くっ! 速くて打ち返せない! なんてスピードだ!

なにしてんの?スポーツ?

野球盤

パーンって弾けよ!パーンって!!指を離すだけだろ指を!!

あ、ちなみに今日は野球盤の話ではなく、バドミントンのスマッシュって速えーっていう話です
あなたはバドミントンってやったことありますか?
大抵の人は学校の体育の授業とかで1回くらいは経験したことがあるのではないかと思います。
ネット越しにシャトルをラケットでパコーンパコーンと打ち合うという西洋風羽根つきといった感じのスポーツですが、実はこのバドミントンのスマッシュ、とんでもないスピードが出ているということが分かりました。
例えば野球などでピッチャーが150キロの剛速球を投げたりすると話題になったりしますが、なんと瞬間最高速度ならバトミントンの方が速かったのです。
今回はそんなバトミントンのスマッシュの速度についての雑学になります。また凄くどうでもいいですね。

いつ役に立つ雑学なんだこれは…。

バドミントンやる時にこの雑学を披露すると相手が「こいつデータバドミントンをしてくる知的タイプか…?」って思って警戒する。かも。
バトミントンのスマッシュは新幹線よりも速い
しかし、プロのバトミントン選手が放つスマッシュは想像を超えるスピードでした。
その速度はなんと…。
時速350キロ(!?)
野球のピッチャーが投げる150キロの速球なんて目じゃないくらいのスピードが出ていたわけです!
新幹線よりも速いってことになってしまいますね。バドミントン恐るべし…。
軽いのになぜスピードが出るの?
1円玉たった5個分の重さしか無いので、空気の影響もけっこう受けますので加速しにくいはず。じゃあなんであんなに速度が出るのか!?
その答えは、「打ち出す瞬間に潰れるから」です。
勢いよく振り下ろされたラケットを見事にシャトルに直撃すると、シャトルコックが一瞬潰れた形になってしまいます。
潰されると、シャトルの面積が極端に小さくなりますのでその分空気抵抗も少なくなり、その結果350キロものスピードを出すことが出来るんですね。
なぜ選手は打ち返すことが出来るの?
ここで皆さん疑問に思うはずです。「なんでプロの選手は350キロの物体を打ち返すことが出来るのか!?」と。
また野球に例えて話しますが、野球のマウンドからキャッチャーまでの距離というのは18,44m。球速が15キロの場合、この18、44mの距離をたったの0,4秒くらいで駆け抜けることになります。
で、バドミントンのコートの広さというのは縦は13,4m、横は5,18m(ダブルスの場合は6,1m)となっています。
縦の距離だけならバドミントンの方が野球のマウンド~キャッチャー間よりも短い!しかもその上飛んでくるシャトルの速さは倍以上!
とくれば「ぶっちゃけ打ち返すの無理じゃね」と思ってしまうのが普通ではないかと思います。
しかし、それでもちゃんと打ち返せるのにはしっかりと理由があったんです。
バドミントンのスマッシュは打ち出した瞬間は350キロのスピードですが、やがてスマッシュの勢いで潰されたシャトルコックの羽が元に戻り、そこから急激に空気抵抗が生まれます。
その結果、ものすごい勢いで減速していき、最終的には100キロ前後のスピードになるのです。だから打ち返せるということですね。
まあ100キロでも十分速いよね。俺には絶対に打ち返せないわ。

途中で減速するって言われても、そもそも初速が350キロの時点でシャトルどこに行ったのか見失ってしまうんじゃないかな。

何が起こったか分からないうちに点取られてそうだよな。
他にも球速の速いスポーツは?
バトミントンのスマッシュの速度は凄まじいですが、それ以外にもいくつか球速の速いスポーツを紹介していきたいと思います。なんというか、これを見れば各スポーツのプロの選手を見る目が一気に変わるかもしれませんね。
卓球はヤバイ
卓球の打ち出した瞬間のスピードは190キロと言われています。速すぎ!
しかも、卓球台の長さは3m無いくらい。むしろ、なんでプロの人達はあんな速度で戦えるの!?不思議でなりません。だからプロなんでしょうけども…。

卓球って数ある球技の中でも特に反射神経を使いそうだよね。
テニスのサーブ
プロの中でもトップクラスの選手のサーブは、200~240キロと言われています。速すぎる!
しかし、地面に一度ボールをぶつけてワンバウンドさせるように打ち込むので、その時に減速してしまいます。
いや、それでも十分速いけどね。

240キロの球が飛んでくると思うと、とても反応なんて出来なさそう…。プロのテニス選手ってよくそんな速すぎボールを打ち返せるよね。
野球のピッチャーは最速164キロ
今回比較対象として大活躍の野球ですが、メジャーリーグの公式記録では最速は164キロとなっています。
野球の投球というのは途中で空気抵抗で減速したり、ワンバウンドすることによって減速したりといったことはないため、投げ始めと投げ終わりであまり球速に差がありません。
つまりほとんど平均のスピードということになります…。いや、やばいでしょ!
人間がここまで生き残れたのは「物を投げる力があったから」なんて言葉を聞きますが、この記録を見ると納得してしまいます。

もし仮に164キロのデッドボールが飛んできたら…。1塁に行けるくらいの補償じゃとてもじゃないけど釣り合わないような気がします。

そうだな。せめて2塁まで行きたいよな。

いや、もう何塁まで行きたいとかのレベルじゃなくて命に関わりそうなんですが…。
バレーボールのサーブは120キロ
バレーボールのサーブも相当なスピードになります。
なんと120キロ…。
こんなに速い球を選手の人はレシーブしているんですね。体感の速度はもっと速そう。
紳士のスポーツゴルフも超スピード
紳士のスポーツとして知られるゴルフですが、このゴルフもボールを打ち出す時の初速がめちゃくちゃ速い!
そのスピードはと言うと、なんとプロだと秒速84mにもなるんだとか!
…何だか秒速って言われるといまいちどのくらいのスピードなのかイメージしにくいですが、これは時速に換算すると300キロを超えます。バドミントンのスマッシュとけっこういい勝負ですね!
結論:プロは常人には出来ないことをするからプロ
減速するとは言え、350キロもの初速で飛んでくるシャトルを打ち返せるとは…。やっぱりプロの選手って凄いですね。
わずか0・1秒の駆け引きのオンパレードって感じです。
さて、今回のまとめは、
・バトミントンのスマッシュは350キロ
・これは新幹線よりも速い
・しかし、途中で減速するので100キロ前後。それでも速い。
って感じになりました。
動画もあったのでご紹介!たしかにこんなに緩急つけられたらシャレにならん…。
いや~書いてて思ったんだけど、100キロ前後でも十分速いよね。
スマッシュなんて決められた日には、俺ならトラウマになりそうだ。
ま、そんな速さとは無関係な俺はゴロゴロしますかね。
じゃあね!