ぐわあああああああああああああ臭ええええええええよおおおおおおおお!!!!!! ビタンビタン
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どうした?一体何があったと言うんだ?
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いや、部屋にカメムシがいたから撃退しようとしたら、最後の最後にイタチの最後っ屁を撒き散らかされて部屋の空気が汚染された。
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まあイタチではないけどな。
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幼児を人質に取っている誘拐犯を説得する時の交渉人の如く、慎重に対処しようとしたんだけどダメでした…。
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やつらはちょっとした刺激ですぐに臭い匂いを撒き散らかすからな~。
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今後やつらが出てくる度に嗅覚に甚大な被害が出ると思うと恐ろしい…。一体どうすればいいんだべ…。
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そういう時こそ、まずは敵の情報を集めるのが先決だ!
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というわけで!今回はカメムシについての雑学を紹介していきます!
カメムシとはどんな虫か?
では、まずはカメムシとはどんな虫なのか?
その生態について見てみましょう。
カメムシというのは、
カメムシ目・カメムシ亜目・カメムシ科に属する昆虫の総称で、
厳密には「カメムシ」という名前の虫はいないんだそうです。
とんでもない悪臭を放つことで有名で、
外国でも「stink bug(臭い虫)」と呼ばれているようです。
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まあ当たり前だけど、海外でもやっぱり臭い虫っていう扱いなんだな。
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カメムシの臭さは世界共通。
五角形のように見える形が特徴で、
日本では緑色や茶色の種類がよく見られますが、
海外になるとオレンジ色をしている種類などもあり、
カラーリングが無駄に豊富なのも特徴。
ちなみに世界中でなんと9万種類ほどのカメムシが発見されているんだとか。
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あんなくせーのが9万種類もいると考えるとたまったもんじゃないな…。
カメムシの口はストローのような形で頭の下に折り畳まれており、
主に葉っぱや茎や果物などにこのストローを刺して
中の汁を吸って栄養としています。
カメムシはよく田んぼの稲やミカンなどの果物からもエキスを吸うので、
単純に臭い匂いを出す不快害虫としてだけではなく、
農業的にも害がある害虫として有名です。
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あらゆる面で迷惑なやつらだな!
カメムシの臭いはガスではなく液体?その成分とは?
カメムシの最大の特徴として知られている臭い匂いをですが、
実はこれは臭いガスを噴出しているのではなく、
臭い液体を分泌しているんだそうです。
カメムシは外敵から襲われたり刺激を受けると
胸部の後ろ側にある臭腺という所から
この臭い液体を分泌し、身を守ろうとします。
ちなみにこの臭い液体の成分は
・アルデヒド
・エステル
・酢酸
・炭化水素
・ヘキサナール
・トランス-2-ヘキセナール
などなど。
また、群れで生活するカメムシの場合は、
外敵が来た場合は高濃度の液体を出して仲間に危機を知らせるそうで、
一気に周りのカメムシが退散していく様子が見られるんだとか。
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単純に自分達にとっても臭すぎて逃げてるだけじゃないのか…。
さらに、この液体は低濃度で分泌することによって
仲間を集めるための集合フェロモンのような働きもするそうです。
臭い液体はカメムシにとっても有害!?
ちなみに、先ほどご紹介した臭腺から分泌される液体は、
カメムシにとっても有害な成分で出来ている諸刃の剣とも言えるもの。
そのため、カメムシの体表は厚いセメント層で覆われており、
この液体が体内に浸透してしまうのを防いでいるんだとか。
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カメムシってけっこう昆虫の中では堅い体をしてるって思ってたけど、こういう理由があったんだな~。
また、臭いもカメムシ自身にとって危険なもののようで、
例えば瓶やペットボトルなどの密閉空間にカメムシを閉じ込め、
振るなどして刺激すると臭腺から例の如く臭い液を出しますが、
この自分自身が出した匂いによって死亡する場合もあります。
ちなみに、このカメムシを捕獲した瓶やペットボトルなどの中に
スズメバチなどの他の昆虫を入れてみると、
あまりの悪臭に悶え始めて痙攣し、最終的には死んでしまいます。
他の昆虫からしてみてもカメムシの匂いは文字通り死ぬほど臭いということですね。
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カメムシは自分自身の中に、自分自身で扱いきれないような悪魔のような兵器を内蔵しているということか…。
ただ、これはあくまで密閉空間での話なので、
自然界では自分の匂いによって死ぬと言う
間抜けな結末を迎えることはありません。
カメムシは冬はどうしているのか?
