うおおおおおお!
急にやる気をだしてどうした?
うーん、、、スカンクみたいな悪臭を放とうかと思ってね。
やめとけ
スカンクという生き物がいます。
主に北アメリカや中央アメリカ、南アメリカに生息しています。
主に体長は40~80cmほどで雑食性、見た目はモコモコしていて可愛げがあります。
見た目は可愛い感じなのにな~。あのモコモコとしたしっぽなんていい感じですよね。
日本にはあまり馴染みの無い生き物ですが、知名度は高いですよね。
それもそのはず、スカンクは物凄い悪臭を放つおならを放つことで有名です。
ポケットモンスターにもモデルになったキャラが出てくるので、思ったよりも認知されているかもしれません。
この悪臭は猛獣などの外敵から身を守るためにあるので彼らにとっては必要なものなんですね。
また、この悪臭にはいろんな秘密が隠されていました。
では、今回はそんなスカンクのおならについてみてみましょう。
スカンクのおならの本当の正体
実は結論から言ってしまうと、スカンクのおならは「お尻からの分泌液」であり、おならではありません。
その証拠に、スカンクの一般的におならと言われているものは気体ではなく液体です。
いや…それはそれで恐ろしい…。
その液体を2~4mほど飛ばすらしいので、まさにかけられたほうはたまったものではありません。
主成分はブチルメルカプタンとよばれるものです。
どんな匂いなのかと言えば
「ニンニクをきつくした香り」
「硫酸化水素臭」
と、文献によって違いが見られるそうですが、どっちにしてもヤバイ臭いですね。
このおならを襲ってきた猛獣相手の目に向かって放つと、激痛が走りしばらくの間目が見えなくなります。
そうすることで、その猛獣はスカンクを襲わなくなるんですね。
そりゃそうだ!
おならが原因で狂犬病に
なんとも恐ろしい話ですが、スカンクのおならが原因で狂犬病が広まっているそうです。
狂犬病になって暴れまわったスカンクが他の動物を攻撃した結果、攻撃された側が感染してしまい、広まっているんです。
感染した家畜を人間が食べることでどうやら狂犬病になってしまうんだとか。
本当に凶悪すぎじゃないですかね。
スカンクの天敵は?
そんな無敵のスカンクにも天敵がいます。
それは鳥類ですね。
え!?なんで鳥が!?
と思うかもしれません。
実は鳥は嗅覚が弱いので、スカンクの悪臭を感じません。
そのため猛禽類などはスカンクを捕食対象としています。
他の動物からすれば信じられないですよね。
他のスカンクにも効かない
ちなみにこのスカンクの悪臭は、スカンク同士では「いい匂い」と感じるフェロモンみたいなものらしく、喧嘩のときにまき散らしたりしません。
というわけで、ある意味同じ種族が天敵かもしれませんね。
他の生き物が悶絶するほどの悪臭を良い匂いだと感じるスカンクの鼻はいったいどうなってるんでしょうか…。
結論:スカンクって強いのか弱いのか分からない
スカンクって強いのか弱いのか分からない生き物ですね。
ある生き物には一方的に強くて、鳥にはめっぽう弱い、と言った感じなのでジャンケンみたいなものかもしれませんね。
今回のまとめは、
・スカンクのおならはおならでは無く分泌液
・狂犬病の原因になりやすい
・しかし鳥には弱い
という感じでした。
日本では見ることもないスカンクなのであまりピンとこない…というのが現状なんですかね。
しかし海外の人のスカンクを見たときのリアクションを見てみると、普段から嫌な思いをしているのが伝わってきます。
今までたくさんの動物の雑学を扱ってきましたが、今回の内容は少し暗い感じになりましたね。
次回からはもっとワクワクするような、笑える動物の雑学を追い求めていこうかと思います。
では今回もお付き合いいただきありがとうございました!
またね!