進化論で有名なダーウィンが、生涯をかけて研究したのは「ミミズ」でした。44年間も研究を続けていたとか…。

「植物が根を張っている土は、全てミミズが通ってきている」という言葉を残すほど、ミミズは他の生き物にとって欠かせない存在らしいです。な、なるほど。

今回はそんなミミズの謎に迫ります。

ミミズってどれくらいいるの?

 

なべざらし

ミミズのフンとお店の肥料、どっちが栄養あるんだろう?

さぼすけ

どうなんだろうな~

 

ミミズは落ち葉などを食べて、そのまま消化、吸収して分解します。その後フンとして土になるわけですね。

 

ミミズの体内には多くの酵素があるため、ミミズからでたフンは栄養たっぷりなんだとか。外に見える土って、ほとんどがミミズのフンだったのか…。

ある日本の研究者が、日本の草地で「ミミズがどれくらい居るのか」を調査した結果、なんと1メートル四方に13匹のミミズが居ることがわかったそうです。

 

そして1年間に4キロものフンを出しています。なるほど…1年間で4キロ分の肥料ができているわけか。

 

そして100メートル四方の場合は、色んな種類のミミズが30万匹(!?)生息しています。いやぁ…多すぎじゃないですかね…。更に、1年間にするフンの量は100トンにもなるそうです。ひえ~。

ちなみに、ホームセンターなどでも「ミミズのフン」が多く含まれる土が売られています。1年間でこれだけの量になるんだったら、販売シても大丈夫なんですね。

ミミズのフンの役割

ミミズのフンには栄養が多く含まれています。

・炭素

・窒素

・カルシウム

・マグネシウム

・リン酸

・カリ

・アミノ酸

などが含まれています。

更に、先程も言いましたが酵素もたっぷり含まれています。

 

海外ではミミズのフンを「黄金の土」と呼んでいるところもあるそうですよ。

いや、肥料でダントツじゃないんでしょうか…。あまり肥料は詳しくないんだけどね!

 

ミミズの通った後にはこれほどの栄養が残っているわけです。本当に凄い生き物だな~。

 

そして、ミミズのフンは細かい団子状のような形をしている「団粒構造」と呼ばれるものなので、植物が育つのに非常に適した土なのです。

水はけがよく、雨が降ってもなかなか形が崩れません。保水力も強いので、干ばつにも強くなります。マジで凄すぎだろ…。

 

更に、粒と粒の間には隙間ができるので、ササラダニやトビムシなどの病原菌を食べてくれるありがたい虫が住み着きやすくなります。健康な土になるんですね。

 

結論:肥料+耕うん機=ミミズ

 

肥料だけではなく、土を耕してくれるなんて、なんて素晴らしい生き物なんでしょうか。

見た目で敬遠している人が多いと思いますが、見る目が変わった人も居るのではないのでしょうか。俺は変わりました。

 

今回のまとめは、

・ミミズは1メートル四方に13匹、100メートル四方に30万匹存在する

・ミミズのフンには栄養がたっぷり

・更に土を団粒構造にしてくれるので耕うん機の代わりになる

といった感じでした。

 

なんかもう隙が無いな!

お店で売られている肥料と、ミミズのフンってどっちが栄養あるんだろう?

気になったら調べてみよっと!

 

じゃあね!