昆虫というのは寒さに弱いものが多いですが、
カメムシも当然例外ではありません。
カメムシは基本的に集団で越冬する生き物。
そのため10月や11月などの秋の頃になって気温が下がってくると、
越冬に適した環境を求めて集団で移動します。
主に木の割れ目や石の下や葉っぱの下などで越冬しますが、
普通に人間の家屋にも浸入しまくって勝手に越冬します。
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まあカメムシにとっても寒い屋外よりだったら、暖かい屋内の方が都合がいいだろうしな。
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こっちにとっては偉い迷惑ですけどね。
換気扇の隙間や窓のサッシの隙間など、
小さな隙間から容赦なく侵入してくる
ので
彼らの越冬を防ぐのは至難の業。
そのためカメムシが多い地域では、
秋になると家の照明器具の周りをカメムシが
ヴーンという重低音を鳴らして飛び回ると言う
恐怖の光景がよく見られます。
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あの羽音がまた危機感を煽られていやなんだよね…。
やがて冬になると気温の低下によって動きが鈍くなり、
大人しく越冬モードに突入して暖かくなるのを待ちます。
そして、春になって暖かくなると、
カメムシ達は再び活発になって顔を出し、
屋外に飛び去って行くのです。
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つまり春と秋はカメムシをよく見る季節ってことか。
カメムシの別名多すぎ問題
一般的にはカメムシと呼ばれている彼らですが、
実は地方によって呼び方は様々で、
それらを並べてみるとかなりの数になります。
日本国内でのカメムシの呼び方の例を挙げてみると
群馬県や埼玉県北部:
・ワクサ
・ワックサ
一般的な別名:
・ヘコキムシ
・ヘッピリムシ
青森県:
・クセンコ
・クセンコムシ
秋田県:
・アネコムシ
・ヘメコムシ
・ヒメコムシ
・ドンベムシ
新潟県:
・ヘタガニ
・ヘチガネ
・ジョロピン
長野県:
・ヘクサクン
・トモコチャン
富山県や山形県:
・ヘクサンボ
山形県や福島県:
・ヘクサムシ
・ヘクソムシ
岐阜県:
・ガメ
・ノブコムシ
和歌山県:
・マナゴ
兵庫県:
・ジョンソン
・ジョロムシ
・オヒメサマ
京都府:
・ヒメムシ
・ヨメサンムシ
兵庫県や岡山県:
・ガイザ
・ガイダ
・カイダムシ
島根県西部:
・ホウムシ
岡山県や広島県:
・ハットウジ
・ハトウジ
山口県:
・ホウジ
愛媛県:
・ジャクジ
・ジャクゼン
・ブイブイ
九州地方:
・フウ
…と言った感じで、数えるのが面倒臭いくらい
たくさんの呼び方派生が存在します。
なので、他県に行った時にカメムシの事を
自分の地域の方言で呼ぶと、
周りからは「何それ?」となる可能性高し。
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ていうかジョンソンとかトモコチャンとか、ちょくちょく個人名っぽいのが混じってるのは何なんだ…悪意を感じる。
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個人名を付けた人は全世界のジョンソンとトモコチャンに土下座して謝ろう。さすがに許されんぞ。
カメムシ対策として有効な手段は?
はっきり言って家の周りや屋内にいられると迷惑なカメムシですが、
では一体どんな対策を取ればいいのでしょうか?
最後にカメムシを撃退するのに有効な対策と、
有効ではない対策についてご紹介していきます。
では、最初は有効ではない対策についてご紹介していきます。
まず、カメムシを見つけた際に
丸めた新聞紙やスリッパなどで叩くこと、
これは有効な対策とは言えません。
前述の通り、カメムシは外敵から身を守る時や
刺激をを受けた時などに匂いのついた液体を分泌します。
そのため、叩くというのは分かりやすく刺激を与える行為なので、
万が一仕留めそこなった時などに悪臭による反撃を受ける可能性大です。
また、強く叩きすぎて潰してしまった場合も、
中の臭い液体が飛び散ってしまって
悪臭によって苦しい思いをする可能性があります。
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つまりカメムシに対して打撃攻撃は難しいということか…。
掃除機は危険!
次に、掃除機などで吸いこむというのも危険です。
「カメムシに出来るだけ触りたくない!」ということで、
掃除機などで吸いこんでしまうという場合があります。
しかし、カメムシは吸い込まれると緊急事態と判断して臭い液体を分泌し、
その匂いが掃除機の後方から排出されてしまって部屋が地獄絵図になる場合があります。
最悪掃除機の中がカメムシの匂いで汚染されてしまい、
買い替えた方がマシになってしまうこともありますのでやめときましょう。
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最後の最後まで抵抗してくるのがカメムシの恐ろしい所だな。
では、次は有効な対策についてご紹介していきます。
一つ目、家の中でバッタリと
カメムシに遭遇してしまった時に有効な対策、
それはガムテープを使うことです。
やり方は簡単
1:ガムテープを適当な長さに切る
2:ガムテープをカメムシの背中にペタッとくっつける
3:そのままガムテープをカメムシを中心に、潰さないように折り畳んで密閉する
4:ゴミ箱とかに捨てる
これだけでカメムシを匂いが出る前に始末出来ます。
カメムシは動きが遅いので、手の届く範囲にいるなら
この方法はけっこう簡単に実践出来ます。
また、殺虫剤や凍結させるスプレーで撃退するのも有効です。
次はカメムシが屋内に入って来にくくする対策です。
カメムシは春や秋になると、家の外壁の
日光が当たって暖かくなっている部分などによくくっついています。
したがってそうした場所に
あらかじめカメムシ用の殺虫剤を塗布しておくと、
侵入される前に駆除することが可能です。
また、換気扇などの狭い部分も、
スプレーの薬剤でコーティングしておくとよいでしょう。
カメムシまとめ:どこ行っても臭い虫扱いされてるのには納得してしまった
今回はカメムシの生態や対策など、
カメムシに関する雑学を紹介しました。
カメムシは日本の各地域でも「ヘクサ~」とか「クセ~」とか、
臭い匂いに関係ありそうな名前で呼ばれているだけではなく、
海外でも臭い虫という名前をつけられていて、
やはりみんな考えることは一緒なんだな~と思いました。
ガムテープでお手軽に対策出来ると言うのは
俺としてはけっこう嬉しい情報だったので、
今度カメムシと遭遇してしまった時は是非実践してみたいと思います。
なんにせよ昆虫界のくせーやつ代表のカメムシ、
出会わないに越したことはありません。
出来れば現れないでくれることを祈るばかりです。
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次はカメムシを一瞬で仕留められるように頑張りたいと思います。それではおやすみなさい~。