた西遊記…。一体ヤツ(河童)の正体は何なんだ!?
いや、だからタイトルでも「妖怪」って言ってんじゃん。
というわけで、河童じゃなくて妖怪ですよ! 皆さん!妖怪ですからね!
勿体ぶってたわりに、急に投げやりになったな。
タイトルでも触れていますが、
西遊記に登場する河童は、
ただの妖怪だったんです。
いや、河童自体が妖怪なので
若干ややこしい話になりますが、
要するに
「日本にいる河童という妖怪(頭に皿が乗っかっててキュウリが好きなやつ)」
ではなく、
「中国にいる人を食らう妖怪(河童ではない)」
だったんです。
な、なんだってー!?
と言うわけで、西遊記のカッパに注目して
調べてみることにしましょう。
沙悟浄は天界の高官だった
実は沙悟浄は天界で、神に使える
「高官」
だったんですね。
めっちゃエリートじゃないか!
ただの薄気味悪くて貧弱そうなおじさんじゃなかったのか…。
※沙悟浄ファンの方はすみません。
では、なぜそんなエリートな人材が、
下界で辛い旅をしているのでしょうか。
それには深い理由がありました。
高官として仕事をしていた沙悟浄は、
うっかり天界の宝である
「玻璃の杯(はりのさかずき)」
を落として壊してしまいました。
それが理由で、天界を追われてしまい、
下界で人間を食べる妖怪として
その日暮らしをしていたんだとか。
エリートが一気に転落していったな…。
その後、
流沙河と言う河で人間ハンティングを続けていたところ、
偶然通りかかった
「観音菩薩」
ご一行と遭遇していまいます。
焦った沙悟浄は、全力で謝罪(許しを請う)をして、
何とか危機を免れたそう。
※よく許してもらえたな。
そして、許してもらっただけではなく、
ご一行から
「沙悟浄」
と呼ばれる法名をもらいます。
その時から、
正式に「沙悟浄」と名乗り始めました。
なるほど~。
その後は、みなさんの知っている通り
流沙河を通りかかった三蔵法師ご一行の仲間になり、
一緒に旅を始めるわけですね。
何で河童になったの?
では、なぜ日本では河童になっているのでしょうか。
原作では
「気味の悪い男」
「気色悪い男」
とだけ記されており、
決して「カッパ」と書かれてはいません。
これも、結論から言ってしまうと、
「河の近くに住んでいた妖怪だから河童だろ」
という発想から河童になったと言われています。
(えらい分かりやすいな笑)
日本の妖怪の中から、
とりあえず「河に関係する妖怪」が選ばれた結果
河童が見事に出演権(!?)を勝ち取ったというわけです。
よ、よかったな~。
沙悟浄が首につけているドクロは三蔵法師の前世
最後にもう一つ、沙悟浄に関する豆知識のご紹介です。
沙悟浄は、首に9つのドクロをかけています。
あれは実は、三蔵法師達の前世のようです。
『三蔵法師達』と表現したのは、
全て三蔵法師のガイコツだからです。
えぇ…?
三蔵法師は、過去に9回ほど似たような旅をしており、
毎回沙悟浄に食べられていました。
転生するたびに、沙悟浄によって旅を邪魔されてきたんです。
思いっきり仇じゃねーか!
そして10回目の転生の際に
我らがヒーローの
「孫悟空」
と、
「猪八戒」
を仲間に加え、
見事に「食べられる運命」を回避したんですね。
自分を過去に9回も食べてきた仇と一緒に旅をするなんて、
三蔵法師も相当出来た人間なんでしょうかね。
思ったよりも凄い話だな…。
現代では、アニメや漫画など
新しい物語が次々と生まれてきますが、
昔に作られた物語も
結構奥が深くて面白いなと思いました。
設定が細かいよね!
というわけで、長くなってしまいましたので、
今回はこの辺で終わりたいと思います!
動物の雑学じゃなくて、
妖怪とか物語の雑学もいいね!
じゃあ、そろそろ寝るのでこれで失礼!