なべざらし

あーイッカクずるいわ。同じ雪国育ちなのに、アイツばっかりツノとかつけちゃってさ。

さぼすけ

頑張って進化してきたんだろうよ。わがまま言うのはやめなさい。

なべざらし

アザラシにもツノがあってもいいと思うんだ。なんでこんなまるまるしてて可愛らしいフォルムなんだろう。

さぼすけ

満足そうだな。 

 

イッカクという生き物がいます。

 

イルカに一本のツノがついたような見た目をしており、古くは伝説の幻獣「ユニコーン」と間違われたりしていました。

そんな神聖な雰囲気のある「イッカク」ですが、今回はあの「ツノ」の正体に迫ります。

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イッカクについて

 

イッカクイッカクはイルカの仲間です。体長は4メートルほど。

 

老いると体が白くなるので、よく「シロイルカ」と間違われてしまいます。

基本的には5~10頭の群れで生活をしている生き物です。

 

そして、イッカクの象徴ともいえる「ツノ」ですが最近の研究では「歯」であることが分かっています。

 

イッカクのツノの正体

 

一角のツノは2本生えているうちの1本が、ねじれながら伸びていき「ツノ」になります。

つまり、物凄い「出っ歯」ということ…? いや、すでにそういうレベルではないような。

基本的にはオスがこの長いツノを持ちますが、メスにもツノが見られる場合があります。

 

そして、不思議なことに500頭に1頭くらいの割合で、ツノが2本生えているイッカク(ニカク?)が出現するそうです。不思議だなー。

ちなみに、悲しいことにこのツノは一度折れてしまうと元に戻ることはないそうです。

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なぜツノを持つようになったのか

 

アピールイッカクは繁殖期になると、オスたちはツノを使って争いを始めます。

 

争う、とは言っても、別にツノで相手を突き刺したりするワケではなく、大きさを見せ合ったりしているんですね。

先ほども紹介したとおり、このツノは一度折れたら二度と生えてくることがないので、ぶつけあったりして折れたりするリスクを考えると当然かもしれませんね。

 

そして大きい角があると認められたオスはたくさんのメスに囲まれるハーレム生活を送ります。なんてこった…。

 

更に最近の研究の結果では、かなり高性能な機能を持つことが分かりました。

イッカクのツノには内側から外側に向かう神経系の集合体ということが分かり、高度な感覚器官として機能していたみたいです。

 

つまり、ツノを使って「氷の外の温度」「気圧の変化」などを知ることが出来るんですね。

いち早く異変に気づくことが出来るわけです。ツノ高性能すぎ!

 

高値で取引される一角のツノ

 

お金テレビ「何でも鑑定団」にて、イッカクのツノが出展されたことがありました。

 

その時の額はなんと350万円(!?)

理由は、現在はワシントン条約で一角のツノの輸入が禁止されていて、非常に珍しいものだからだそうです。

 

イッカクのツノはユニコーンのツノ

 

その昔、ヨーロッパではイッカクのツノはユニコーンのツノとして売られていました。

 

江戸時代にもオランダの商人から2本に持ちこまれたと言います。

現在、日本に残っているイッカクのツノは、その時に流通したものもありそうですね。

 

結果:もはや歯と言えるレベルじゃない

 

たしかに歯といえば歯なのですが、あまりにも高性能過ぎて歯と呼んでいいものか疑問に思いますね。

 

ちなみに、イヌイットに伝わるイッカク神話では、ある女性がモリにしがみついたまま海に引きずり込まれ、その後シロイルカに取り込まれました。

その時のモリがイッカクのツノとなったと伝えられています。

 

なぜシロイロカが出てきたの!?と思うかもしれませんが、イッカクは老いると体が白く変化するためでしょう。

 

今回のまとめは、

・イッカクのツノは「歯」だった

・メスにアピールするために使われる

・更に外の気圧や温度を測るための手段として使われている

といった感じでした!

 

本当に生き物って不思議ですね。オレはてっきりあのツノを敵に突き刺して獲物を獲っているのかと思いました。

 

でも折れた時のこともしっかりと考えているんでしょうね…。たしかに二度と生えてこないと知っていれば大切にもしますわな。

俺もかっこいいツノが欲しい!

じゃあね!