なべざらし

あー! 田沢湖旅行面白かったなー!

さぼすけ

お、インドア派のお前にしては珍しいじゃん?どうしたの?

なべざらし

親戚のあざらしに引っ張り出された。

さぼすけ

そんなことだろうと思ったよ。

 

つい最近、秋田県の仙北市にある「田沢湖」に行って参りました。

 

昔、俺が幼かった頃(子あざらしの頃)に
カヌーをしに行った記憶がありますが、

大人になってから数年間(十数年間??)は
一度も足を踏み入れたことはありません。

 

そんな中

「なぜ突然田沢湖に行こうかと思ったのか」

と言えば

 

「親戚が突然やってきて、お土産買いたいから付き合ってくれ」

と言われたからです(涙)

 

行く前は「面倒だな」とか思ったりしてたんだけど、
いざ行ってみると結構楽しかったなぁ。

 

 

 

そんなわけで、今回は田沢湖についての
雑学に触れてみたいと思います。

「辰子姫の伝説」という言い伝えもあり、
結構楽しめたよ!

 

 

田沢湖ってどこ?辰子姫の伝説とは?

 

辰子姫

※実際に撮影した辰子姫の像

 

これが田沢湖の中にある辰子像です。

 

金ぴかで綺麗な像でしたよ。

 

ちなみに、この辰子姫に関する面白いエピソードもあります。

 

が、その前に

 

「田沢湖って何? そんなマイナーな湖知らないんだけど」

と言う人の為に、軽く説明してみたいと思います。

※俺もそんなに詳しくないんだけどね。

 

田沢湖を一言で説明するなら

日本一深い湖

です。

 

(結構有名なのかな?)

 

最大水深はなんと

423・4メートル

になります。

 

おいおい!ゼニガタアザラシを210匹並べた長さなのか!

これはシャレになりませんな~。

 

ちなみに、日本で2番目に深い湖は

「北海道にある支笏湖」

だそうです。

こちらは最大水深360メートルほどだそうです。

 

 

クニマスが有名

 

田沢湖にはかつて「クニマス」と呼ばれる魚が存在していました。

 

しかし、湖の水を利用した発電所が作られ、
無くなった水の代わりに「近くの川」の水を湖に入れたところ、
あまりにも酸性が強すぎてクニマスが絶滅してしまいました。

今では「幻の魚」と言われています。

 

1940年、電力供給増加のために田沢湖の湖水を利用した水力発電所(生保内発電所)が建設された。田沢湖から流出する湖水を賄うため、1940年1月20日から玉川の水を導入したが、玉川毒水と呼ばれる塩酸を含む強酸性の水が大量に流入したため、1948年の調査では表層付近の pHが4.8前後と急速に酸性化し、同年にはクニマスの捕獲数はゼロになり絶滅が確認された。 WIKIより

 

しかし! なんと2010年に山梨県の西湖で

「田沢湖にしか存在しないと言われているクニマスが発見」されました。

 

サカナ君さんがクニマスのイラストを描こうと思い、
ヒメマスを取り寄せて参考にしようとしたところ

「本当にクニマスだった」

ことから、絶滅ではないことが分かったそうです。

 

なんか色々と凄い…。

 

その昔、絶滅寸前になったクニマスを、
他の湖に移すプロジェクトがあったそうですが

その時の生き残りだとも言われています。

 

当時は失敗したと言われていたそうですが、
見事に成功していたわけですね。

 

現在は「里帰りプロジェクト」と呼ばれる企画で
クニマスを田沢湖に返そうとする動きがあるそうですが

まだまだ田沢湖は酸性が強いみたいで
酸性に耐性のあるウグイしか生息していないみたいです。

いつか田沢湖に泳ぐクニマスを見てみたいですね。

 

ちなみに、しっかりとウグイにエサをあげてきましたよ!

辰子像の近くに魚のえさを売っているところがあるんですね。

 

こんな感じです。

 

田沢湖のエサ売り場

 

この写真の奥にある神社で、
エサだけではなく「おみくじ」なんかも売られていました。

 

そして、面白かったのはこの写真。

 

魚のエサあります

 

初見では思わず吹き出してしまいました。

 

だって…

「魚を食べるカラスが『魚のえさあります』って書かれている看板の上にドヤ顔で止まっている」

んですよ…。

 

なんか、個人的には

「早く餌を使って魚をおびき寄せてくれよ。俺が魚を食うから」

という気持ちがビシビシ伝わってきましたよ。

 

ま、勝手な妄想はこれくらいにしておきますか。

 

ちなみに、エサをやると大量の魚が寄ってきます。

 

本当に大量です。

 

こんな感じになります。

魚を見るのが嫌いな人は注意してください。

 

ウヨウヨウヨーって出てきますから。

 

近くの食堂も美味しかった

 

辰子姫像の近くにある食堂にも行ってきました。

 

そこでは辰子ラーメンを頂きましたよ。

 

こんな感じでした。

辰子ラーメン

 

美味かった!!

 

最初は

「よく道の駅なんかで見られるラーメンかな?」

と思ったのですが、全然そんなことはなかった!

 

山菜が入っていて、普通のラーメンとは
しっかりと差別化されていたような気がします。

 

辰子ラーメン2

※山菜が入っているのがポイント

 

あと、アッサリなんだけど、結構ショウガが効いた味がした気がする。

スープまで飲んでしまった!

 

お値段も600円とお手頃なので、個人的には大満足でした。

 

また、お店の雰囲気も

「屋台と食堂が合体」

したような感じがして、めっちゃ落ち着きましたよ。

 

なんか懐かしい気分になるんだよね。

 

辰子食堂

※いい雰囲気だった!

 

なべざらし

あー美味しかったなぁ…

さぼすけ

おい、毎度のことながら、食い物関係の話になると長いぞ。いつ辰子姫伝説に触れるんだよ!

なべざらし

あ、そうだった!

 

辰子姫伝説に関しては、詳しくはコチラのサイトに載っているので、
ここでは簡単に要約してご紹介します。

 

昔、辰子という「とても可愛くて美人」な女性がいました。

 

その女性は

「この美しさを永遠のものにしたい!」

と思うようになり、近くの大蔵観音様に祈りを捧げるようになりました。

 

ある日、その観音様から

「北の山を越えた先にある泉の水を飲めば願いが叶うよ」

とのお告げがありました。

 

辰子は実際にその泉に行き、
お腹がすいたので泉の中を泳いでいた
美しい魚を食べてしまいました。

 

その直後、辰子は猛烈に喉が渇いてしまい、イズミの水を大量に飲んでしまいました。

 

すると、見る見るうちに辰子の体がおおきな竜になり、
その反動で山が崩れて大きな湖が出来ました。

 

こんな感じです。

 

その後、永遠を手に入れて満足げにしている辰子を見た母親が

「情けない…」

と言って、手に持っていた松明を湖に投げ捨てたところ、

その松明に尾ひれが付き、魚になったそうです。

 

これが先ほどご紹介した「クニマス」になったと言われています。

 

さて、少し長くなってしまいましたが
これで田沢湖旅行についての記事は終わりです。

 

子供の頃は

「うわー でっかい湖だなー! 日本一? すげー!」

なんてノリで思っていましたが、

 

大人になるにつれて、景色などの良さが分かるようになった気がします。

むしろ、年を重ねてガヤガヤしてるところが嫌いになったよ…。

 

また行きたいな~。他に自然豊かなところはないかなー。

 

じゃあね!

 

さぼすけ

景色なんて言ってるけど、お前ラーメンの話をしてた時が一番輝いてたぞ。

なべざらし

ギクッ!