「~じゃ」は江戸時代の言葉らしいよ!

へー。じゃあ「~ゾイ」は?

えーと…ファイナルファ〇タジーかな…?たまに老人がゾイって喋ってる。

絶対に違うゾイ
どうも、なべざらしです。
最近は本当に暑くなってきましたねー。
とある高校野球の開会式でも
20人以上が熱中症
になってしまった事件もありました。
皆様も暑さには十分気を付けて、
水分をこまめにとるようにしてください。
俺はアザラシなので、常に水の中にいますが、
日向ぼっこの時に干からびてしまわないように気をつけます。
えーと…それから…

なんだ?今回の記事と熱中症は関係なくね?

うん、ちょっと普通のブログみたいにカッコ良くいきたいなと思って。

無理だ諦めろ。世間話はお前にとって敷居が高すぎる。黙って雑学でも語れ。

最近暑いですねー!!! みなさんシャチに気を付けて!!!!

(すぐにムキになるんだから…)
と、いきなり関係のない話から始めてしまいましたが、
今回のテーマは
「物語の中で老人が語っている『~じゃ、~ぞい』はどこの方言?」
といった形になります。
物語の中で
- ~じゃ
- ~ゾイ
- ~だワイ
と語っている人物がいますよね。
あれっていったい、どこの方言なんでしょうか。
ええ、ただそれだけです…ほんとすみません。
というわけで、簡単にですが調べてみました。
方言というよりも、江戸時代の人の言葉だった?!
どうやら、
「~じゃ」
というのは方言ではなく、
江戸時代に使われていた言葉の可能性が高いみたいです。
日本では、江戸時代の頃
関西の方で「~じゃ」
という表現が使われていました。
江戸時代って…。
かなり昔の言葉だったんですね。
ちなみに、現代では大阪の方は京都の方が
「~や」
という言葉を使いますが、
あれは「~じゃ」が形を変えたものだと言われています。
なんと!関西弁のご先祖様だったのか!
ちなみに、現在でも九州の方では
「~じゃのう」
のように、このときの名残が
残っている地域もあります。
で? なんでわざわざ物語の老人が江戸時代の口調で話すの?
この話を聞いて
「んで、なぜ、物語の老人は、わざわざ江戸時代の口調で話すのかな?」
と思った俺みたいな人もいるかもしれません。
これについても、様々な説があるのですが、
「老人らしさを出すため」
というのが最も有力視されているそうです。
うん、結構シンプルだったね…。
基本的に、演劇や絵本などの物語は
「全員が共通語」で喋ります。
しかし、全員が共通語で喋ってしまうと
「誰が老人なのか」
が分かりにくくなります。
なので、表現の幅を広げるために
老人キャラは「~じゃ」と喋るみたいです。
たしかに、表現の一部と言われれば納得です。
ゾイは何?
人間の言葉って奥が深いんだなー。
俺もアザラシだからといって怠けずに
しっかりと勉強しないとな。
で、話が脱線するといけないので
無理やり戻します。
ちなみに
「~ゾイ」
という表現も近世後と呼ばれていて
江戸時代に使われていた言葉だそうです。
よくファイナルファンタジーに出てくる
老人なんかが愛用していますよね。
あれも、老人らしさを出すために表現なのかもしれません。
※現代では、使っている人は滅多に見られないそうです。
ちなみに、
ゾイ は終助詞の「ぞ」に
更に終助詞の「い」がくっついたものだそうです。
終助詞とは
助詞の一種で、その分を完結させて、
希望・詠嘆・禁止・感動・脅威
などの感情を伝える助詞。
現代では「かい」「かしら」「な」「ぞ」「ぜ」「とも」などなど。
つまり、物語の老人が
ワシはアイスクリームが大好きだゾイ
と言っていたら、
私はアイスクリームが大好きだぜ
と言っているのと同じ意味になります。
更にどうでも良い話ですが、
「ぞい」
の派生系?として
「ぞいなぁ」
「ぞいの」
という表現があるそうです。
こちらは、少しやんわりした
愛情のある念押しになります。
現代語に直すと
「そうだよねぇ~」
みたいなもんなんでしょうかね。
つまり、ゾイは少しだけ
キツい念の押し方なのかもしれません。
もし使いたくなった場合は、必ず
「ゾイな」
「ゾイなぁ」
「ゾイの」
と言うようにした方が、
うっかり、相手を威圧してしまうことも無くなります。
トラブルを回避できるね! やったね!

ねーよ

そうゾイかなぁ。
結論:表現の世界は奥が深い
どちらかと言えば「芸術」などの
「表現の世界」の話だったんですね。
今までは、何気なく物語などを見ていましたが、
制作者側の苦労が少しだけ分かった気がします。
掘り下げていけば、もっと奥が深いんだろうなあ。
また、自分が普段から使っている日本語についても
触れることができたので個人的にも
「調べてよかったなあ」
なんて思ってます。

お前の日本語も改善するといいな。

頑張る。でも眠いからあとでな。

ダメだこりゃ。