なべざらし

ドリンクバーが怖くなった

さぼすけ

また変な知識ばっかり詰めて。今度はどうした?

なべざらし

コーヒーを飲んで元をとるには30杯くらい飲まなきゃいけない…。全部砂糖とミルクを入れたいから太っちゃいそうなんだよね

さぼすけ

色んな意味で死ぬぞ(カフェインやら糖質やら)

 

ファミリーレストランや焼肉食べ放題などで見かけるドリンクバー。

 

「200円で飲み放題なんて、なんてお得なんだろう!」と思ってついつい一緒に頼んでしまうこともよくあると思います。

 

しかし実は…「ドリンクバーはお店側が高確率で儲かる」という事実があるのです。

 

ドリンクバーでお店が損をしない理由

 

ドリンクバーって良いですよね。色んな飲み物があってそれが全部飲み放題。一応商品を買っているわけだからドリンクバーで長時間粘るというのもメンタルの強さによっては可能です。

 

しかも何だか飲み放題って簡単に元をとることが出来そうにも思います。食べ放題・飲み放題となるとやはり「元を取らなきゃ!」と考えてしまう人も多いのではないでしょうか?

 

俺も過去に何度かドリンクバーを頼んだ時に「絶対に元をとってやるぜ!」と、頑張った記憶があります。いやぁ、懐かしいなぁ。

 

しかし、あの努力は殆ど無駄だったことが判明しました…。

ドリンクの原価は?

 

今明かされる衝撃の真実!ということで、ここでドリンクバーで利用出来るコーヒーやジュースの原価を見てみましょう。

 

・ジュース…20円

・炭酸飲料…15円

・コーヒー…25円

・100%ジュース…30円

 

実は高く見積もってもこのくらいなんですよね…。

 

ファミレスなどでは、ドリンクバー単品の場合300円~400円で利用することが出来ます。

 

つまり10杯~20杯飲んだ程度では、元がとれない可能性が高いんですよね…。なんてこった!

 

さぼすけ

元を取ろうと思って10杯も20杯もジュースとか飲んでたら腹がタポタポになってしまうな。

なべざらし

俺の腹は元々タポタポだし恐れるものはない!…けどさすがに10杯も20杯もジュースやコーヒーばっかり飲みたくない…。

 

お客さんはジュースだけを買うわけではない

 

しかも、ファミレスに来たお客さんが全員「ドリンクバー」だけを購入するとは限りません。何か一緒に料理やデザートを注文しますよね。(ドリンクバーだけを頼んで粘るというのは前述の通り強い心が必要です…。)

 

また、料理と一緒にドリンクバーを頼めばドリンクバーを単品で買うよりも安くなるというお店も多くあります。

 

そのため、例えドリンクバーでプラマイ0になったとしても、そっちのほうでしっかりと儲けることが出来る仕組みになっているわけです。

 

ていうかついでにいうと、普通の食事でジュースやコーヒーを10杯も20杯もおかわりする人はあんまりいないでしょう。なので、ドリンクバーを注文するというのはお店側にとっては高い確率で利益につながるってことなんですね。

 

ビジネス用語では、客寄せ商品のことを「フロントエンド」なんて呼んだりしますが、ファミレスのドリンクバーはその役割を果たしていると言えます。ファミレス策士だな…。

 

なべざらし

俺たちはファミレスの手の平の上で踊っていたにすぎなかったのだ!

さぼすけ

これがファミレスの経営戦略なのか!?

なべざらし

悔しい…でもドリンクバー頼んじゃう…。

 

炭酸水の罠

 

これは俺の体験なので全く聞いても面白みがありませんが…。

 

昔、炭酸飲料が健康に良いということを知り、ファミレスに言っても炭酸水しか飲まなかった時期があります。

 

そして、現在あらためて炭酸水の原価を調べてみて倒れそうになりました。

 

炭酸水の原価は…なんとたったの5円(!?)

