キャビアって偽物が多いんだってさ
むしろ本物が多かったら怖いわ。ただでさえチョウザメの漁獲量が少ないんだから。腐るのも早いし
タラコ食いたい
キャビアファンから怒られるぞ
市場に出回っているキャビアは偽物だらけ
世界三大珍味と呼ばれるものがあります。
・キャビア
・フォアグラ
・トリュフ
上記の3つが三大珍味と呼ばれていますね。しかし、高級なので、俺はなかなか食べる機会がありません。
世界3大珍味のうちの1つ「キャビア」は、偽物が出回っているケースが多いです。
今回は「本物のキャビアの見分け方」についてご紹介します。
ってか、見分け方が分かったところで、あんまり食べる機会が無いような気がするんだが…。
ラベルの表示を確認する
「純正キャビア」
と、書かれていれば、そのキャビアは本物になります。
つまり
- ベルーガ
- オシェトラ
- セヴルーガ
- スターレット
といったチョウザメ軍団の卵を塩漬けしたものということですね。
どーでもいいけどベルーガとかセヴルーガとか、どいつもこいつも格好いい名前してるよな…。
何か四天王って感じでかっけぇ…。
しかし、中には「キャビア(ランプフィッシュ卵)」と書かれている場合があります。
そう、これがまさしく偽物のキャビアになります!
■ランプフィッシュとは?
ランプフィッシュと聞くといかにもランプ灯してそうなチョウチンアンコウの仲間的名前ですが、全く関係ありません。
ランプフィッシュとは英語で「lumpfish」と書きます。灯りをつける方のランプは「lamp」で、lumpは「かたまり」などの意味を持ちます。チョウチンアンコウとは違うのだ。
ランプフィッシュは日本では「ダンゴウオ」と呼ばれている、カサゴの仲間になります。
また、このランプフィッシュの卵は、本家のキャビアに比べてたくさんとれるので、本来の価格の10分の1ほどで世の中に流通しています。
しかも、味は本家に比べて少しあっさり目に調整されているとのこと。
あれ? ランプフィッシュでよくない?
■偽キャビアはランプフィッシュだけではない
また、偽キャビアの原料に使われているのはランプフィッシュの卵だけではありません。
例えば
- ニシンの卵
- トビウオの卵
- シシャモの卵
- ボラの卵
などなど、実に様々な種類があります。偽キャビア界は無法地帯。
逆にこんだけ種類があるなら本物も含めて全部食べ比べてみて、どれが一番美味いのか白黒つけるというのも面白いような気がする。
■ヨーロッパでは魚の卵は全てキャビア
ヨーロッパの多くの国では魚の卵は基本的にみんな「キャビア」と呼ぶそうですよ。
タラコやすじこを食べた子供が、
「へへん、俺、今朝キャビア食べたもんね~」
と、言っていたとしてもあながち嘘ではありません。
しかし、今回の記事では紛らわしさを無くすために「キャビア=チョウザメの卵」という流れで進めていきます。
■ロシアではキャビアだろうがなんだろうがイクラ
余談ですが、ロシアでは基本的に魚卵のことをイクラ(あるいはイクラー)と呼ぶそうです。
そう!日本人にとってはお寿司のネタやイクラ丼などで知られている身近な存在であるイクラは、実はロシア語が由来だったんですね!今明かされる衝撃の真実!
ということで、ロシアではキャビアも「チョールナヤ・イクラー(黒い魚卵という意味)」と呼ばれており、見事イクラの仲間入りを果たしています。
何だかキャビア=イクラと考えると、一気に身近な存在のように思えてきますね。
ハッ!つまりキャビア=イクラ=魚卵の総称ということなら、俺が今朝食べたタラコはもしかしてキャビアだったんじゃないか?
お前が今朝食べたのはキャビアであってキャビアではない…。
じゃあ一体何だと言うんだ!?
タラコだ。
なんだってー!?
着色料がついていたら偽物
もう1つキャビアを見分ける方法があります。
それは、キャビアの卵をパンなどにくっつけてみることです。
ランプフィッシュの卵は、緑色のためキャビアっぽくするために黒い合成着色料を塗っています。
パンとくっつけることで、合成着色料がパンに着きます。
その結果、偽物だということが分かるのです。ほえー。一生使うこと無さそうだなー。
IKEAでも大人気の偽キャビア?
IKEAでもランプフィッシュのキャビアが売られています。
なんと、1パック400円ほど!(宣伝)
しかも、本家と比べて味が薄めに調整されているみたいです。薄口派の人はこっちのほうがむしろ良いのかもしれませんね。
しかし、魚卵を買うならタラコを買いたいと思ってしまう俺は一体なんなんだろう。おんなじ人いないかな?カズノコとかも美味しいよねカズノコ。
ま、まぁ、この偽キャビアは、しっかりと塩漬けされていて、衛生面も安全みたいなので、食べてみたい人は今すぐIKEAに駆け込みましょう!
キャビアってどんな料理に使えばいいんだ…
ぶっちゃけキャビアってあんまり食べる機会ないので、そもそもどうやって食べれば良いのか分からん!という人もけっこういるのではないでしょうか?俺も分かりません。タラコの食べ方なら熟知してるのに…。
ということでキャビアの使い方についてちょっと調べてみました。
キャビアは基本的にはクラッカーの上にちょこっと乗せたり、焼いたお肉の上にちょこっと乗せたり…といった感じに、メインではなく料理の+α要素みたいな使い方がメインです。
クラッカーやお肉以外にも、パスタに乗せたり豆腐に乗せたり、様々な使い方が可能です。
中にはイクラ丼ならぬキャビア丼という贅沢な使い方をする人も…。キャビアの使い方は幅が広いですね。
最後の余談:実はチョウザメはサメではない
キャビアの原料となるのはチョウザメの卵ですが、実はこのチョウザメ、サメとついてはいるけど実際はサメとは全然関係ない生物なんだとか。
チョウザメというのは硬骨魚類に分類される古代魚に近い種類の魚で、サメは軟骨魚類に属する魚。ぶっちゃけチョウザメはサメに似ているからという理由で名前がつけられただけなんですね。
俺も調べる前まではチョウザメってサメの仲間なんだろうな~と思っていたんですが、見事に騙されました。おのれチョウザメ。
チョウザメに騙されたというか、お前が勝手に勘違いしてただけなんだけどな。
結論:偽物でも美味しければいいじゃない
うん、偽物でも美味しければいいんじゃないの?
と、俺は思いました。
でも、ブランド物はブランド物でなんとも言えない満足感があるんだろうな~。
ちなみに、寿司のねぎとろなんかも、安いやつだと「アカマンボウ」が使われていたりするらしいですね。
最初にそれを知った時、俺は「アカマンボウうまいじゃん!!すげー!」と思ってしまいました。はい。
貧乏舌です、すみません。反省してます、質より量とか言ってすみませんでした。
今回のまとめは、
・キャビアには偽物が出回っている
・ラベルに「ランプフィッシュ卵」と書いていたら偽物
・パンにくっつけてみて、黒いシミが出来たら偽物
これにかんしては賛否両論でしょうねー。
ってか、こんな見分け方しなくても、そもそも値段で分かるような。
私は、タラコ派であると!
すみません、寝てきます。そろそろ本気で怒られそう。