なべざらし

仕事疲れた~。疲れすぎてお腹減ったのに何も作る気力が起きない。このままでは餓死してしまう…。

さぼすけ

それは大変だな。

なべざらし

というわけでさぼすけさんや、俺にまだ息があるうちに何か美味しいもんを作っておくれ…。頼んだぞ。

さぼすけ

何で俺が…断る!「情けは人の為ならず」ということわざもあるし、自分で飢えを凌ぐんだ。

なべざらし

フッフッフッ…さぼすけ君、実はその「情けは人の為ならず」は使い方が間違っているということをご存知かな?

さぼすけ

何っ!?そんな馬鹿な!

なべざらし

今回はそんな無知なさぼすけのために、俺が真の「情けは人の為ならず」の意味について解説してやろう!だから飯作って!

さぼすけ

断る!

 

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情けは人の為ならずとは?

 

日本のことわざに「情けは人の為ならず」というものがありますよね。

皆さん一度は聞いたことがあるのではないかと思います。

 

何だか言葉の字面を見てみると、

「相手に優しくしてあげるのは、結局相手のためにはならない!」

という意味のようにも見え、実際そうした意味として使っている人も多いと思います。

 

しかし、実はこの「相手に優しくするのはよくない!」という意味は、

本来の「情けは人の為ならず」の意味ではないんだそうです。

 

情けは人の為ならずの本当の意味とは?

では、一体本当はどんな意味なのかというと、実は…

 

人に情けをかけるのは、

最終的に巡り巡って自分の元に親切が戻ってくる。

だからみんなに親切に接しないさい。

というもので、むしろ相手に情けをかけることを

ガッツリ推奨している言葉だったのです。

なべざらし

ということで俺にも親切にするべきじゃないか?

さぼすけ

(このアザラシからは親切が返ってくるんだろうか?)

 

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情けは人の為ならずには実は続きがある!

そもそも、「情けは人の為ならず」という言葉は、

そこで終了しているものではなく、実は続きがあるのです!

 

情けは人の為ならずの全文を表すと

「情けは人の為ならず、めぐりめぐって己がため」

となります。

 

元々の全文を見ても、実際は

「周りに優しくしましょう!自分にも優しさが巡ってくるから!」

という意味だったということが明白です!

 

さぼすけ

続きの文を見るとたしかに親切を推奨している言葉なんだな~ってのが分かるな。

 

何故全く逆の意味に間違われたのか?

 

本来は皆に親切にしよう!情けをかけまくろう!

という意味の言葉だったのに、

何故現代では全く逆の意味に間違われてしまったのか?

 

原因はやはり、その紛らわしい言い方にあると思います。

 

「情けは人の為になる」+「打ち消しの意味の『ず』」だと、

どうしても「逆に人の為にならない」という意味に考えてしまいやすいですよね。

「人の為だけではない」ということを言いたいのだとは思いますが…。

 

ちなみに、「人の為にならない」という意味にするためには、

正しくは「情けは人の為なるべからず」となるらしいです。

日本語って難しい…。

 

また、最後の「めぐりめぐって己がため」の部分まで入れると

面倒なので端折られてしまうことも多かったんだと思います。

 

なべざらし

言葉が長いから省略したら、そのせいで元々の意味とは別の意味になってしまったっていうのも何だか納得行かない感じの話だよね。

 

情けってちゃんと自分に返ってくるのか?

これってけっこう重要な問題だと思いますが、

人にかけた情けというのは本当に

ちゃんと自分に返ってきてくれるのでしょうか?

 

…まあぶっちゃけると、自分が誰かに行った親切が

自分のところに回ってくるというのは

相手の性格次第、そして運次第なところはあると思います。

 

しかし、人間には一応、何かをしてもらったら

お返しに良いことをしてあげないといけない!

…という心理があります。

 

その心理を「返報性の法則」と言います。

けっこう有名な心理なので聞いたことがある、

知っているという方も多そうですね。

 

人間にとって、誰かに助けてもらったり、

誰かに何かをもらったりするというのは、

実は「相手に対して負い目がある状態」と無意識に感じてしまいます。

 

そのため、恩返しをしてその負い目をチャラにしなければ!

