眠いなー、ごろごろごろ。
あんまり怠けてるとナマケモノになるぞ。
いや!ナマケモノは燃費を抑えることで生存競争に勝ち抜いた! だから俺も怠ける! 仕方がなかったんだ!
(もうだめだコイツ)
ナマケモノって可愛いですよね。あの「のんびり具合」を見てると、とても癒やされます。
しかしあのナマケモノ、なんと胃袋まで怠けちゃってるんです。
本人はたくさん食べたつもりでも、胃袋が仕事をしないせいで「餓死」してしまうこともあるそう…。
流石に可哀想すぎるだろ!
今回はそんな魅力たっぷりの「ナマケモノ」の謎について迫ることにします。
ナマケモノとは?
ちなみに英語での名前も「Sloth」といい、似たような意味になります。もう、どこの誰が見てもナマケモノに見えるってことですね。
手足は長く、長いカギ爪を持っているので、これを上手く利用することによって木にぶら下がることが可能になります。
主食は? 睡眠時間は?
基本的には「葉っぱ」や「新芽」を食べて生活しています。
しかも、生きていくために必要な摂取量もとても少ないです。
なんと、1日にわずか7~10グラムの葉っぱを摂取するだけで、生きていくことが出来るといいます。
いくらなんでも少なすぎませんかね…?
ナマケモノの体重は約6キロほどなので、体重の0・1%ほどのエサしか食べていないことになります。
食べ物の量を極力減らし、更に自分の体温を外気に合わせて変化させることで、圧倒的な「低燃費」を実現することに成功しました。
ちなみに睡眠時間は1日20時間(!?)
これも、出来るだけエネルギーを消費しないようにするための行動になります。
食事をしているのに餓死!?
そのため、温度が下がり胃の中の微生物の活動が弱まると、ナマケモノは食べ物から栄養を摂取することができなくなり、餓死してしまいます。
しっかり食べているのに餓死しちゃうとか、もうどうしたらいいのかわからんね…。
しかも、ナマケモノは食べ物を消化するのに1ヶ月ほどかかるので、ギリギリの生活をしているんだなーというのが予想できます。
先祖はとてつもなく巨大だった
こんなナマケモノですが、先祖はとてつもなく巨大だったんです。
ドラえもんなどにも出てきたので、知っている人はわりと知ってたりするのかもしれません。懐かしいなー。
全長はなんと6メートル以上(!?)もあり、人間の4倍、ヒグマの3倍ほどの大きさがあったと言われています。
しかし、動きはゆったりしていたとのことなので、ここらへんはナマケモノにそっくりですね。
結論:時代は「エコ」。しかし、エコしすぎたのがナマケモノ
時代はどんどん小型化、低燃費に向かって進んでいます。
とは言え、ナマケモノの場合、いくらなんでも「低燃費化」しすぎだろ!
今回のまとめは、
・ナマケモノは消化までもが微生物だより
・なので、満腹なのに餓死することがある
・先祖はとてつもなく大きかった
といった感じになりました。
人間は進化のスピードが早いので、ダメな方向に進化しないように頑張ります!
さて、昼寝してこよ。