100万ドルの夜景の秘密って知ってる?
どっかで聞いたことがあるな。たしか電気代のことなんだろ?
正解! でも現在では電気代が上がり1000万ドルって言われてたりもするんだよね。
もう分かりやすいように1億ドルの夜景にしようぜ…。増えすぎて訳がわからんよ
100万ドルの夜景の秘密
よく美しい夜景のことを「100万ドルの夜景」なんて言ったりしますよね。
でもあれ、どこが「100万ドル」なんでしょうか。
実は、神戸の夜景は「100万ドル」という数字にはそれなりの根拠があったんですよね。
今回はそんな「100万ドルの夜景」についての雑学をご紹介します。
100万ドルの夜景の起源は日本人だった?
昭和288年に、当時の関西電力の副社長さんが、大阪、尼崎、芦屋、神戸のライトの数を数えてみた結果、なんと…
4697000個(!?)の光が見えました!
いや、なんというか、よく数えたな…と思ってしまいましたね。
それで、その光の電気代はというと、1ヶ月で4億2900万円。
当時は1ドル360円でしたので、そのままドルに換算すると約100万ドルくらいになります。
つまり、100万ドルは電気代のことを言っていたわけですね。なんかロマンから一気に現実に引き戻されましたな…。
その後、副社長さんが広報誌の記事を書いた際に、タイトルを、
「百万弗の夜景」
と書いたんですよね。
これが元となり、現在では当たり前のように使われるようになったんです。
いやー…本当、この方の努力が無ければ、この単語が生まれていなかったんですね。おつかれさまです!
…しかし思うんだが、電球の数を数えるのよりもやるべき仕事がきっとあったんではないだろうか…。
何かほら、アレだよ。数えたことによって100万ドルかかっているということが判明して、その事実を元に100万ドルの夜景という謳い文句が出来て宣伝にもなったんだからいいんだよ。
現在では1000万ドルに
桁が一つ上がってるんですが…。
アレだよ。これが世に言うインフレというやつだきっと。
当時の1ドルは260円ほどなので、1000万ドルといえば26億円ほどになります。
そして2005年になると、神戸周辺の一般家庭やオフィスのの数、電気代を計算して1ドル110円ほどで換算してみたところ、
見事に1000万ドルを超える計算になったそうです。
これで「比喩表現」ではなく、本当の意味で1000万ドルと自信を持って言えるわけですね。
でも、近年はエコ化が進んでいて、1000万ドルの夜景も肩身が狭くなりそうです。不思議な気分ですね。
世界3大夜景
函館市
実は世界3大夜景と呼ばれるものがあります。誰が決めたか分からないらしいですけどね。
その1つがなんと日本にある函館です。
日本は、
・治安が良いので夜に暗い山に登りやすい
・人口密度が高いので、光が集まりやすい
・単純に山が多い
などの理由から、世界でも類を見ないほど「夜景」が多いらしいです。
レストランや旅館、ホテルなどが「夜景」を武器にしている場所が多いのはそのためですね。
ナポリ(イタリア)
次はイタリアのナポリです。
ポジリポの丘から見える夜景が素晴らしいと評判です。
しかし、ガイドブックにすら載っていない「穴場」らしく、アクセスもし辛いとのことなので、行きたい方は下準備が必須となります。
ガイドブックには載らずに、人々の間で度々紹介されるということは、本当に実力だけで這い上がってきた感じがありますね!
香港
ビクトリアピークから見る夜景が絶景。
こちらは有名な観光地ということもあり、30分以上並ぶことは珍しくありません。
観光客が次々に現れるので、撮影しようにも後ろから押されてしまい、なかなか撮影出来ないそうです。
世界のトップ3に日本が入っているというのは名誉なことだね。
その他の世界的に有名な夜景
世界の三大夜景をご紹介しましたが、世界にはその他にも有名な夜景がたくさんありますので、三大に入っていない他の夜景についてもいくつかご紹介していきたいと思います。
アメリカ
まずはアメリカからのご紹介です。
アメリカで夜景と言えばニューヨークにあるエンパイア・ステート・ビルディングです。
エンパイア・ステート・ビルディングの屋上からはニューヨークの街並みを一望することができ、一面を埋め尽くす輝くビル群による絶景を楽しむことが出来ます。この夜景には一体何ドルかかっているんだろうか…。
このエンパイア・ステート・ビルディングからの夜景こそ世界一と言う人もいるくらいですので、ニューヨークを訪れた際などはぜひ見てほしいですね。
モナコ公国
モナコ公国のエルキュール港の夜景も世界的に有名な夜景スポットとして知られています。
このエルキュール港の夜景は「地中海の宝石」と呼ばれることもあり、絶景です。
街並みからのきらびやかな光だけではなく、海に浮かぶクルーザーからの光が見えるのも特徴で、夜の海はまるで夜空のようで、そこに浮かぶクルーザーの光はさながら夜空に浮かぶ星といった感じ。海上の星って感じですね。
フランス
フランスのルーブル美術館と言えば、世界三大美術館の一つとして有名ですが、実は夜景スポットとしても高い評価を得ています。
ルーブル美術館は夜になるとライトアップされて、まるで黄金に輝くピラミッドを伴った豪華な宮殿のような見た目になります。
モナリザなどの多くの名のある美術品だけではなく、キレイな夜景も楽しめる。一粒で二度美味しい観光スポットなので、フランスに行ったらぜひ見てみて下さい。
ギリシャ
夜景と言うと、やはり電球の明かり…つまりビルが立ち並ぶ都会などをイメージする人が多いのではないかと思いますが、ギリシャのサントリーニ島の夜景はちょっと違います。
サントリーニ島の建物は白い壁なのが特徴。そんなサントリーニ島の夜景は明かりそのもではなく、明かりによって闇夜に照らし出される白い街並みが主役です。
都会の夜景のような豪華できらびやかな美しさではなく、穏やかで神秘的な雰囲気があってこれはこれで絶景です。今回の電球と夜景のお話とはちょっと趣旨が違いますが、これもぜひ知っておいてほしい夜景の一つです。
この他にも、世界にはもっともっと色んな夜景スポットがあるみたいですぞ。いつかどっかに行ってみたいな~。
しかしお前には夜景を見るために海外に行くほどの気力はないはずだ。
それが一番の問題点やねん。
結論:夜景の背景には電気代あり
夜景が綺麗でも、その背景には「元気代」というリアルな現実があるんですね。
しかし、夜景を見る機会があったら、変に現実的にならずに素直に夜景を楽しんでみたいと思いました。
今回のまとめは、
・100万ドルの夜景とは電気代のこと
・現在は1000万ドルを超える夜景に
・世界3大夜景には日本の函館がランクイン
といった感じなりました。
「
俺はギラギラしたものよりも、のんびりしたのもの方が好きなので「昼間の大自然の風景」の方が好きだったりします。
でも、今回の内容で早速夜景を見てみたくなりましたね。
でも1人で山に登るのはちょっと…。
よし、夢のなかで夜景を見よう、おやすみ。