なべざらし

くそー! アザラシ用のローラースケートを開発してくれよ!

さぼすけ

どうした急に?

なべざらし

人間用のアイテムばっかり普及してるから、そろそろアザラシ用のものを開発してくれないかなと。

さぼすけ

無理

 

ローラースケートという乗り物を知っていますか?

 

あの靴の下に小さい車輪がついていて、それをつかって自由自在に滑るものです。

 

一時期は某アイドルグループが利用していたこともあって、絶大な人気を誇りました。

 

今でも庶民の娯楽として様々な人に親しまれています。

 

しかし、この今では平和なローラースケートですが、実は誕生の瞬間は悲惨なものでした。

 

今回はそんなローラースケートの謎について迫ってみましょう。

 

 

 

ローラースケートのお披露目会で起きた悲惨な出来事

ローラースケート1

ローラースケートは1759年にイギリスで誕生しました。

 

ベルギー人である「ジョン・ジョセフ・マーリン」さんという発明家の方が日々の試行錯誤の末に思いついたんですね。

 

そして、

「少しお披露目会では派手な演出をしよう」

と考えた結果「バイオリンを演奏しながらローラースケートで滑る」ことを思いついたんです。

 

このときの発想が悲劇の始まりでした。

 

そしてお披露目会の当日のお話。

 

ロンドンのカールライスハウスで和やかな雰囲気のもと、様々な商品のお披露目が始まりました。

 

お披露目会も終盤に差し掛かったころ、マーリンの番がやってきました。

 

そこで、マーリンはバイオリンで演奏をして人々の注目を集めます。

 

そして、自分に注目が集まったと確認した後、凄い勢いでローラースケートで滑り出しました。

 

しかし、マーリンは滑ることだけしか考えていなかったので、止まることができません。

 

「あ、やばい」

 

そう思ったときには既に鏡に衝突していました。

 

あたり一面に飛び散る鏡の破片。会場中には違う意味でどよめきが起こったと言います。

 

結局マーリンは、全治3か月の重傷を負ってしまいました。

 

更にローラースケートは危険なものと認識されてしまい、

その後4輪のブレーキ機能がついたものが開発されるまでの100年間は、

誰にも理解されない商品だったんですね。

 

 

うーん、、、悪い方向で広まっちゃったんですね。

ネガティブキャンペーンなんて言葉をよく聞きますが、これは流石に

 

「晒してはいけない欠点を晒してしまった」のが失敗した原因ですかね、、、。

 

 

 

 

日本にやってきたのはいつ?

ローラースケート2

その後1863年にアメリカ合衆国で本格的に商品として開発されました。

 

日本に初めてローラースケートが紹介されたのは1877年。

そのご1895年頃から少しずつ普及し始めたと言います。

 

1910年には浅草にローラースケート場ができて、若者の乗り物として大流行したといいます。

 

やっぱりブームは若者の「面白そう」とか「カッコ良さそう」から来るんですかね?

 

更にローラースケートは遊びだけではなく。仕事でも効率化をはかるために使用できないか検討されたこともあるそうですね。

 

まあ、日本ではアイドルグループなどが歌いながらローラースケートを使用して話題にもなりましたね。

 

まあ、、、普及してよかった!

 

まあ、、、反応に困る話題でしたが、普及してよかったんだと思います。

 

でもマーリンが生きているうちに普及しなかったのが可哀想ですね。早すぎる発明だったんでしょう。

 

芸術家などでも死後に評価される人がいたりしますし、これが時代の流れというものなんですかね(遠い目)

 

というわけで、今回のまとめは

 

・ローラースケートはお披露目会を盛り上げるために開発された

・しかし、お披露目会で全治3か月の自己

・結局普及したのは100年後だった

 

という感じでした!

 

このエピソードでも分かる通り、ローラースケートは使い方を間違えてしまうと大変危険です。

 

そのため道路交通法でも「人が多い場所で滑ったらダメだよ!」と決められています。

 

たしかに、下り道で本気で滑って60キロ以上でしたという例もあるので、人に衝突したらお互いに大変なことになりますね。

 

と、言うわけで今回もこのくらいにしておきますね!

 

じゃあね!