 

200円くらいのドリンクバーだったとしても、炭酸水で元を取るには約40杯も飲まなくてはならない…。

 

泣きたくなりますね。元をとるぞー!と頑張っていた自分の想像力の無さに苛立ちます、このやろーっ!

 

炭酸水は美味しい。所詮、世の中は満足度

 

で、でもさ、満足出来ればそれでいいよね! その時の俺は「きっと健康になる!」と本気で思っていてイキイキしてましたから!

 

居酒屋なんかのお酒やドリンクバーの粗利も50%~70%と聞きますし、それを「損をした」と思っちゃうのも人生を損した気分になります。

 

そもそも元を取るためにドリンクバーを頼むんじゃない!好きな飲物を自由に楽しめるという満足感を得るために頼んでいるのだ!

 

元が取れないからって…く、悔しくないもん…。

 

基本的に炭酸系はドリンクバーの中でも安い

 

炭酸水にまつわる俺の失敗談というどうでもいいお話からついでにつなげていきますが、実は基本的に炭酸系の飲み物というのはドリンクバー軍団の中でも原価が安い方に入るようです。

 

何故なら、原液と炭酸水をお店で混ぜればいいから!というもの。安い原液と安い炭酸水を仕入れて、混ぜるのは自分たちでやればその分コストを削減出来るということですね。何でも自分でやった方が安いというのは世のですね。

 

ということで、例えばコーラやメロンソーダなどもドリンクバーのラインナップによくある定番ドリンクですが、実はやつらも炭酸水同様原価はかなり安い…。

 

原価を気にする人たちにとってはやられた!と思う方もいるかもしれませんが、まあそもそもドリンクバーで元を取るの自体が難しいしもう深く考えるのはやめましょう…。

 

なべざらし4

炭酸系の飲み物ってジュース+炭酸ってことでジュースよりも高いんじゃないかと思ったけど、実はやすかったんだね…。

さぼすけ

たまにドリンクバーでコーラを飲もうとした時に、色の薄いほぼ炭酸水なコーラが出てくる時があるけど、あれはコーラの原液の方が切れちゃってたってことだったんだな。

 

余談:ドリンクバーってどこから始まったのか?

 

元を取ることは現実的には不可能、しかしついつい頼んでしまうドリンクバーという悪魔的サービス。

 

このドリンクバーは一体いつどこで始まったのか!?と言いますと、1992年の日本で生まれたんだとか。

 

事の発端はガストやバーミヤンなどの外食チェーンを経営する会社であるすかいらーくグループの子会社であるグリーンテーブルがガスト小平店のプロトタイプ店舗を作ったことです。

 

このガスト小平店で初めてドリンクバーは設置されたのですが、これが大ヒットを呼び、マスコミにも取り上げられて一気に知名度が上がったそうです。そこから今日のドリンクバーの普及に至ったということですな!

 

ちなみに、当時のドリンクバーというのは「ホットドリンクバー」という名称で、その名の通り暖かい飲み物のみのサービスだったそうです。現代では冷たい飲み物も暖かい飲み物も両方楽しむことが出来ます。いい時代になったもんだなぁ…。

 

結論:ドリンクバーは20杯以上飲まないと元がとれない

 

というわけで、ドリンクバーで元を取るには10~20杯くらい飲まないといけません。

 

コップ一杯200mlとして、4リットルほど飲まないといけないわけですね。さすがに飽きるし腹がいっぱいになっちまうよ…。

 

さて、ということで今回のまとめは、

 

・ドリンクバーの原価は一杯約15円前後

・炭酸は一杯5円 ぐぬぬ…

・基本的に炭酸系の飲み物は総じて原価が安い

・ドリンクバーで元を取るには10~20杯以上飲まないといけない

 

といった感じになりました。

 

ok今度からは原価の高い100%ジュースか、砂糖入りのコーヒーだけ飲んやる!!

 

え? 太る?

なるほど、今度はそういった悩みが出てくるのか…。

恐るべしドリンクバー!