…と感じ、お返しをしたくなるんだそうです。

 

そうした心理が人間に備わっているというのなら、

人に優しくすれば自分にもその優しが巡り巡って返ってくるというのは、

あながち単なる迷信ではないようにも思えます。

 

さぼすけ

ちなみにこの返報性の法則は商売の世界でもけっこう使われているらしいぞ。スーパーで試食品を配っているのは商品の良さをアピールするだけではなく、この返報性の法則を応用しようという狙いもあるのだ。

なべざらし

俺は鋼のメンタルの持ち主だから試食品を食えるだけ食ってさよならするという芸当も可能だ!

さぼすけ

買ってやれよ。

 

周りからの評価も上がりそう

 

また、関わる人々皆に優しく接していれば、

その分多くの人に好かれて良い人間関係を構築出来そうですし、

世間での評判も良くなっていくでしょう。

 

そうした中から何かしらのメリットを受けることも

多分0ではないんじゃないかな~と思います。

 

そういった意味でも、情けは人の為ならず。

自分にもメリットがある!と言えるのではないでしょうか。

 

親切というのは絶対とは言い切れませんが、

多分何らかの形で自分に返ってくると思いますので、

皆さんぜひ相手には親切に接してあげましょう!

 

情けは人の為ならずに関連する言葉とは?

 

最後に、情けは人の為ならずという言葉に

関連してそうな言葉をいくつかご紹介していきたいと思います。

 

積善の家には必ず余慶あり

 

最初にご紹介することわざは、

「積善(せきぜん)の家には必ず余慶(よけい)あり」です。

 

「積善の家」というのは文字通り、「善行を積んだ家」ということで、

「余慶」というのはその善行に対して起こる報いのことを表しています。

 

善行を積み重ねてきた家には、その分良いことが起こるということですね。

 

なべざらし

同じような言葉が作られて、それも後世に残っているということは、やはり情けは人の為ならずというのは正しいってことなんじゃないかな?

さぼすけ

少なくとも正しい可能性はアップしてるよな。

 

因果応報

 

続いては「因果応報(いんがおうほう)」についてです。

 

これは有名な四字熟語なので

耳にしたことがあるという方もけっこう多いのではないでしょうか?

 

因果応報というのは元々は仏教用語で、

「良いことをしたら良いことが起こる、悪いことをしたら悪いことが起こる」

という意味を表した言葉です。

 

別の表現として善因善果、悪因悪果、三世因果と言われることもあります。

 

当然といえば当然ですが、世の中返ってくるのは良いことばかりではありません。

誰かに悪いことをしたら仕返しされたり、然るべき処罰を受けるなど、

自分にとって悪いことが起こるというのもまた自然な流れですよね。

 

みんなも悪事を働くのはやめましょう!

いつか自分がエライ目に遭うかも知れませんよ。

 

なべざらし

みんながみんなに親切にする世の中になれば平和ですな。

 

情けも過ぐれば仇となる

 

こちらのことわざは、情けは人の為ならずの対義語のような意味です。

 

というのも、このことわざは

「良いと思ってやっている親切も、やり過ぎると相手にとって迷惑になることもある」

という意味だからです。

 

相手に親切にするのはいいですが、

親切の押し売りは相手にとっても邪魔になってしまいますよね。

 

良かれと思ってやったことが

相手にとっては余計なお世話になっていた…

というのは何だか双方モヤモヤした感じになります。

 

相手に親切にする場合は、ちゃんと相手の意志を窺ってからの方が良さそうですね。

 

なべざらし

さぼすけがご飯食べるの遅かった時にお腹いっぱいなのかなと思って、残りを食べてあげようとしたらトゲトゲラリアットを食らいました。親切も時と場合を考えないとダメですな。

さぼすけ

俺が食うの遅いんじゃなくてお前が早いんだよ…。てかあれは単にお前が食い足りなかっただけだろ。

 

皆も親切な心を忘れないように!

 

本当は親切にしていればその親切が自分にも回ってくるよ、という

素晴らしい意味のことわざだった「情けは人の為ならず」。

 

色々あって逆の意味として捉えられることも増えましたが、

ちゃんと本来の意味で覚えておきましょう!

 

あなたも親切心を忘れないように!なべざらしとの約束な!

 

なべざらし

ってことでボランティアとかやってる夢を見ながらねます。

さぼすけ

現実でボランティアしろよ。