はぁー。 そろそろ被ってるナベが傷んできたから変えるかな。ヤドカリみたいに。
ヤドカリみたいに…って、ゴミ捨て場とかに落ちているナベを探してくるのか? 大変そうだな。
いやいや(笑)普通に金物屋で買うにきまってんじゃん(笑)いちいち探すなんて面倒くさい(笑)
もっとヤドカリみたいに努力しろ。
ヤドカリって生き物が存在しますよね。
そうです、あの俺みたいに、いつも殻を被ってる生き物です。
あの殻は生まれたときからあるのではなく、
その辺に落ちている巻貝を使用しています。
自分の成長に合わせて、
一緒に大きくなってくれるわけじゃないんですよね。
ちなみに、俺の容姿はこんな感じになってます。
俺が被ってるのは「殻」じゃなくて「ナベ」だけどね。
またまた話が脱線しそうなので戻します。
ヤドカリの殻は自分の成長に合わせて大きくなるわけじゃないので、
成長に合わせて「自分のサイズにあった殻」を探さなくてはなりません。
いったい、どうやって自分の体のサイズにぴったりの
「殻」を見つけているんでしょうか?
俺の場合はナベが傷んできたら適当な金物屋にでも行けば解決しますが、
ヤドカリの場合はそうもいきません。
なんせ、貝殻は自然のものなので、大きさだってバラバラです。
そんな中から、自分の体に合っている殻を探し出すなんて
想像しただけでも苦労が伝わってきます。
というわけで、今回は
「ヤドカリは、なぜ自分にぴったりのサイズの殻を見つけることが出来るのか」
について見ていきたいと思います。
ヤドカリはハサミを上手に使って殻のサイズを測っていた?
結論から言ってしまうと、
「ヤドカリはハサミを上手に利用して殻のサイズを測っている」
ことが分かりました。
ヤドカリのハサミは基本的に
「左右のどちらかが大きく」
なっているそうです。
その「大きくなっている方」を
引っ越し先候補の殻の中に突っ込んで
殻の中でハサミを開きます。
ヤドカリは
「ハサミの開き具合」
で、自分にぴったりの殻なのかどうかを
見極めることができるんですね。
いや~…凄いなぁ。
人間も手や指を使ってサイズを測るときがありますが、
ヤドカリも似たようなことをしているわけですね。
何とも画期的な…!
ちなみに、ヤドカリとタラバガニは親戚だった?
もう一つ、ヤドカリについての雑学に触れてみましょう。
結構有名な話かもしれませんが、
「タラバガニはヤドカリの仲間」
なんですよね。
タラバガニ(鱈場蟹、学名:Paralithodes camtschaticus、英語:Red king crab)は、十脚目(エビ目)- 異尾下目(ヤドカリ下目)- タラバガニ科 (en) – タラバガニ属 (en) に分類される甲殻類の一種(1種)である。タラバガニ属はタラバガニを含む5種からなる。和名に「カニ」の名があるが、生物学上はヤドカリの仲間である。
食用に珍重され、分布域の沿岸では重要な水産資源の一つとなっている。Wikipedia
カニは基本的には足が10本なのに対して、
タラバガニの足は8本しかありません。
※正確には、見えない小さな足がもう2本あります。
更に、ヤドカリやタラバガニは前進することが可能なんですが、
他のカニはイメージ通り「横に移動」することしかできません。
似たような容姿をしているのに、
細かいところで結構違うんですね。
まあ、どっちも美味しいからいいんだけどね。
でも、
「タラバガニはヤドカリだった」
と聞くと、あまり良いイメージを持たない人もいるかもしれません。
今まで食べ物という認識が無かったわけですからね…。
でも大丈夫!
日本でも
・ヨコスジヤドカリ
・アカホシヤドカリ
・イシダダミヤドカリ
など、大型のヤドカリを食べる文化が存在するそうです!
めっちゃ食べてみたい!
しかし、タラバガニとは違って、
食べるところが少ないみたいなので
思ったよりも物足りないかもしれませんね。
でも食べてみたい!!(しつこい)
結論:お腹が柔らかいから殻を被ったのかな?
ヤドカリのお腹は、とても柔らかいそうです。
柔らかいからこそ、殻を被って守ろうとしたのかな?
自分は「落ち着くから」とかいう変な理由でナベに入ってるから、
少しはヤドカリを見習って意味のあることをしないとな。
ま、面倒だから明日やろうっと。
というわけで、今回はこのくらいで終わります!
最後まで見てくれてありがとうございました!